第151話

テロ対策で試合中止




 9月16日の阪神との直接対決第2戦、 ナゴヤドームのレフトスタンドの壁が
 阪神ファンにより破壊
 された。(!)


9月17日付け新聞記事

(9月17日付け新聞記事)


 この事件を受けたナゴヤドームおよび日本政府は、テロ対策緊急会議を開き、 「ナゴド10連敗で壁を壊されるんだったら、11連敗したら今度はドームそのものを破壊される!」 と“有事法”が発動、 観客の安全を第一優先とし、 9月17日に行われる予定だったナゴヤドームの中日−阪神第19回戦は急遽 中止 となったのである。



試合中止を告げる看板

↑試合中止を告げる看板



 なお、試合は過激派阪神ファンを刺激しないよう 「2−0で阪神の勝ち」 とすることに閣議決定、 テレビ放送には 最新のCG技術による合成映像 が流された。


 
阪神
中日

↑テロ対策委員会の話し合いで決定したスコア(合成)




☆   ☆   ☆   ☆   ☆




 阪神ファンの暴挙による悲しむべき試合中止だったが、これを単純に 「悪いのは全部阪神ファン」 「阪神ファンの野球場の出入りを禁止にしろ」と言うことは出来ない。

 何故なら、 「ムカついたことがあったとき、感情にまかせて公共物を破壊する」 という行為は、グラウンド内でプロ野球選手やチームの監督が、 実際にやってきた行為だからである。


球場の備品を破壊・投棄するプロ野球の現役監督

↑球場の備品を破壊・投棄するプロ野球の現役監督


球場の施設をスパイクで破壊するプロ野球の現役選手

球場の施設をスパイクで破壊するプロ野球の現役選手↑




蘇羅想夜(そらそうよ) 「ブラウンやイスンヨがオッケーでワイらがダメってのは、アンフェアやで!」



ぶっちぎ竜