第170話

セ界が一番しあわせな日




ジャイアンツ・フラッグ


V確率100%だ!


ジャイアンツ・フラッグ


大気圏再突入してやるよ!


原監督、井上と英智に両脇を抑えられる「ガシッ」



原監督 「な、何するんだ!」

井上選手会長、英智 「虚言癖と応援パクリ罪で逮捕する!」







☆   ☆   ☆   ☆   ☆






ブラウン「アンフェアだ!」


ブラウン「アンフェアだ!」


ブラウン監督、川上と岩瀬に両脇を抑えられる



ブラウン監督 「ナ、何ヲスル!アンフェアダ!!」

岩瀬 「アンフェアって言ってるやつがアンフェア罪で逮捕する!」

あと、器物破損!







☆   ☆   ☆   ☆   ☆







古田監督 「プレーオフはファンが望んでるんですよ!」

ファンの声が一番!

古田監督 「ボクの現役続行もファンが望んでるんですよ!」

ファンの声が一番!

古田監督 「選手の年俸高騰とFA年数短縮はファンが望んでるんですよ!」

ファンの声が一番!



古田、飛んでいく






☆   ☆   ☆   ☆   ☆






福留&立浪


福留、立浪「……」


牛島






☆   ☆   ☆   ☆   ☆






 マジックがマウントダウンに入り、 中日は次々と全国各地の悪人退治の総仕上げをしていた!!






☆   ☆   ☆   ☆   ☆






 そしていよいよ最後の敵・“関西弁の虎”に、とどめを刺すときが来たのである!!






☆   ☆   ☆   ☆   ☆







井上選手会長 「監督!ついに姿をくらましていた虎の行方が分かりました!」

落合親分 「どこにいただ?」

井上選手会長 「わが軍の対戦相手チームの応援スタンドに潜んでいました! どうも毎試合、やつらは自分のチームではなく、中日の相手チームの応援をしていたようです!」

落合親分 「……そうか。
よし、今日でケリをつけるだぞ。」




2006.10.10(火)
東京エッグ



  10 11 12
中日  
読売  


ジャイ応援団の中の虎


福留、タイムリー!

福留、勝ち越しタイムリー!


トラッキー、爆発


ウッズ、満塁弾!

ウッズ、満塁ホームラン!!


トラッキー、砕け散る


  10 11 12
中日
読売

×読3−9中○



この日の試合で、落合竜は黒ジャイを延長12回の攻防の末に粉砕。
同時に“関西弁の虎”の優勝確率をゼロとし、

セ界に 2年振りに平和を 取り戻したのである!!



落合、胴上げ!



↓



 世界が幸せに包まれ、人々は至福のときに酔った。

 そしてその頃、地球からはるかに離れた北の惑星から、 あらたな敵が近づいていることを、人々は知る由もなかった-----。


謎の宇宙生命体

ぶっちぎ竜