10月21日(水)

川相、きゃんぷ参加を決意する。


 江戸藩・読売一家で 『ばんと職人』 として活躍、 藩内のお家騒動で老中・堀内が実権を握ったことで、 追い出されるように流浪の身となった 無職・川相 が、名古屋一家の客人として迎え入れられる事になった。

呆れた!無職なのに職人だなんて!


 川相は当初、「現役仕置人を続行したい」と言いつつも、 「自分から連絡するような事はしない。自分を必要としてくれる一家に行く」 と、就職活動もせずに家で腹出して寝ながら朗報を待っていたが、 この日までどの一家からも連絡は無し。

 唯一、名古屋一家の落合親分が、新元締めの就任インタビューで補強方針について聞かれ、 「ウチでやりたいって人にはテストを受けさせるよ。…川相? まあ、いるとありがたい仕置人ではあるね。 れぎゅらーがケガしたときとかね」 とコメントしたのみだった。言い換えれば、 れぎゅらーがケガでもしない限り、川相なんかいらない という事だ。

 この、「川相は獲りますか?」 「使えるなら獲るし、使えないなら獲らない」 という 普通のやり取り が、翌日には 「落合、川相にラブコール!」 と曲解報道され、それを読んだ川相が 「今まで公の場で欲しいって言ってくれたのは落合さんだけ」 という激しい拡大解釈を展開、 「名古屋一家のてすとに落ちたら現役引退」 とまで言い出す壊れっぷりで、元締めを困惑させている。

川相は勘違いしてるぞ!


 報道ではいつの間にか「相思相愛」「入団確実」という 何処から出てきたのか見当もつかない四字熟語 が乱れ飛び、 「場の空気的に、盃をやらないといけないような状況」 に追い込まれている元締め、 船出から早くも荒波が立ちはだかる。

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