第65話

解かれた封印 〜ピンキー復活祭〜




 5月21日(日)、この日、東京競馬場で、 一頭の3歳馬が重賞初出走でGI優勝という快挙を成し遂げた。
 その馬の名は、カワカミプリンセス。


日曜日 オークス(GI) 東京競馬場 芝2400m

カワカミプリンセス

優勝はゼッケン9番・カワカミプリンセス↑
(ピンクの勝負服)



井上選手会長 「これや!!」

井上選手会長 「ゼッケン 番・カワカミプリンセス…!
勝負服は ピンク
そして23日からの西武戦は、川上ケンシンが先発…!」

井上選手会長 「ピンキー復活のタイミングは、今しかない!」




 「日曜日、調子のいいとき、ファンサービスにピンクのリストバンドを復活させる!」

 シーズン前、井上選手会長は“ピンキー復活宣言” (『第20話』参照) をブチ上げながらも、 ここまでずっと沈黙を保っていた。

 その理由は…


4/02(日)広島ナゴドお休み
4/09(日)読売ナゴドお休み
4/16(日)ヤク松 山お休み
4/23(日)広島米 子7番ライト三振右安三失
4/30(日)読売東京D7番ライト左飛三振  
5/07(日)広島広 島お休み
5/14(日)楽天ナゴド代打二ゴ    
5/21(日)千葉千葉M代打二ゴ    


ナゴドで日曜にスタメン出場したことが無いからだ!!



井上選手会長 「スタメンでもないのに、ベンチで“ピンキー復活祭”ってのも格好悪いからなあ…。 しかし、このままではシーズンが終わってしまう…!」



 そこへ舞い込んだのが
     「カワカミ、オークス制覇!」
     「ゼッケン9番&ピンクの勝負服で!」
 という朗報!
 このタイミングを、我らが井上が逃すはずはなかった!!

 そして23日、ついに“封印”は解かれたのである。



伊東 vs 落合
1回戦

1福地
2高木
3中島
4カブレラ
5和田
6中村
7高山
8細川
9涌井
落合vs伊東
1井上
2井端
3福留
4ウッズ
5オチョア
6立浪
7谷繁
8森岡
9川上


井上、スタメン1番!!


ピンキー復活!


ピンクのリストバンド
復活!!


井上、空想インタビュー



井上vs涌井

「ヒーローインタビューはもらった!」

井上vs涌井

「今日はピンキー復活……祭……」

井上vs涌井





マケ
 
西武
中日

○西4−1中×



井上、帰る

「さ、来週は日本ダービーや!」


ピンキー復活祭、終了。

翌日、井上スタメン落ち。

翌日、リストバンドもブルーに。


ぶっちぎ竜