2005/05/05(木) ウッズvs藤井、想定外の乱闘!【前編】


(1) 予兆は4月12日から


 その前兆は、開幕当初から現れていた。

 昨年のウッズ、横浜時代の死球は2年間で4個。それが中日にうつった途端、 開幕から9試合で「2」と、早くも昨年の死球数「1」を超えてしまったのだ!

 「コレ以上ノ死球ニハ、モウ黙ッテラレナイゼ!」

  万年最下位のベイの4番と昨年優勝の中日の4番では攻め方が違うのは当たり前 と普通のファンは思うが、中スポは面白おかしく「ウッズ、乱闘覚悟!」と1面で煽り立てた。
 ここ数年、山田久志→落合と温厚な東北人監督で、 中日の乱闘が極端に減ったことが、 センイチ時代の「月1回、定期乱闘」に馴れたナゴヤのファン には物足りなかったかも知れない。

 兎にも角にも、この頃(4/12)から既に、「ウッズ死球→乱闘」というエサは、 (中スポによって)撒かれていたのだ。


「ウッズ、死球に対する報復予告」(4/12,中スポ)

警告2




(2) ヤクルト戦で左手小指骨折


 そして4月17日、左手の痛みがひかないウッズは再検査の結果、 6日のヤクルト戦で五十嵐亮からの死球を受けた際に 左手小指を骨折していたことが判明した!!



「ウッズ、ヤクルト戦で死球骨折!」(4/17,中スポ)

ウッズ、骨折!


 っていうか、最初の検査で「打撲」って誤診した医師は誰!?
 骨折って、患部が腫れあがって、ビリビリ痺れるもんじゃないのか!
 何で今頃!?
 10日も経ってから何故判明!?




(3) ウッズ、ヤクルト戦を前に乱闘予告!


 何ともうさんくさい経過で「ウッズの骨折はヤクルトの五十嵐の死球のせい」 と“遺恨”ストーリが出来上がった頃、突如、 中スポ1面に物騒な見出しが載った!!


「ウッズ、対ヤクルト3連戦前に報復予告」(5/3,中スポ)

警告1


 ステージは整った。
 あとは役者が舞台で踊るだけだ。


→ 【後編】へ続く