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7/31(金) △阪神2−2中日△
(甲子園)

▼ドニキ、ぶち込む!
この日、甲子園にまた新たなヒーローが誕生した。

堂上兄。通称「ドニキ」。
ドニキは阪神先発・何だか長生きしそうな名前の投手の、 鋭く高めに浮いたスライダーをフルスイング!
堂上兄
打球は空高く舞い上がり、 満員の甲子園スタンドに突き刺さった。
さすがドニキ兄貴!
阪神新井
「この世で兄貴いうたら金本さんだけじゃあ!」
中日新井
「な、なに言ってんの兄貴…」

▼9回、追いつかれ竜
そんなドニキの活躍もあり5−4で中日リード。しかし、長いペナントを戦う上で最
大のライバルとなる阪神に、 こんなにあっさり勝っていのだろう?
「そうだ、藤川を出させよう」

時限爆弾
9回裏、ベテラン岩瀬がヒヨッコ谷にあえてタイムリーを打たせ同点にさせると、 真弓監督は狼狽した。
真弓監督
「ふ、ふじっ…ふじかっ!ふじブルペンいるっ!?」


藤川
「えっ、寝てましたけど?」

同点になったことで真弓は慌てふためきブルペンに電話、 鼻ちょうちん出しながらグウスカ寝ていた藤川を叩き起こし、 大急ぎで肩を作らせたのである。

寝起き藤川はヨレヨレになりながら何とか1イニングを投げ終えると、 疲労困憊からか、まだ同点なのに次の回はマウンドに上がらなかった。

よし。時限爆弾セット完了。
7月31日(土) 甲子園
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
中日 0 2 2 0 0 0 0 0 1 0 0 0 5
阪神 2 0 0 0 0 0 1 1 1 0 0 0 5
【阪神】鶴(4)→西村(2)→藤原(2/3)→渡辺(1+1/3)→久保田(1)→藤川球(1)→安藤(2)
【中日】中田賢(5+1/3)→小林正(2/3)→浅尾(1)→清水(1/3)→高橋(2/3)→岩瀬(1)→
三瀬(2/3)→平井(1+1/3)→鈴木(1)
【本塁打】堂上剛1号(鶴)、ブラゼル33号(浅尾)
▼野手がいない!
阪神は延長で野手全員を使い切り、 代打がいなくなって最後は久保田が打席に立つほどだったが、試合は結局引き分け。 このときの「延長で野手いなくなっちゃった戦法」は後に阪神のお家芸となる。
▼読売にダメージを与える引き分け
優勝争いは今年も中日・阪神・読売の三つ巴となるだろう。
シーズン終盤の接戦でものを言うのは何か。 「引き分け数」である。

この引き分けは、阪神・中日から見れば「引き分けに等しい」引き分けだが、 読売からみれば、ライバルがどちらも負けずに分母を減らしたという、 「読売の負けに等しい」引き分けなのだ。

最後にハナ差で競り勝つ切り札になる、 狙い通りの引き分けだった。


はじめてのドラゴンズ Platinum