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30森野将彦(32) MASAHIKO MORINO
神奈川県横浜市保土ケ谷区

東海大相模高からプロ入り、15年目の左打者。 出身は神奈川県横浜市ドヤ顔区、もとい、ほドヤが区、じゃなかった、保土ヶ谷区で、 人口 20万5814人 (2010年9月現在)。 子供のころは原辰徳を崇拝していたという重い過去を持つが、 「ほどガヤ」という名古屋弁っぽい地名で生まれた森野だけに、 生まれたときからドラゴンズ入りは決まっていた。 漫画『ドカベン』で有名になった保土ケ谷球場は現在は「神奈川新聞スタジアム」と名称を変え、 明日の森野を目指す高校球児たちが(ドヤ顔で)熱戦を繰り広げている。 また、保土ヶ谷区には武蔵国と相模国の国境「境木(さかいぎ)地蔵」があり、 ここに至る権太坂は箱根駅伝の「花の二区」のコースとして知られ、 森野のような華やかなスターが生まれるのもナルホド納得だ。 出身有名人に楽しんご(32)、おすぎ(66)、ピーコ(66)、 同郷のプロ野球選手に小池正晃(30)、日ハム・八木智哉(27)がいる。






31中川裕貴(25) YU-KI NAKAGAWA
滋賀県蒲生郡竜王町

中京高校からプロ入り、8年目の右打者。 出身は滋賀県蒲生郡竜王町で、人口は 1万3308人 (2011年1月時点)。 竜王町は全国の「竜」「龍」の字が入る市町村が集まる「ドラゴン・サミット」に参加しており、 国中に散らばる竜の家族の絆を深めている。 果樹と体験農園を中心とした観光型の農業公園「アグリパーク竜王」では いちご狩り・さくらんぼ狩り・トマト狩り・桃狩り・ぶどう狩り・なし狩り・柿狩り・芋掘りが楽しめ、 静かにたたずむ竜王像はドラゴンズでの中川の活躍を見守っているかのようだ。 また、竜王町は牛若丸(源義経)が旅の途中で元服した地として知られ、 いずれ中川も元服(レギュラー入り)し、無敵の軍神として全国に名を轟かせるだろう。 同郷に音楽プロデューサーのDJ.SHINSUKE(年齢非公表)がいる。




32水田圭介(30) KEISUKE MIZUTA
大阪府大阪市西淀川区

新井良太(27)とのトレードで阪神より移籍、今年が1年目の右打者。 大阪府大阪市西淀川区の出身で、人口は 9万7566人 (2011年2月時点)。 はるか昔は漁業が栄え、江戸時代に農業に推移し、明治時代に工業が進出し、 昭和になって重工業時代を迎えた、 時代に対応しオールマイティーに進化する西淀川スピリッツが何でも屋・水田の真骨頂だ。 現在は住宅タウンとして繁栄を迎えている西淀川だが、 黄色い帽子、黄色い腕章で町を見回る「まわルンジャー」がこの町の平和を守っている。 地味だがいることによって皆に安心を届ける、水田もドラゴンズではそんな存在になるだろう。 出身有名人に雨上がり決死隊の宮迫博之(40)、ゆでたまごの嶋田隆司(50)がいる。






33平井正史(35) MASAFUMI HIRAI
愛媛県宇和島市

山崎武司(42)とのトレードでオリックスから移籍、中日に来て9年目の右腕。 出身地は愛媛県宇和島市、人口は 8万4058人 (2011年1月時点)だ。 日本百名城のひとつ・宇和島城は941年に築城、五角形の城だが設計上のトリックで四角形に見せ、 秘密の抜け道などさまざまな仕掛けのある「戦闘用からくり城」である。 1871年に明治の近代化により解体され、現在は天守閣のみが静かに佇むだけであるが、 闘争本能むき出しの宇和島スピリッツは平井にしっかりと受け継がれている。 宇和島は闘牛の町としても知られ、 ピンチの場面でもグイグイ直球で押す平井の突進力は闘牛を見て培われた。 闘牛といえば牛と素手で戦ったというマス大山(1923-1994)が有名だが、 マス大山が作った極真流から派生した正道会館・石井館長(58)も宇和島出身だ。




34山本昌(45) MASAHIRO YAMAMOTO
神奈川県茅ヶ崎市

日大藤沢高からプロ入り、28年目の左腕。 出身は神奈川県茅ヶ崎市で、人口は 23万4959人 (2010年9月時点)。 サザンオールスターズの桑田佳祐(55)の出身地であることで有名な茅ヶ崎は、 商店街「サザン通り」を抜けると海水浴場「サザン」ビーチが目の前に広がり、 もちろん烏帽子岩が遠くに見えるわ砂まじりだわで 桑田の背中にがっしりしがみついて堂々商売をする気持ちのいい町だ。 この海で思う存分遊んだあとは、シャレオツなレストランで相模湾で獲れた海の幸の数々が楽しもう。 山本少年はこの町で、海には行かず山に行って、クワガタを獲って遊んだ。 なお、ウィキペディアは「東京都大田区生まれ、神奈川県茅ヶ崎市出身」となっており 「出生地と出身地ってどう違うねん」と混乱するが、 球団公式プロフィールで「神奈川県出身」となってるので茅ヶ崎出身でいいのだ、多分。






