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第二次星野時代

サンデーユニフォーム登場 1998年

星野仙一
こ の年、「ファンサービスの一環」という名目でドラゴンズに奇妙なユニフォームが登場した。

 袖なし、タテジマ、紫色。 中日の歴代ユニフォームの中でも「かっちょいい!」「ステキ!」 「おっしゃれー♪」と伝説になっている サンデーユニフォーム の登場だ。

 今なら浅尾あたりに着せてみたいデザインだ。

のぐちん、格好いい!
サンユニ
シマウマみたい!

 日曜日のナゴヤドームの試合でのみ着用。 そのユニフォームを着た試合は、相手チームの選手に

  「あんな格好いいユニ着てる選手に負けたくない!」

 と羨ましさに嫉妬の炎を燃やされたのか、 日曜のホームゲームは三勝九敗とボロ負けな結果に終わり、 中日新聞社発行『ドラゴンズ70年史』では 惨デーユニフォーム と本社にまでダメ出しをされる伝説のユニフォームとなったんだ。

サンユニ軍団

 ドラゴンズ選手会発案のこの企画は一年限りで終了したため (理由は「最初から一年限定と決めていたから」と山本昌は言い張っている)、 サンデーユニフォームを着て勝利投手になったのは人類史上、 遠藤・野口・山本昌の三人しかいない。 この三人の名前は、ドラゴンズ史に永遠に刻まれるだろう。


1998年
ベストオーダー
1998年ベストオーダー

人物紹介
関川浩一
関川浩一
(せきかわ・こういち、1998-2004)
 「駆け抜けた方が早いんでは?」の声など何のその、 縁起物の、 “炎のヘッドスライディング”で中日に闘志を注入した。 一九九九年優勝の影のMVPと呼ばれ、日本シリーズで全然ダメだったことは ファンからは「見なかったこと」にされた人気者。

久慈照嘉
久慈照嘉
(くじ・てるよし、1998-2002)
 井端の前の天才遊撃手。 山本昌をもってして 「派手なファインプレーをする野手より、 普通の打球を普通に処理してくれる野手が投手に取っては百倍有難い」、 武田一浩には「打球がショートに飛んだら、ボールの行方は見ずにベンチに帰れた」 と言わしめた。

南淵時高
南淵時高
(みなみぶち・ときたか、1998-1999)
 中日時代の二年間では「保留の南淵」の名を欲しいままにした。



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