※読まなくていいです。
この世界には6つの異能集団が有り、それぞれは「能力者」と呼ばれる超人たちで構成されている。
彼らは約6か月半にわたり『ヤキュウ』という能力比べの試合を行い、
144試合の戦いの末に「天下人」を決めるのだ!
(そういう設定なのだ!)(いま決めた!)
(書きながら決めるな!)
2011年までは異能集団『ずんどらご』が天下人となり国を治めていたが、
秋に“ジョイナスの政変”と呼ばれる内部クーデターが勃発!
ジョイナス新政府は「民衆と共に!」という薄っぺらいスローガンを掲げ見てくれのファンサービスで民衆を騙そうとしたが、
実際はお金をくれる企業・天下りOB・提灯マスコミなど自分にとって都合がいい虚飾にまみれた利益供与者だけに甘い汁を吸わせ、
民衆のことはせっせとカネを貢いでくるミツバチのようにしか思ってなかった事は民はもちろん犬や猫や虫やコケやプランクトンでさえ知っていた。
しかし、ジョイナス新政府によるブラック運営は表に出ることはなく、
虐げられた民衆の声は提灯マスコミによってことごとく隠蔽され、
捏造され、「ジョイナス新政権で民衆は大喜び!」
「そのとき神宮のスタンドは野次から歓声に変わった!」
「負けても面白いジョイナス野球!」
といった提灯報道による印象操作を行い、世界を欺いた。
ジョイナスから派遣された老監督が率いるずんどらごは練習不足・
試合での酷使・サインの書き過ぎで猛スピードで劣化が進み、
東の最大勢力『ジャイヤンズ』にコテンパンに叩きのめされ、
西の『タイギャース』にケチョンケチョンに打ちのめされ、
中国地方の『キャープ』にも歯が立たず、
そして泡沫勢力の『スワリャーズ』『ビャースターズ』にすら敗北を重ね、
空前絶後の「全チーム負け越し」という日本ジュニアもびっくりの完全敗北を喫したのである。
“暗黒のコーヒーブレイク”と呼ばれた2年間。民衆の心は荒み、
ナゴヤシティはゴーストタウンと化し、夢と希望はこの世から消えた。かに見えた。
しかし!
2013年秋、
金華山の麓に封印されていた伝説の勇者・シライが巨大隕石の衝突によって復活、
ジョイナス政権に勇猛果敢に戦いを挑み、
能力名『鶴の一声(アイ・アム・オーナー)』で悪人たちを一掃したのである!
そしてクーデター以前の指導者ミスター・オッチをGM(ガンダム・マスター)として呼び戻し、
失われた二年間を取り戻すべくずんどらごの再建に取りかかった。
ミスター・オッチはまず自分の片腕であるテリブル・森繁をずんどらごのヘッドコーチに据え、
現役選手で仲間からの信頼も厚いグレート・タニシゲを新監督にした。
この2年間で選手たちは身も心も負け犬となっていたが、
ミスター・オッチは能力名『正直査定(マキシマム・カット)』でぬるま湯の選手たちに喝を入れると、
犬たちは鎖を引き千切り「オレたちはもう犬じゃないワン!
実力で年俸アップを勝ち取ってみせるワン!」と高らかに吠え、
地獄のキャンプ猛練習で己を鍛えあげ、
失った能力の再生、そして新たな能力に覚醒したのである!
甦れ、ずんどらご!
今こそ世界に平和を取り戻すのだ!