第106話

阪神に三大詐称疑惑


山本昌 「いやー、まいった、まいった。
危うく遅刻するところでしたよ」

落合親分 「どうしただ?」

山本昌 「球場が 京セラドーム って書いてあったから、何処だろう、京都あたりの地方球場かなと思って… もう、探しまくりましたよ!」

落合親分 「え!?これから京都に移動するではないだか!?」




 前半戦最後の直接対決3連戦、阪神側は戦場に “京セラドーム” とかいう
 聞いたこともない球場
 を指定して来た!

 落合監督も思わず、



落合親分 「ん?地方球場だべか?
だったらケンシン・佐藤充・中田じゃなく、 地方球場に強い山本昌をいれとくべ」



 と勘違い、間違って山本昌をローテに入れてしまっていたのだ!!
 (まさか、大阪ドームの事だったなんて!!)





阪神 vs 中日

6回戦

1関本
2赤星
3濱中
4金本
5シーツ
6町田
7矢野
8鳥谷
9井川
岡田vs落合
1森野
2荒木
3井端
4ウッズ
5オチョ
6井上
7英智
8谷繁
9山本昌



山本昌 「だったら『六甲おろし』は
♪鉄腕〜 強打〜 幾千度〜
♪鍛えてここに〜 京〜セ〜ラ〜(※)
になるのかな?」

※元の歌詞=「♪鍛えてここに〜甲子園〜」

山本昌 「…………」

山本昌 「聴いてみたいっ…!」




 ちなみにドラゴンズ応援歌『燃えよ!ドラゴンズ』の歌詞、『♪ナゴヤドームにつめかけた〜』の部分は、 球場によって歌詞が変わる。
  • ハマスタなら「♪横浜球場〜」、神宮なら「♪神宮球場〜」になります。
  • 1999.9.30優勝の日の神宮は、ナゴヤから来たと思われる人たちがいっぱい 「♪ナゴヤドームにつめかけた〜」と歌ってましたが、 正確に歌いましょう。「♪神宮球場つめかけた〜」です。
  • あと「♪オレ竜監督の胴上げだ〜」は、「♪落合監督の胴上げだ〜」が正しいです。

 ならば、『六甲おろし』の歌詞も甲子園以外では変わるのが当然だ。 甲子園じゃないのに甲子園に詰め掛けては、とんだ迷い子だ。

 山本昌の 「京セラドーム・バージョンの『六甲おろし』を聴いてみたい!」 という思いは竜打線に伝播、昨年はカモにした井川を敢えて打ち崩さず、 わずか1得点と竜の牙を隠したのだった。
 「京セラドーム版の六甲おろしが聴きたい!」
 その願いのもとに。


 
中日
阪神 x

○神2−1中×


 ところが!!

 試合終了後に球場に流れた『京セラドームの六甲おろし』は、 甲子園とまったく同じ
 「♪鍛えて〜ここに〜甲子園〜」
 だった!!



山本昌 「…え〜〜??」



 そしてここに、
 “阪神三大詐称疑惑”
 が持ち上がったのである!!


1.本拠地が兵庫県なのに「大阪の球団」
2.親会社が阪急なのにチーム名が「阪神」
3.京セラドームなのに六甲おろしの歌詞が「甲子園」


 一試合捨ててまで阪神の「三大詐称疑惑」を明らかにした中日。 この疑惑に、特捜の調査が開始されたという情報もある。
 今年の4月、


1.X確率100%
2.優勝予告(→映像)(※音が出ます)
3.今年の原ジャイアンツの強さは、主砲に頼らず小技を活かしてるのが強さの秘密だよ。 (小久保がいなくなった途端にチーム壊滅)


 と「三大詐称」をしていた読売には、既に天罰がくだった。
 さて、阪神は?


ぶっちぎ竜