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いや！基本方針は間違ってないはずだ！
ボクの親友のセンちゃんは、チュニチを追い出された人間…。
センちゃんとフロントの関係が悪いことは、ボクもよく知っている。
だから明大卒の投手が投げる日は、
査定が悪くなるから打者は打たないはずなんだ！
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前日、ブラック立浪、いや、謎の人物にダマされメッタ打ちにあった広島だが、
今日も名古屋一家の先発は“明大組”の川上。
「川上なら、名古屋の打線は不発のはずだ！」
とばかりに、不調の高橋建を“連敗ストッパー”に指名したのである。
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| 名古屋 |
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| 広島 |
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そして、名古屋一家打線は
川上が投げているので本当に不発
、６回までゼロを重ねた。
ところが！
ここまで好投を続けてきた高橋建が、７回にタニシゲにまぐれ当たりの２ランを浴びると、
７回108球、２失点で降板。
残り２イニングを繋ぐセットアッパーに山本監督は、
佐々岡でも大竹でもなく、天野を指名
したのである。
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佐々岡は最近不調、大竹はもったいない。
我がカープの優秀な情報網によれば、今日の中日打線はヤル気なし。
天野で十分イケるはずだ！
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☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
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…天野？
誰？
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スコアラーさん、対戦相手のデータあるかな？
最近のだけでいい。
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天野ですか。分かりました。
前回登板は6月13日の読売戦、８回に１死満塁で佐々岡の後を受け登板、
仁志を中飛、清水にレフト線２ベースで３点タイムリー、
ローズを１ゴロに仕留めてます。
その前は6月4日の中日戦。このときは打者４人と対戦、３人を討ち取ってますが、
井端にホームランを打たれてますね。
一発屋を仕留めるのは得意ですが、清水・井端といった伏兵、
反対方向を得意とするクセ者系のバッターには油断するタイプのようです。
最近の登板間隔はバラバラで、安定度は今イチかと。
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よく調べてるな、ありがとう。
井端から始まる打順。井端が塁に出れば、３・４・５番には繋ぎに徹してもらって、
６番中村で勝負をかけるのがいいようだな。
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ピッチャーは天野。
先頭・井端が塁に出ると、立浪がボールをよく見て四球を選び、
福留・オチョワは凡退したが、６番の伏兵・中村公治が同点タイムリーを放った！
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| 広島 |
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い、一体誰なんだ！
あの中村というバッターは！？ 聞いたことがないが、新人か？
スコアラー！中村のデータを！
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はい！
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中村 公治（なかむら・こうじ）
外野手
(1)東北福祉大出身
(2)明るい性格
☆おうし座
☆ＡＢ型
☆愛車/なし
☆趣味/映画鑑賞
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…これだけか？
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これだけです！
取材費、無いし…
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…分かった。これで何とかやってみる。
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試合は延長１０回表、２死一二塁から中村公治の２点タイムリーで勝ち越し、
名古屋一家が逆転勝利をおさめた。
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| 名古屋 |
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| 広島 |
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