10月8日(水)

宇野・孝政、明るいところを買われる。


 仕置人・名古屋一家の新元締めが落合に正式決定、この日、 襲名の儀式が行われた。

 新生・落合一家の世話人衆として、 「88年の世直し」のときに落合と“仕置きのくりーんなっぷ”を組んだ宇野が抜擢、 また、 明るいだけが取り得の孝政兄貴が、 一家の世話人頭として就任することが決まった。

 「それぞれが一割の底上げをしてくれれば、 世直しは決して難しくはない」

 と語る新元締め。組閣については

 「世話人衆は仕置人より先に帰ってもらっては困る。 全身全霊を傾けて指導してくれる人でないといけない」

 と厳しく注文。 沖縄特訓では間違いなく早めに世話を切り上げ、 夜のコザ(※)に繰り出しそうな孝政に早くも釘を刺した。

山岡さん、コザで飲みすぎる
(※コザ…沖縄の繁華街。飲むなら那覇、女の子ならコザと言われる)


 しかしこの組閣、昨日の今日で(ただでさえ名古屋には縁遠かった)元締めが 宇野と孝政の採用を決めたとは考えにくく、 落合決定以前に報道された、 「元締めが高木の場合は、小松を世話人に」 「元締めが野村の場合は、伊原を世話人に」 といった動きから察するに、 全ての人事は 影の参謀・井出 の手のひらの中にあり、「陰気な東北人の落合だけに、明るさをふぉろーする必要がある」 という理由ただそれだけで、 明るいしか取り得のない二人 が選ばれた事は疑いようのないところだ。

 しかし、その辺の対応はさすが名古屋一家の元締めでは久々の 体ではなく頭でものを考える 落合だけに、

 「選手を育てなければいけないのに、1軍も2軍もない」

 と、宇野・孝政の「1軍世話人」決定を先送り。 井出の思い通りにはならず、 世話人衆は当面の間1軍・2軍に分けずに混在する考えを示し、 孝政と宇野の適正をじっくり見極める算段だ。

山岡さん、コザで飲みすぎる

コザで飲みすぎました。


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