35高島祥平(20) SYO-HEI TAKASHIMA
埼玉県朝霞市

帝京高校からプロ入り、3年目の右腕。 埼玉県朝霞市出身で人口は 12万9914人 (2011年2月時点)。 三日間に渡り行われる彩夏祭で開かれる花火大会は、 全国でも珍しい「市街地で見られる花火」で迫力満点だ。 農産物では冬にんじんの生産で知られ、 人参ようかん、人参どらやき、人参うどんなど、人参好きにはたまらない人参グルメが取り揃い、 東武東上線の朝霞台駅前にはにんじんのオブジェが飾られている。 朝霞市博物館内になる柊塚古墳歴史広場には前方後円墳(前円後方墳)があり、 博物館には平安時代の出土品が展示され、 にんじんも畑から掘り出すものと考えれば朝霞市はいわば「掘り出し物の町」とも言え、 この地出身の高島もドラゴンズにとってとんでもない掘り出し物となるに違いない。 朝霞市出身のプロ野球選手には中里篤史(28)、福岡・中村晃(21)がいる。





36谷哲也(25) TETSUYA TANI
徳島県美馬郡半田町

社会人・日立製作所からプロ入り、4年目の右打者。 昨秋はインターコンチ日本代表に選ばれ世界相手に獅子奮迅の大活躍、 「世界の谷」としてその名をとどろかせたこの男の出身は徳島県美馬郡半田町(現:つるぎ町)、 人口 5249人 (2005年2月時点)の小さな町だ。 半田そうめんが全国的に有名で、その特徴は麺の太さとコシの強さ。 世界の舞台でも動じない肝っ玉、華麗な内野守備の基礎となる足腰の強さは、 さすが子供のころから半田そうめんを食べて育った谷だけのことはある。 「とくしま88景」のひとつ・於安(おやす)パークでは様々な遊具や施設が揃い、 町内外から家族連れなどが駆け付ける。 パーク内の於安御前は安産の神様で、 谷が試合でたくさんタイムリーを生むよう見守っている。 ご当地出身の有名ミュージシャンに四星球(スーシンチュウ)のヴォーカル・北島康雄(28)がいる。






37岩崎恭平(24) KYO-HEI IWASAKI
神奈川県厚木市

東海大学からプロ入り、3年目の左打者。 出身地は神奈川県厚木市で人口 22万5345人 (2010年9月時点)。 第3回B-1グランプリで「厚木シロコロ・ホルモン」がグランプリに輝くと、 厚木市はすかさずマスコット・キャラクター「あゆコロちゃん」を送り出し、 「3km先のおいしい食べ物もいち早くキャッチする」というマスコット離れした運動能力、 生魚を頭に乗せた白ブタという見た目のインパクトで世間の注目を集め、 “あゆとシロコロの町”を猛アピールしている。 さらに厚木市は別に厚木出身でもないいきものがかりと「昔路上ライブをしてた」という理由で 駅ホームのBGMとするなど、利用できるものは何でも利用する貪欲さを見せ、 岩崎恭平もまた、自ら“プリンス”を名乗るなど、 立浪和義すら踏み台にしてのし上がる厚木スピリッツを持っている。 同郷に小泉今日子(45)、福岡・多村仁志(34)、 ヤクルト・館山昌平(30)、横浜・三橋直樹(30)、阪神・小宮山慎二(25)がいる。




38前田章宏(27) AKIHIRO MAEDA
愛知県名古屋市中川区

中京大中京高からプロ入り、10年目の捕手。 出身の愛知県名古屋市中川区は人口 22万1350人 (2011年1月時点)、 ドラゴンズファンには言わずとしれた、聖地・ナゴヤ球場のあるエリアだ。 主な観光スポットはもちろんナゴヤ球場、 主な建築物は当然ドラゴンズ屋内練習場、 主な施設は当たり前のように昇竜館、 この地に住む主な有名人は豊田誠佑・昇竜館館長(54)である。 あとドラゴンズの独身二軍選手も何人か住んでいる。 中川区で有名なグルメといえばナゴヤ球場横の「ラーメン専科・竜」は抑えておかなければならないだろう。 出身有名人では、加賀百万石の礎を築いた前田利家(1539-1599)がいるが、 前田章宏は日本一のドラゴンズ投手陣の礎を築いた。






39三瀬幸司(34) KO-JI MISE
香川県観音寺市

清水将海(36)とのトレードで福岡ホークスから移籍、2年目の左腕。 香川県観音寺(かんおんじ)市は人口 6万2551人 (2011年1月時点)。 大小1000あまりに及ぶ島々で形成された瀬戸内海国立公園があり、海の幸が豊富。 観音寺競輪場では日々男たちの熱いの戦いが繰り広げられ、 冬にはスノーパーク雲辺寺でスキーが楽しめる。 同地の出身有名人では作家の芦原すなお(62)があり、 映画にもなった小説『青春デンデケデケデケ』は観音寺を舞台にしている。 豊富な海産物の中でも特にエビが好調で、 「えびせんべい」「あいむす焼」がこの町の名物グルメ。 三瀬もまた。エビのように老若男女に親しまれ、 腰が曲がるまで末永くドラゴンズ投手陣を支え続けるだろう。 琴弾八幡宮では「全国絵馬コンクール」が開催され、 全国から「中日優勝」「中日日本一」と書かれた手作りの絵馬が 集まったり集まらなかったりする。

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