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ALL TEXT WRITTEN BY YOZO.
LOAD TO VICTORY 2011.

2011年9月4日終了時点
チーム
1 ヤク 50 42 14 .543 -- 38
2 読売 52 50 7 .510 3.0 35
3 中日 50 49 6 .505 0.5 39
4 阪神 49 49 5 .500 0.5 41
5 広島 49 51 6 .490 1.0 38
6 横浜 33 63 9 .344 14.0 39

HOT NEWS!
大記録
2011.9.3

昨年250セーブに到達したときは落合監督に 「300いったらお祝いしてやる」 と言われた岩瀬が、3日の広島戦で念願の300セーブに到達した。


「褒めてー、監督褒めてー」

この快挙に落合監督は、「日本の野球界で初めて300いったことに価値がある。 史上最多とか新記録をつくるよりも、 初めて300いったことに価値があるんだ」 と、前人未踏の大記録を賞賛した。

祝・300セーブ!

日本プロ野球の歴史で誰も到達したことのない領域。そこに初めて足を踏み入れた岩瀬に、 国民からは 「これは国民栄誉賞ものだ!」 「ノーベルクローザー賞に推薦しよう!」 などの声があちこちから上がったが、翌朝の中スポ1面に、 全国1億2000万人 マイナス1億1700万人 の中日ファンはひっくり返った。







岩瀬300S達成の翌日

ブランコ逆襲弾

ホワット?

ブランコ…?

い、岩瀬は…?


日本球界の歴史で初めての、誰も達成したことのない歴史的記録・岩瀬の300セーブ。 その快挙の翌日、 大本営は一面に「ブランコ逆襲弾」を持ってきたのだ!

「どういうこと?」

抗議と問い合わせで国内の電話回線・ネット回線が次々にパンクする中、 本紙取材班の緊急調査の結果、実はこのホームランは、 ブランコの 通算79号ホームラン にあたり、 あの“真の主砲”と呼ばれた 井上一樹の通算本塁打数に並ぶ大記録 であることが判明したのである。

ああ、なるほど!そういう事なら!

そういう事なら、岩瀬の史上初の300セーブを押しのけて1面トップになるのも致し方ないか。 致し方ない。致し方ない。

本塁打79本はプロ野球歴代347人目(本紙調べ)、 トップの王貞治まではあと たったの789本だ。


2011/9/3(土)
広島ズングリ・ムックリ・スタジアム
広島 中日

【勝利投手】 吉見12勝
【セーブ】 岩瀬24S

【本塁打】 ブランコ8号(ジオ)

【解説】
0−1と1点ビハインドで迎えた5回中日の攻撃、 ブランコが井上一樹に追いつく通算79号スリーラン・ホームランで試合をひっくり返すと、 6回にも2点を加え中日はまさかの4点リードに。

「このままでは岩瀬にセーブがつかない」

そう判断したベテラン・平井は7回に広島・石井琢朗にソロホームランを敢えて打たせて3点差にし、 セーブ条件を満たした9回に満を持して岩瀬登場、 広島最後の反撃を3者凡退に切ってとり、 日本プロ野球史上初の通算300セーブを達成した。

記念ボードを前に記念撮影のあと、 岩瀬はそそくさとボードを片付けようとして 「い、岩瀬さんはそんなことしなくていいんですよ」 と止められてた。 さすがは歴史に名を残すクローザー、 会場の後片付けもバッチリだ。