仕置始末記
名古屋一家、セ界を制する




 この日、世界中で「Xの態勢」で待機する市民が、60億人いたという。

 名古屋一家に待望のマジック1が灯って2日間、 人々はずっと「Vの態勢」で待機し、 48時間その姿勢のまま待ち続けていた!!


サッカーファンも!

サッカーファンも!

F1ドライバーも!

F1ドライバーも!

スキーヤーも!

スキーヤーも!

アメリカ人も!

アメリカ人も!

ブラジル人も!

ブラジル人も!

あの国の人たちも!

あの国の人たちも!

そして将軍様も!

そして将軍様も!


そして世界中が!



そして、2004年10月1日。




堀内監督  ミラクル!ミラクル!まだ分からないよ!
 今日こそは負けられない試合だ!


  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
読売 0 1 0 0 0 1 0 4 0 6
ヤクルト 0 0 2 0 0 0 1 0 1 4

読売、ヤクルトに逆転勝利!!


堀内監督  ええっ!? うちが勝つと中日優勝!?
 そんなぁーーーッ!!


次々に仕置きされた一家の長

チィーーー……ン


落合親分  ホリさんらしい最期だったね。


中日、歓喜の優勝!(1)

中日、歓喜の優勝!(2)

中日、歓喜の優勝!(3)

中日、歓喜の優勝!(4)

中日、歓喜の優勝!(5)


 2004年10月1日。 この日、セ界に暗躍する五悪神の野望をすべて討ち砕き、 愛と正義の名古屋一家のセ界制覇が達成された。

 この勝利の持つ意味は何か。
 この年、世の中は悪の読売の金満独裁を発端として起きた、 「球界最大の危機」を迎えていた。

 名古屋一家のセ界制覇は、世の乱れの根本にある 「カネこそが正義」「カネを持つものだけに優しい天下」 「貧乏一家に厳しい世の中」という腐った“悪の不文律”を否定、 「補強などしなくても、カネなど遣わなくても天下統一は出来る!」 という事を口先だけでなく行動で証明し、、 貧しくて補強も出来ない堅実経営の各一家・庶民たちに、 希望の光をもたらし、 それまでは漫画やテレビの中でしか存在しなかった 「正義は勝つ!」 という勧善懲悪を、 今ここに現実のものとして為しえたのである!!


ありがとう落合親分!




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