1月3日(土)

落合、谷繁を語る。

 1月3日付けの日刊スポーツ紙面に、落合親分の新春インタビュー記事が掲載されている。 ちなみに日刊スポーツは、昨年まで元締めが専属解説者をやっていた新聞で、 この秋の政権交代では落合関係のすくーぷ記事を他紙に先駆けて抜いている実績があり、 親分も(検閲のある地元紙と違って) 本音の部分が語れるようだ。


    『日刊スポーツ』より
     ―あけましておめでとうございます。 さっそくですが選手に「オレ流」を奨励している。 オレオレ軍団になったら監督として使いにくい面はないのか。

       落合親分  1番使いやすいよ。指揮を執るのはこっち。 こっちが指示したことをできなければ、次の日にはそこにいない。 選手は右向けと言われたら右を向かないといけない。 こっちの指揮下に入ってキチッとやってくれないといけない。 それと自分を大事にするということは違う。命令違反する選手は使いません。 勘違いしてる選手 はこっちが教育すればいい。 こっちが要求していることをやることは自分を生かすこと。 できないやつはいなくなる。できるやつは残っていく。簡単な図式ですよ。

 元締めが与えたいわゆる「ベテラン特権」は、好き勝手にやればいい、 とか、温泉でゴルフでもしてゆっくり休め、という意味ではない ベテランはいちいち指示しなくても自分が何をすべきか分かってるはず で、 開幕までに「試合で言われたことが出来る」状態に持っていけるなら、 自由に調整していいという意味だ。
 言われたことが出来るなら、である。


     ―正捕手の 谷繁 には厳しい言葉を発しているが。

       落合親分  今のウチが勝っていくには、守り勝つということが大事になる。 どうやって1点を取るかというよりも、 どうやったら1点をやらないで済むかという考え方。

      シーズン中に見ていて、その辺りが少し違っているように見えた。

       極端に言えば、 打率は1割台でもいいからしっかりと守ってくれ ということ。 これからいろいろ話しをする機会も増えるだろうね。

本人だけが気付いてない当たり前のことを語る雄山


 ようやく、親分の本音が出た。
 本かわら版でもタニシゲに対しては、口をすっぱくして 「オマエのリードは投手陣の足を引っ張ってる。 打撃よりリードの勉強をしろ」と言ってきたわけだが、 やはりそれは外野から見たとき一般的な意見であり、 谷繁だけが“オレは打撃が本職” と壮絶な勘違いをしていた ことが今、元締めの口からあらためて明らかになったわけである。

コミュニケーションの足りないタニシゲはこのオフを無駄に!

 「タニシゲは秋季キャンプ、二人部屋でコミュニケーションを取ってほしい」
 「強化ポイントは捕手」
 「背番号ハクダツ」
 「聞きたいことがあればいつでも聞きに来い」

 ああ。これまで出してきた落合親分の数々の“ヒント”の意図は、 やはりそれだったのだ。 多くの第三者はそれに気付いていたが、 本人だけが気付かず、この2ヶ月まったく無駄なオフを過ごした というわけだ。筋トレで発達したのは脳味噌だけか。

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