第４話 川相、コーチ兼任になる 川相よ。 オメェは来季からコーチを兼任してくれ。 コーチですか？ んだ。 今まではオメェも、 本職のコーチ職に気兼ねして 若手にあまり突っ込んだアドバイスは言えなかったべ。 誰にも気兼ねなく若衆たちに指導できるように、 コーチの肩書きをやるだ。 気遣いありがとうございます、親分！ そういうことなら喜んで！ 「○○コーチ」ってんだと教えられることが限られてしまうから、 幅広くなんでもアドバイス、 若衆の相談役になるってことで 『メンタル・アドバイザー』 ってのはどうだ？ 頼むぞ、川相。 分かりました！ 若手の指導は任せてください！！ 川相メンタル・アドバイザーの、コーチとしてのキャンプが始まった！！ そして、３ヵ月の月日が流れた。 監督に打撃のアドバイスをもらったよ。 ポイントはバットの握り方。 お寿司の握り方じゃないよ！ バレンタイン・チョコもらったかって？ チョコチョコっと、ね！ …ちょっと川相を呼べ。 （誰がダジャレのコーチングをしろと言った） “中日のダジャレ・ハラスメント” “ダジャレ村の村長” “ダジャレ連発記録ギネス申請中” 川相昌弘 “オフのバラエティ選手会長” “ファンサービスに命を賭ける” “目指すポジションは『笑いの取れる古田』” 井上一樹 “髪の毛のある方のエース” “賢い方の中田” “谷繁のリードを唯一「理解しようと努力する」男” 中田賢一 つづく