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七月十二日(日)○中日―●広島東洋 レーオフ進出を目指すカープに取って、最大の目標は三位の中日ドラゴンズ。 この強大なる敵を乗り越えるために、 カープは大竹・前田健太とエース二枚を全力投入したものの二試合とも惜敗、 そしてこの第三戦も、“日曜日の幸せ配達人”こと川井雄太の前に完封負けを喫し、 このカード三連敗、対ドラゴンズに関しては八連敗となったのだった。
しかし、このまま終わる広島カープではない。 この三連戦終了後、広島フロントは即座に動きを見せ、 球団スタッフによる韓国視察 が決定したのだった! なるほど!韓国選手の獲得か! トレード・新外国人獲得期限の七月三十一日まではまだ三週間もある。 これまでカープの新外国人戦略は、 予算面などからドミニカの無名選手を獲得することが多かったが、 同じく相場の安い韓国市場に、 ついに手を伸ばすことになったということだろう。 三位中日と七ゲーム離され、このままではジリ貧のカープ。 シーズン半ばで早くもプレーオフ進出絶望のデッドラインを迎えている。 しかし、ここで新外国人選手が大当たりすれば、まさしく起死回生! カープの最大究極目標である「新市民球場での日本シリーズ」 が現実味を帯びてくる! 韓国人パワーで後半戦の台風の目となるか、広島カープ! その補強ポイントは果たして投手か? それとも長打の野手なのか?
ここで手を打たなければプレーオフ進出が絶望になってしまう、 というとき、球団の打った手は 「ソウル、釜山の二都市を回り、韓国プロ野球の演出、応援手法、グッズ、飲食店などを幅広く視察」だった。 その目的は 「(食べ物の種類を増やしての)リピーターの増加」 だと言う。 うわあ、美味しそう! これで来年も市民球場は連日満員だ! 新球場になって薄れたのは、カープうどんのつゆの味だけじゃないようだ。
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川井雄太 (かわい・ゆうだい) 和田一浩 (わだ・かずひろ) 井端弘和 (いばた・ひろかず) ブランコ |