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■館山を粉砕!

歴史が動いた。
2008年から続く中日の長い長い暗黒時代、 「神宮で館山に勝てない」 という呪いがついに解かれ、 宿敵・館山を6回1/3でKO、 神宮球場で館山が先発したヤクルト−中日戦では実に 3年10ヶ月振りの黒星 を館山に付けたのである!

このニュースは即座に世界中を駆け巡り、 「5月5日を『神宮克服デー』として祝日にしよう」、 「勝利投手となった吉見一起にノーベル神宮賞を贈ろう」 などという動きにも注目が集まる。

△KOされた館山昌平さん(30)


△壁の崩壊を記念する花火

▽中日の神宮対戦成績(2011年5月4日まで)
年度 対ヤクルト 対館山
2007年 7勝4敗 + 3 1勝0敗
2008年 3勝7敗 - 4 0勝3敗
2009年 5勝7敗 - 2 0勝2敗
2010年 2勝8敗 - 6 0勝2敗
2011年 0勝5敗 - 5 0勝1敗
■もはや神宮は怖くない

この3年間、中日の神宮球場での対ヤクルト戦の対戦成績は壊滅的で、 最後に勝ち越したのは2007年、まだ館山がローテー入りしてなかった頃にまでさかのぼる。

「神宮の呪い」は「館山の呪い」であり、中日はこの負け越し3年間で 館山にひとつも黒星をつけることが出来なかった。

つまり今回館山を粉砕したことは、「館山の呪いを打ち消す」=「神宮の呪いを打ち消す」と同じことであり、 これから中日が 神宮をまるでホーム球場のように勝ちまくる新時代到来 が確実になったということだ。


■新しい伝説が始まった
始まりは新旧選手会長だ。
2回、前会長の荒木雅博がレフト前ヒットで出塁すると、 現会長の森野将彦がセンター前へタイムリー!
あっさりと苦手・館山から1点を先制した。
館山はこのとき「な…いつもの中日と違う…!」と恐怖を感じたに違いない。 一流選手だからこそ感じる、これから始まる「新しい伝説」の始まりを本能で察知したのだ。
そして6回、不調のブランコに一発が出る。
さらに7回には井端弘和がヒットで出塁すると、和田一浩のタイムリーで館山をKO。 それ以外にも6番グスマンは館山に3打数3安打、7番野本圭は3打数1安打と、 「先発内外野手・全員安打」 の猛攻で館山を微粒子レベルで粉砕、 粉々になった館山はサラサラと風に飛ばされ、神宮の空に消えて行った。
これはもはや「たまたま」「まぐれ」というレベルのものではない。 「節電打線」と言われたドラゴンズ打線の猛爆発は、 「電気も打線もいつまでも自粛していては経済が滞る」 という見えざる存在からのメッセージだ。
この2011年5月5日という日は、 中日が館山&神宮を克服し、 神宮での連勝伝説を開始する歴史上のターニング・ポイント となるだろう。

2011年5月5日(木) 神宮球場
  1 2 3 4 5 6 7 8 9   R
中日  
ヤクルト  
【ヤクルト】 ●館山→バーネット→松岡→松井光→加藤
【中日】 ○吉見→浅尾→三瀬
【本塁打】 ブランコ3号(館山)、荒木1号(松岡)、和田2号(松岡)

■各方面から架空の電報が殺到

新時代の到来を受け、世界各国・各分野の著名人から祝電が続々と本紙編集部(の脳内)に届いているので、 その一部を紹介しよう。

アメリカ・オバマ大統領
「この勝利は中日にとっては小さな一歩だが、人類にとって偉大な一歩だ」
ローマ法王・ベネディクト6世
「セ界に祝福を!これは大いなる神の意思といえます」
南極観測隊「しらせ」乗組員一同
「南極でも中日を応援しています。青組がんばれ」
天国・忌野清郎さん
「やったな!天国からテレビ見てるぜ!」
ヤクルト・小川監督
「ククク…館山ごとき小物を倒したからといって浮かれてるなよ… ラスボスを倒したあとには真のラスボスが現れるものだぜ」
ヤクルト・石川雅規
「ジャジャジャジャーン」


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