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新しい歴史
復活のトーチュウ
六月二十日(土)○中日―オリックス●

吉見 東 京中日スポーツ。 中日スポーツの東京版といったイメージだし実際その通りなのだが、 ナゴヤ版中スポに近い感じでドラゴンズの情報量が充実し始めたのは、 つい最近、ここ一、二年のことだ。

 ひと昔前までは、 トーチュウのドラゴンズ関連情報量は本家の三分の一。 ウエスタンのネタなど皆無だし、 記事もコラムも大幅にカットされ、 ドラゴンズ情報が一ページなのに、F1に三〜四ページ取ったり していた。

 F1が今より人気があったときはトーチュウは “F1情報紙”として関東では確固たる地位を築き、 関東の中日ファンはドラゴンズ情報の少なさにも 「しょうがないか。 俺たちはF1ファンに食わせてもらっているんだから」 と、妥協していた感じがあった。

 F1がやや下火になってからは、 トーチュウは読者ターゲットを ゴルフ層 に移す。

 タイガー・ウッズや宮里藍、 石川遼と、ドラゴンズが勝った翌日なのにトーチュウの一面はゴルフ、 というドラゴンズファンにとっては我慢の日々が続いた。 特に若い女子プロスポーツ選手をアイドル化しミーハーファン視点で持ち上げるさまは、 トーチュウ記者による紙面の私物化もいいところだった。

 しかし、それも致し方ない。 そもそもトーチュウは中スポの出張新聞ではない。 トーチュウは中日新聞ではなく東京新聞が母体であり、 根っからのドラゴンズ機関紙というわけではない。 東京新聞が中日新聞に吸収されたことで立場上ドラゴンズを応援してるだけで、 ドラゴンズに対しそこまで愛着はないのだ。

 それが、何があったか去年あたりからトーチュウは方向性を一新、 今までは載せてなかった評論家のコラムや読者コーナー、 ドラ番記者やくらはしかんの四コマに、 果てはウエスタンの結果など豪華な紙面作りで、 内容を限りなく本家中スポに近づけてきたのである。

 関東の中日ファンは 「すげえ!トーチュウにドラゴンズ情報が三ページも載ってるぅぅぅぅ!!」 と歓喜し、涙を流して喜んだのだった。

 というわけで、関東の中日ファンはここしばらく 油断 していたのだが、 久々にトーチュウがやってくれた。

トーチュウ一面
6/20付けトーチュウ一面

 一面、巨乳ゴルファー。

 来た来た来た来たァーーーー!!!
 「トーチュウ記者好みの若い女子プロスポーツ選手」 にセクハラまがいの持ち上げ記事を一面に持ってきて紙面を私物化!!

 やっぱこれが無いとトーチュウじゃないよなあ。

関東の中日ファンは以前のトーチュウの 「ドラゴンズの記事を一面に持ってこない姿勢」に批判的じゃなかったのか。 青コアラ
金コアラ 「なんでトーチュウ一面がこれなんだよ!」 って文句を言うのが日々の楽しみでもあったわけさ。
…女心と中日ファンの気持ちは複雑だな。 青コアラ

  1 2 3 4 5 6 7 8 9   R
オリックス  
中日  
【中日】 ○吉見
【オリックス】 ●近藤→大久保→レスター
【本塁打】


公示
6/18 抹消 37岩崎
6/20 登録 32中川


今日のヒーロー

たいへんよくできました
吉見一起
吉見一起
(よしみ・かずき)
 完封で六勝目。防御率一・四五はセリーグトップ。

たいへんよくできました
平田良介
平田良介
(ひらた・りょうすけ)
 ツーベース&スリーベースで二打席連続打点。打率も三割に乗せる。



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