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第３０話
阪神新喜劇
〜その文化と伝統〜
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【 何でも相談室 】
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【相談】この春から大阪に引越ししました。
正直、大阪の笑いは難しいというか、笑わないと「僕のセンスが悪い」ように言われてしまうのです。
一例をあげると、吉本新喜劇は毎週毎週同じギャグばかりで、
何処が面白いのか分かりません。
それを地元の人に言うと、
「アホやな。あのマンネリが面白いんや」
と、僕がアホ扱いされてしまうのです。悪いのは僕なんでしょうか？（大阪府・匿名希望）
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【回答】そら、悪いのはアンタや。
マンネリの面白さが分からないなんてセンス無さ過ぎやで。これやから東京モンは！
マンネリが大衆に支持され歴史を重ねれば、それはもう“伝統”や。
あんたかて創業１２０年の伝統の技を見て「こんなのマンネリじゃん！」とは言わへんやろ？
同じことを繰り返すことによって生まれる文化ってもんもある。
大阪の文化は「マンネリの文化」って言ってもええくらいやで。
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「フム…。マンネリの文化か…」
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「フフフ…去年もＪＦＫ継投をワンパターンとかマンネリと言われたが…
最後に天下を取ったのはワシらやで！！」
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岡田 vs 落合
２回戦
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阪神、また序盤に５得点ーーー！！
今日も楽勝ムードだぞーーー！
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あーれー！？
また福留＆アレックスに被弾ーーー！
また同点に追いつかれたーー！
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「ピッチャー・能見！」
また同点で能見だーーー！
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また能見が打たれたーーーー！
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阪神、昨日と同じ展開で、
昨日と同じ逆転マケーーーー！！
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「…マンネリの文化…か…」
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×神５−９中○
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【 何でも相談室 】
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【相談】
こういうマンネリも、
回数を重ねれば“伝統”になる
と思うのです。
（兵庫県・匿名希望）
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【回答】
“弱い阪神の伝統”
を取り戻してどうするつもりや。
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「岡田監督。じゃ、最後に例のヤツを」
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「……」
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「今日はこれくらいで勘弁しといたるわ！」
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