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落合時代

ドラフトで小川を追加指名 2003年

落合博満
俺 は与えられた戦力で試合をやるだけ、というのが落合監督の基本方針だ。

 「選手を獲ってくるまでがスカウトの仕事、 そこから先は現場の仕事」 と、基本的にスカウトには口を出さない と本人は言ってるけど、よく口を出してはスカウト陣に顰蹙を買ってる ようだね。

 この年のドラフトは落合監督が「即戦力の捕手が欲しい」と直前になって言い出し、 一番最後の巡で日本通運の小川将俊を追加指名した。
 中日にとって急務の課題が 「次世代捕手の育成」 だってことは、 外から見てるときに感じてたんだろうね。

 その後も、落合監督は捕手の補強に力を入れ、 毎年のようにドラフトなりトレードなりで捕手を獲得する。

ドラゴンズの捕手補強
年度(オフ) ドラフト 移籍
2001 前田章宏
田上秀則
谷繁元信 (横)
2002 -- --
2003 小川将俊 --
2004 小山良男 清水将海 (ロ)
2005 -- 小田幸平 (読)
2006 福田永将
田中大輔
--
2008 -- 小山桂司 (日)

「スカウトに任せる」とか言っておきながら、 いざドラフトになるとムズムズして仕方ないんだろな。 青コアラ
金コアラ 「クリスマスプレゼント? なんでもいーよ」とか言いながら、 おもちゃ売り場に行くと途端にはしゃぎ出す子供のようだな。

 ちなみに、近現代でのドラゴンズの正捕手&二、三番手捕手を 「一軍出場試合数」を基準に整理してみたよ。

ドラゴンズ、捕手の歴史 (カッコ内は試合数)
年度 正捕手 サブ
1987中尾孝義(87) 中村武志(42)、大石友好(39)
1988中村武志(98) 大石友好(73)、大宮龍男(42)
1989中村武志(121)大石友好(32)、大宮龍男(26)
1990中村武志(95) 山中潔(59)、大石友好(35)
1991中村武志(101)山中潔(25)、大石友好(23)
1992中村武志(112)矢野輝弘(65)、長谷部裕(5)
1993中村武志(127)矢野輝弘(21)、吉鶴憲治(11)
1994中村武志(125)矢野輝弘(26)
1995中村武志(94) 矢野輝弘(41)、椎木匠(19)
1996中村武志(114)矢野輝弘(38)、椎木匠(7)
1997中村武志(96) 矢野輝弘(60)、光山英和(21)
1998中村武志(128)光山英和(15)、中野栄一(15)
1999中村武志(127)鈴木郁洋(34)、吉原孝介(6)
2000中村武志(125)鈴木郁洋(41)、吉原孝介(15)
2001中村武志(134)鈴木郁洋(20)、柳沢裕一(16)
2002谷繁元信(129)鈴木郁洋(13)、中野栄一(6)
2003谷繁元信(110)柳沢裕一(43)、中野栄一(24)
2004谷繁元信(120)柳沢裕一(35)、小川将俊(5)、前田章宏(5)
2005谷繁元信(140)柳沢裕一(14)
2006谷繁元信(141)小田幸平(33)、小山良男(3)
2007谷繁元信(134)小田幸平(27)、清水将海(27)
2008谷繁元信(113)小田幸平(41)、清水将海(17)、田中大輔(17)


2003年
ドラフト
2003年ドラフト

人物紹介
中川裕貴
中川裕貴
(なかがわ・ゆうき、2004-)
 入団時は“立浪二世”と中スポに呪いをかけられた。 中スポが変な呪いをかけたせいでここまで泣かず飛ばずだったが、 かつて福留孝介がやはり“立浪二世”と呼ばれ、 外野手転向で大ブレイクしたように、中川も外野手転向で呪いが解けるか。

石川賢
石川賢
(いしかわ・さとる、2004-2007)
 『ゲッターロボ』で有名な漫画家さんと同じ字面の投手。 おそらく親御さんは「ゲッターロボのように頑丈な子に育って欲しい」 との思いで付けたのだろう。でもゲッターロボは「恐竜帝国と戦うロボット」なので、 そもそもドラゴンズに入ったのが相性が悪かった。楽天でがんばれ。

佐藤充
佐藤充
(さとう・みつる、2004-)
 小学生にカバ呼ばわりされた。

中村公治
中村公治
(なかむら・こうじ、2004-)
「おや、見たことない黒人がいるな。新外国人か?」 と思ったら、九割方は日サロ焼けの中村公治だ。

堂上剛裕
堂上剛裕)
(どのうえ・たけひろ、2004-)
 弟の直倫とそろってプロ野球選手で、「中日の上杉兄弟」と言われている。 弟で天才タイプの上杉達也が直倫なら、 兄でイケメンタイプの上杉和也は剛裕だ。 ちなみに浅倉南は女子スポーツのスーパースター・吉田さおりんということになる。


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