第十殺
ドミンゴ、一家の命運を握る

4月28日(水) ×広島−中日○



 そろそろ 横浜が何故解雇したのか、その原因が誰の目にも明らかになりつつあるドミンゴ が、ようやく移籍後初勝利を挙げた。

 「日本で失敗する外国人選手」といえば、一般的には

  • クイックが苦手
  • ランナーに揺さぶられるとイライラする
  • ジャッジへの不満を態度に出し、審判を敵に回す
  • ヤケクソな態度で四球を連発、ゲームを壊す
  • やたら捕手のサインに首を振り出す
  • 野手が激励に行っても無視
  • 「自分が悪い」とは絶対に言わない
  • 途中で帰る
  • 直球だけは速い
 といった傾向があるが (あくまで「一般的に」であり、「ドミンゴが」という事ではない)、 そんな歴代のハズレ外国人とはひと味違うドミンゴは、 今日は そんな素振りは全く見せず、 7回0/3を2失点、ようやくの勝ち投手となった、


  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
阪神 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
名古屋 0 1 0 0 3 0 0 0 x 4


 試合後、ドミンゴは
 「これまでアンラッキーなとこもあったけど勝ててよかった」
 と、普段見せるメンタル面の弱さはひとまず棚上げ、 これまで勝てなかったのを“運・不運”で片付けてしまう マウンド上でも見せて欲しい“気持ちの切り替え” を見せつつ、待望の1勝を素直に喜んだ。

 そしてドミンゴの運命共同体・森繁和コーチ の首の皮も同時につながったわけだが、
 「そりゃうれしいよ。(横浜から)一緒に連れて来たんだもん。 これからどんどん勝っていくよ」
 と、これも横浜からもってきた ベイ感覚あふれる楽観主義 で堂々の「連勝スタート宣言」だ。

 一方で、そんな森コーチの進退問題をファン以上に注目している人間がひとり。


孝政  フフフ…。森コーチが失脚すれば、 投手部門は完全にオレの手に…


 本当の危機はドミンゴの勝率よりも、 連動して起こるだろう森コーチの去就問題、 そしてそれに伴う 鈴木孝政チーフ投手コーチの実質的な権力支配 であり、 森コーチならずとも「ドミンゴよ、勝ってくれ!」 と願うのは多くのファンの一致した気持ちだ。
 何しろ、ドミンゴの選手契約は基本的に1年だが、 タカマサとの契約は3年もあるのである。

悪魔のフローチャート


キャアアァァアア!!



- 新・必殺それペナ稼業! -