仕置依頼・T
笑うキミヤス

4月6日(火) ×中日−読売○



監督  「伺いましょう」

匿名希望  「事件があったのは5回でした。ボクの…、あ、いや、 井上サンの 右中間への鮮やかな芸術的ヒット、開幕4試合連続ヒットが出たときです! いやあ、それにしても、井上さんのバッティングは素晴らしい!!」

監督  「余計な修飾詞はいいから、事実だけを述べてください」

匿名希望  「あ、すみません。 井上サンが 右中間へヒットを打ったとき、打球の行方を見ながら一塁を蹴り二塁へ向かいました。 今年は足でアピールする井上さんだけに、絶対に間に合うという自信があったのでしょう。 あの積極的なアグレッシヴ走塁は、勝てば監督賞、MVPものだったと思います!」

監督  「余計な修飾詞はいいから」

匿名希望  「は、はい。で、タイミングはセーフだったんです。タッチも着塁してからで、 明らかなセーフです。でも、塁審の有隅さんが、なんとアウトを宣告したのです! …これをジャンパイアと言わずして何と言いましょう! 証拠写真もあります!」


セーフをアウトにされた井上


監督  「なるほど…これは酷いな…。
 それで、 有隅塁審を を仕置きして欲しいと言うわけだな?」

匿名希望  「いいえ。」

監督  「?」

 「仕置きして欲しいのはこいつです!!」


落合・今季初の抗議、工藤・今季初の笑顔


 「何だよこの満面の笑みは!!
 誤審は誰にでもある。しょうがない。でも、
 人が真剣に抗議してるときに、何がおかしんだよアヒル!!」

監督  「…このチームに3年もいると、こうなるんだよ」

 「(ハッ!)…すると落合さんも…!?」

監督  「本当に苦しくなると自然に笑顔になるんだ。
 ピンチになると、テレビ中継で必ずアップにされるからな。
 ピッチャー交代のときのオレの笑顔も…本当は…」




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