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どらふと壱巡目
中川裕貴君
(内野手・中京高)
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読みは“ひろき”。岐阜のアイドル・スター。
「先頭で指名しないと他の一家に獲られそうだ」
と
いらぬ心配
をして即戦力の佐藤・石川を差し置いて1巡目指名した。
が、岐阜の高校生にそれほど他の一家が注目してるとは思えず、
おそらく
岐阜の方で声があがった(*1)
のが真相だろう。
あんまり岐阜出身の仕置人を置いておくと
いつか守道が帰って来そう
で、怖いゾ。
(*1)岐阜の方で声があがった
…山田親分退陣後の新しい元締め就任候補に
高木守道氏の名前があがったとき、
ファンからの猛反対の声にビビったフロントが
ついうっかり漏らしたセリフ。
“岐阜の方”には、一家に圧力をかけるほどの強い力を持つ人間がいると噂される。
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どらふと参巡目
石川賢君
(投手・八戸大)
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読みは“さとる”。
八戸大ではエース・川島(ヤクルト自由枠)をフォローするリリーフ・エース。
MAX149キロの直球を武器にする右の和製クローザー候補だ。
函館出身なので北海道フーズフーズが狙っていたが、
本当か嘘か知らないが本人が中日ファンらしく、
自由枠も使わず、1巡目指名でなくてもあっさり獲得した。
4巡目の佐藤(読売が3巡目指名を検討)といい、
6巡目の堂上(近鉄が2巡目指名を検討)といい、
久々に名古屋一家スカウトの
コソ泥戦術
が成功したといえる。
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どらふと死巡目
佐藤充君
(投手・日本生命)
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読みは“みつる”。佐藤秀樹はサトヒデ、佐藤康幸はサトヤスと
佐藤という苗字は略さないと気がすまない名古屋人気質
で、どんな略され方をされるのか注目される。サトミツなのか、サトツルなのか。
MAX149キロの直球を武器とする身長190センチの大型右腕、
ということは
アゴの短い門倉
か。
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どらふと伍巡目
中村公治君
(外野手・東北福祉大)
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読みは“こうじ”。新しい中村さん。
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どらふと六巡目
堂上剛裕君
(内野手・愛工大名電高)
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てらし(照)の息子で読みは“たけひろ”。愛工大名電野球部主将で、
やまさき&イチローの後輩に当たるが、
選抜の組み合わせ抽選会。各校の主将が淡々とくじを引くなか、
自分の番が回ってくると、ひとり腕組みをして「どっちを引こうか」真顔で悩む。
(『asahi.com』より)
というエピソードからすると、
性格的にはやまさきタイプか。
「君に期待されてるのはホームランだ!」
などといらぬ悩みを抱えさせないようにしないといけない。
高校でのポジションはサード。
また誰かが
“立浪2世”
とか言いそうだ。
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どらふと七巡目
川岸強君
(投手・トヨタ自動車)
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読みは“つよし”。右のサイドハンドで、武器はスライダー。
桐蔭学園→駒大なので、もろ関川の後輩。
川岸本人の活躍よりむしろ、
「オレの後輩ッス!燃えてきました!命がけで後輩にいいところを見せるッス!」と
熱く燃え上がる関川の闘志
が楽しみ。
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どらふと八巡目
小川将俊君
(捕手・日本通運)
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読みは“まさとし”。さいたま(浦和派)・日本通運のキャッチャー。右打者。
今回の仕置人増員どらふとは基本的に井出老中&中田筆頭家老の両名が画策したが、
落合親分が「捕手を追加してくれ」と要望し、直前で追加された。
右の長距離砲で即戦力キャッチャー。
元締めの
“タニシゲおろし”
は着々と進む。
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移籍仕置人 |
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広島
100きろの筒井
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父は春日野部屋の元力士・司錦。最高順位は幕下十二枚目。嫁・悦子。
ヤマハ出身なので岡本の後輩。
2001年ドラフト8巡目指名で広島藩の盃を受けるが、
2年間で1軍での仕置きはゼロ、自由契約になった。
名古屋一家の秋季きゃんぷに参加し、てすと合格。
1軍登板がないのでデータは無いが、元締めの求める「一芸」として、
02年には球界最重量・投手なのに体重100キロ
という記録をもっていた。
03年は伊良部の阪神入団で残念ながらトップの座を奪われたものの、
その伊良部がえふえー宣言、米球界への復帰を希望しているため、
再び筒井が「トップの座」に躍り出る。
ちなみに、名古屋一家の入団テストは、落合親分により
「11月5日から始まる秋季きゃんぷに初日から参加すること」
という条件がついており、
このきゃんぷに参加したのは川相と筒井の2名のみ。
実は、他の戦力外選手たちは
11月5日は広島球場で合同とらいあうとがあるため、沖縄なんか行ってられなかった
という裏事情があり、そんな落合親分の痛烈な意地悪
にもめげず、とらいあうとを蹴ってまで沖縄に来た筒井は、
よほど名古屋一家に賭ける意気込み(やる気)が高かったか、
或いはとらいあうとの日程も知らなかったお馬鹿さんのどちらかと言える。
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※もっとも、日本の合同とらいあうとは、これまでの実績をみると合格者が出たことは殆どなく、
台湾や韓国の関係者が日本人選手を買いにくる公開セリ市となっているのが現状だ。
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読売
ぎねすの川相
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他の一家で実績のある仕置人が、非人間的仕打ちを受けて追い出され、
それを名古屋一家が受け入れた場合、必ず活躍するというじんくすがある。
中でも読売から追い出された人間については、
エースとして活躍した西本聖、
チャンスに強い仁村薫、
いつの間にか先発ローテに入っていた平松、
寂しがり屋の野口の心のサポーター・柳沢と、数が少ない割に多くがいい結果を残しており、
吉原以外は
「ハズレが無い」といっていいだろう。
もともと読売に入れるくらいの“野球エリート”なのだ。
それでも、多くの選手はあの臭くて汚いオレンジ色のユニフォームを着ると、
それだけで満足してしまい、ぬるま湯の中で心まで腐り切り耐え難い腐臭を放つものだが、
読売を「終着点」としない志高い選手は、
追い出されたことによる読売への反骨心で心身を鍛え上げ、
元からあった才能に「プラス・雑草魂」が加わるのだろう。
それはまるで、長年土の中でくすぶっていた醜いカブトムシの幼虫が、
陽のあたる場所で初めて光り輝き、ヒーローとして羽ばたく姿に似ている。
なお余談だが、カブトムシの成虫の平均寿命は、1〜2ヶ月と、短い。
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