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第二次星野時代

開幕直前、ギャラードを獲得 1999年

星野仙一
開 幕直前までクローザーが決まらなかったドラゴンズだけど、 星野監督には考えがあった。

 メジャーでは開幕前にメジャー登録枠の四十人と、一軍登録枠の二十五人が発表される。 これを「ロースター」という。

 日本でいうと支配下登録枠七十人がこれに当たるのかな?
 日本では支配下登録七十人、 一軍登録枠は二十八人、ベンチ入り枠が二十五人だよね。
 メジャーでは支配下登録枠四十人、 一軍登録枠二十五人と考えれば、分かりやすいかも。

 日本でも七十人枠に入ってない人は試合に出れないよね。 メジャーでは、ロースター四十人に入ってないと試合に出れないんだ。 (そのうちベンチに入れるのは二十五人で、 それ以外の十五人はマイナーで入れ替えのチャンスを待つ)

日本とメジャーのロースター(出場登録枠)
  1軍登録 支配下登録
アメリカ 25人 40人
日本 28人 70人

日米ロースター

 ロースターは開幕直前に発表され、 そこから漏れた選手は夏までメジャーの試合に出ることが出来ない。

 星野監督は、その「ロースター漏れ選手」に目をつけ、 抑え投手の人選を三月末まで待ったんだよ。

もしロースター漏れの中に抑えタイプがいなかったら どうするつもりだったんだ? 青コアラ
金コアラ 岩瀬にするつもりだったみたいだな。

 そして宣銅烈の後釜のクローザーとして抜擢されたのは、 レッズのロースターから漏れたエディ・ゲイラード。
 「ゲイラード」という語感を球団フロントが嫌がったのか、 登録名は「ギャラード」となった。

中日はわりとそういうの多いな。 青コアラ
金コアラ ジョージ=ヒンショーを「ヒンショー」だと「貧ショー」っぽいから、 登録名「ジョージ」にしたりな。
バンス=ローを「ロー」だと打率が低そうだから 登録名「バンスロー」にしたりな。 青コアラ
金コアラ 本名のバブルスだとバブル崩壊につながるから、 登録名を「種田仁」にしたりな。


1999年
トレード
1999年トレード


人物紹介
ギャラード
ギャラード
(2000-2003)
 球団はゲイラードではなくギャラードと呼ばせようと必死だったが、 ファンは「エディ」と呼んでいた。

小池秀朗
小池秀郎
(こいけ・ひでお、2000-2001)
 一九九〇年、八球団の一位指名入札は野茂と並んでドラフトレコード。 一九九四年に山田太郎が十球団指名入札を受けるまで破られなかった。

佐野重樹
佐野重樹
(さの・しげき、2000)
 投球の際に背中を大きく反らしてわざと帽子を落とし、 頭のまぶしさで打者を幻惑させるという「ピッカリ打法」を編み出した。 中日ではお笑いを封印したが、 佐野からお笑いを取ったら何も残らなかった。

鈴木平
鈴木平
(すずき・たいら、2000-2001)
 魚類。

吉原孝介
吉原孝介
(よしわら・こうすけ、1999-2000)
 ガルベスの乱闘で負傷したガッツが星野監督の目に止まり、 乱闘要員として獲得した。


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