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4/30(金) ○広島9−0中日●
(広島市民球場)

4月30日(金) 広島市民球場
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中日 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
広島 2 0 6 1 0 0 0 0 x 9
【広島】○青木高
【中日】●小笠原→清水昭
【本塁打】天谷1号(小笠原)、倉1号(小笠原)、梵3号(小笠原)
それは、3回8失点でマウンドを降りた小笠原が、 そのまま新幹線で名古屋に強制送還 された、という事実だ。
小笠原
「広島風お好み焼き、食いたかったなあ…」

▼チケットは取っていた
4月30日といえばゴールデンウィークの帰省ラッシュ真っ只中で、 新幹線の乗車率は150%を超える年間最大のピークだ。
にも関わらず、 名古屋行きのチケットがあった
▼竜、5割復帰
3月26日から4月30日まで、長い長いオープン戦が終わった。
1ヶ月以上に及ぶ「戦力の見極め」。 それが終わり、5月からいよいよ待望の開幕。 5月1日を目標に勝率をあえて5割にするのは至難の業だったが、 予定通りの開幕リスタートである。
▼予定通りの敗戦
この敗戦を「5割にするための予定通りの計画」と書くと、 他球団ファンやアンチ落合は 「またヨウゾウが負け惜しみを言ってるよ」と思うだろう。 だが、この敗戦が予定通りだった証拠がある。



は、球団があらかじめチケットを抑えていたからに他ならない。
帰省ラッシュ
帰省ラッシュで駅はとんでもないことに。

いかに「ら様」の異名を持つ球界一地味な小笠原といえど 一応プロ野球選手である。それなりの有名人だ。 グリーン車とまではいかないまでも、 せめて指定席で行っただろう。
球団は「小笠原の強制送還」をあらかじめ想定して、 この日の新幹線指定席チケットを事前に準備していたのだ。
つまり、「5割リスタートのために、借金1なら本気で投げる、 貯金1ならKOされて強制送還」というシナリオがあらかじめ出来ていたのだ。
山陽新幹線
そうでなければこのゴールデンウィークの激混雑時、 当日券で「広島→名古屋」の新幹線に乗れるなんてことは、あり得ない。

▼広島に束の間の夢を
巧みに仕組まれた今日の敗戦。中日の勝率5割リセット。 すべては5月1日に
開幕を迎えるための予定通りのプログラムである。
野村監督
「あの中日さんを完封するとは…これは、今年は夢の3位が狙えるかも!」

プロ野球とは夢を与える仕事。 野村監督と広島ファンには、 ひとときのいい夢を見せてあげれた。 5月から始まる竜の快進撃を、今は知ることなく、 つかの間の喜びにひたるがいい。

▼遊びは終わりだ
競馬でいえば「中団で足を貯めた」3〜4月。 先行した馬は疲れ果て、後ろにいる馬は流れについて行けずバタバタしている。

セリーグ順位
   
1 19 10 0 .655 --
2 16 11 0 .593 2.0
3 15 15 1 .500 2.5
4 13 16 0 .448 1.5
5 11 17 1 .393 1.0
6 11 17 1 .393 0.5
(4/30終了時点)

5月から始まる竜の快進撃。竜は前だけを見て突き進む。 後ろなど振り返らない。だって振り返ったら、 ヒトデとか臭いツバメとか、変なのがいるから。


はじめてのドラゴンズ Platinum