第２１話 開戦！ 　2006年3月31日、18:00。 　セ界に開戦を知らせる号砲が鳴り響き、覇者を決める戦いが始まった！ ブラウン vs 落合 １回戦 　川上vs黒田の投げ合いで始まった怒涛の投手戦は、黒田が６回を０封で投げきって２番手・横山にスイッチ、 川上は７回を０封で投げきってその裏、川上の打席で 　代打・真の主砲井上 　が告げられる！！ 中日ファン・横竜vs 真の主砲！ カッキーーン！！ 井上の振りぬいた打球は、唸りを上げて右中間へ！ ２ベースヒット！ 　そして井上はこの１打席でベンチに下がり、規定打席不足ながら 　セの首位打者 　に立ったのだった！！！！ セ打撃成績(3/31終了時点) 順位 選手名 球団 打率 １位 井上 中日 1.00 １位 東出 広島 1.00 １位 広瀬 広島 1.00 １位 藤本 阪神 1.00 １位 岩村 ヤクルト 1.00 １位 古木 横浜 1.00 １位 李 読売 1.00 １位 黒田 読売 1.00 　選手会長として、竜の打のヒーローとして、絶好調の予感を感じさせる井上。 今年は念願の初タイトルとなるか！！ ☆　　　☆　　　☆　　　☆　　　☆ 　なお、試合の方は８回終了まで０−０のまま進み、 ９回の表、広島の先頭打者・山崎が弾き返したレフトへ抜けるかと見えたライナーを、 なんと立浪が横っ飛びでキャッチ。 まさかのファインプレーに 「いったい、あの三塁を守ってる背番号３の中の人は誰なんだ！？」 と動揺した岩瀬が直後に３連打を浴び、０−２でマケた。