仕置依頼・U
7年ポジション
〜井上、東スポ1面(4/27)記念〜




監督  「伺いましょう」

匿名希望  「…まず、この新聞を見てください!」

井上、1面デビュー!

監督  「おお、すごいじゃないかカズキ。お前、全国区の新聞で1面トップだぞ」

匿名希望  「あ、あの、ボクはそのカズキとかいう人とは別人で、 一介の依頼者ですので…」

記事内容


オレを青ゴジラと呼ぶな!! 球界に時ならぬゴジラ騒動が勃発した。 本家・ゴジラのメジャーでの活躍にあやかってか広島の55番男・嶋重宣外野手(27)が 「赤ゴジラ」と命名されたかと思ったら、今度は中日の井上一樹内野手(32)が「青ゴジラ」 の尊称をちょうだいした。ところが井上は
「ふざけるな!オレには本名がある」
とマジ切れだ。

監督  「ほうほう、大きく出たな。
 でも、これのどこが不満なんだ?
 ああそうか、『井上一樹内野手』の “内野手” の部分だな?
 まあ起用法から察しはついてると思うが、
お前のヘッポコ守備では内野は無理だ。
 ものごとは正確に、 井上一樹 “外野手” って書いて欲しいよな」

匿名希望  「あ、ボクは使ってもらえるんなら何処でも…。
  いえ、そんなことじゃないんです!
  続きも読んでください!」

記事内容


 井上の快挙に気をよくした系列スポーツ紙が、 中日のチームカラーにちなみ、 嶋に対抗する意味でも「青ゴジラ」と書きたてた。 それ以来、チーム内では青ゴジラ=井上定着した。 しかし、やっとこさレギュラーの座を射止めた嶋と違って、
7年間もポジションを守っている井上
には“便乗ゴジラ”が面白かろうはずがない。
 
監督  「……。
 何処から突っ込んでいいか分からないほど
 多くの事実誤認
 があるな。」

匿名希望  「おかしいでしょう!?
 だいたい僕は、いや、井上さんは、 自分で自分にニックネーム「ピンキー」を付けて流行らせようとして失敗したり、 5年くらい前の月ドラで「ニックネームはメカゴジラ」って紹介されていて (認知されなかったけど) 嶋君よりは全然早いし、 「青ゴジラ」は阪神の矢野さんが言い始めたことだし、 だいたい井上選手のレギュラーシーズンは、 99〜00年の二年間だけだっつーの!!

『7年間もポジションを守っている』って、何処のポジションだよ!

 オレが、いや、井上選手が苦労知らずの鼻持ちならないヤツで、 まるで嶋君をひがんでるような書き方されて…。
 彼が今まで2軍でどんな苦労して、 ピッチャー→ライト→レフト→ファースト→レフト、とコンバートを繰り返してるか知ってるんですか! 今だって内野手なんだか外野手なんだか…ウッ、ウウッ…」
 
監督  「確かに『7年間もポジションを守っている井上』 はヒドイな。実働たった2年ぽっちの井上に」
 
匿名希望  「そうですよ!実働2年ぽっちなのに…。
 親分!悪いやつに仕置きを!
 こんな記事を書くやつは許せねえ!」

監督  「分かった。さっそく配下の者に指令を出そう」







以下の者、99〜00年にレギュラーを獲得し、
年俸更改で多額の給料をせしめながら、
その後、ろくな仕事せず。
実働たった2年ぽっちは一家への裏切りである。

よって、仕置きを命ず。

たーげっと: 井上一樹

-- 闇の元締め --




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