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落合時代

天才・山本正之の抵抗 2004年

落合博満
日 本の国歌であり、世代を超えて中日ファンの間で歌い継がれてきた名曲・ 『燃えよ!ドラゴンズ』の二〇〇四年版がリリースされたのは、 シーズンも終わりかけの九月のことだった。

 近年はペナントの前半に発売されることが多い『燃えドラ』だったけど、 こんな時期にリリースされたというのは、どうしてだろう?

 世界的名曲『燃えよ!ドラゴンズ』を作詞・作曲したのはご存じ、 天才・山本正之大先生だ。 『タイムボカン』『ヤッターマン』など、 タツノコプロ制作のアニメシリーズの主題歌でも有名な人間国宝だ。

 しかし、大のドラゴンズファンである山本先生は、 かつて落合がFAで読売に行って中日を裏切ったことを、いまだ許してなかったんだ。

  「自分の書いた歌詞に『落合』という名前が入るだけでイヤだ」

 という先生は、『燃えドラ』のラストの部分、
 「♪それはひとこと優勝だ ○○監督の胴上げだ」
 の、○○のところ、通常は監督名が入るところを、
 「♪それはひとこと優勝だ  オレ竜 監督の胴上げだ」
 に変えてしまったんだ。
まあ実際、落合を嫌いな中日ファンが名古屋に少なからずいるのは事実だ。 青コアラ
金コアラ 好き嫌いはどうしようもないな。

 その後も、『燃えドラ』の歌詞は「オレ竜(またはオレ流)監督」で継続され、 『優勝記念盤 燃えよドラゴンズ! 2006』で一度だけ「落合監督」になったんだけど、 二〇〇七年版からまた「オレ竜監督」に戻った。

 だから球場やカラオケでは、あえて 「♪ 落合 監督の胴上げだ」と歌詞を替えて歌ってる人もたくさんいるんだよ。

 「落合という名前を口にしたくない」なんて理由で「オレ竜監督」にしてるなんて、 中日ファンとしてとても悲しいことだからね。

 早く、普通の歌詞になるといいね。


1999年
優勝メドレー

荒木雅博
走れ 大地を蹴り
突き進むスピード
夢 つかむ一打を
荒木決めろ

井端弘和
光の速さで突っ走れ
ドラマチックに
ダイヤモンドを駆け抜け
魅せろよ井端

立浪和義
燃える 闘志は
渾身の力を込め
運べスタンドへ
待ってるぞ立浪

福留孝介
すわこそゆけの命に
気迫の フルスイング
凱歌が 上がるスタンド
バックスクリーンへ

アレックス
勇ましく たくましく
拍手に乗せてホームラン
打ってもらうぜ 今日もまた
進め アレックス

リナレス
豪快な 爆砲を
飛ばせスタンドまで
カリブ・パワー見せろ
オマール・リナレス

井上一樹
高く 遠くまで飛ばせ
みんなの希望を乗せて
桜吹雪の道をいく
一樹 一樹 それ一樹

谷繁元信
ゲームを創れ
きらめんく ナイスリードで
今日も 期待してます
シゲシゲファイトだ



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