3月25日(火) 児玉政権の終焉













ふりむくと

一人の名無しの球団幹部が立っている

彼は中日が勝つたび

うれしくて

球団公式ページで

「中日は素晴らしいチームだ」

と絶賛した









ふりむくと

一人の名無しの球団幹部が立っている

彼は中日が負けると

悔しさを押し殺し

球団公式ページで

「愚痴は言いません」

とその場限りの嘘を吐き、下唇を噛んだ











ふりむくと

一人の名無しの球団幹部が立っている

彼は工藤・江藤のFA争奪戦で

長嶋監督の携帯電話攻勢に敗れ

2人とも奪い去られ 翌年の優勝フラッグまで奪い去られた











ふりむくと

一人の名無しの球団幹部が立っている

彼はヤクルト・川崎のFA争奪戦で

昨年やられた携帯電話攻勢を仕掛け

翌年から2年間で1勝も挙げることのない“読売キラー”と

3年6億円の複数年契約を結んだ










ふりむくと

一人の名無しの球団幹部が立っている

彼は横浜・谷繁の争奪戦で

得意の携帯電話攻勢

翌年、打率.215という高卒新人並みの打撃力しかないキャッチャーと

4年12億円の複数年契約を結んだ









ふりむくと

一人の名無しの球団幹部が立っている

彼は暮れも押し迫った年末

それまで中日のホームベースを死守してきた中村武志に

「谷繁が獲れたから、君は好きなところに行くがいい」

「ただし、阪神以外」

と注文付きで、突然の自由契約を言い渡した









ふりむくと

一人の名無しの球団幹部が立っている

彼は中日からFA宣言した前田幸長に

事前交渉で彼を引き留めるだけに十分な契約金額を提示したが

本交渉ではそれより低い条件が提示され

「話がこの前と違う」

とチームを去られた









ふりむくと

一人の名無しの球団幹部が立っている

彼は中日が勝つと

「この継投は試合前、私が監督に進言したんだ」

と、フロントの現場介入をネット上で「告白」し

自分の好采配に酔いしれた







ふりむくと

一人の名無しの球団幹部が立っている

彼は中日が負けると

「どうして山崎を使うんだ!水谷コーチは何をしてるんだ!」

とネット上で身内批判を行い、

翌日、山崎の姿はスタメンから外れ

翌週、水谷コーチの姿がベンチから消えた







ふりむくと

一人の名無しの球団幹部が立っている

やがて秋が来て

彼の補強した新外国人とFA選手が全て失敗に終わり

彼がシーズン中に現場に指示した「采配」も全て失敗したその成果として

中日が「5位」という素晴らしい成績でシーズンを終えると

彼は自分が辞表を出すのではなく

星野監督に辞任勧告を出した





ふりむくと

阪神が独走を続ける今シーズンの向こう側に

リストに挙げられながらも中日が手をあげることのなかった

百万人のまだ見ぬ新外国人選手と

好き嫌いや思いつきで解雇やトレードになった

百万人の自由契約選手と

野球ゲームでもしてるかのようなフロントの現場介入の犠牲となった

百万人の飼い殺し選手が立っている



無能な球団幹部のミスを取り繕うために黙殺された

自分の出番を待っている彼らの

一番うしろから

せめて手を振って

別れのあいさつを送ってやろう



名無しの球団幹部よ

おまえに荒らされ廃れ果てたこの地・ナゴヤには

希望だけが取り残されて

風に吹かれているのだ



ふりむくと

一人の名無しの元球団幹部が立っている

幹部失格の烙印を押され本社に戻された彼は

Yahoo!掲示板を見ながら

昔 世話したドラゴンズのことを

思い出している




もう誰も振り向く者はないだろう

うしろには

危うく読売化しかけたナゴヤの球団の切ない思い出があるだけで

そこに名無しの元球団幹部は

もういないのだから






ふりむくな

ふりむくな

後ろには夢がない

名無しの元球団幹部がいなくなっても

失った全ての宝物が戻ってくるわけじゃない



人生という名のペナントレースには

1軍出場をまちかまえている百万人の

銀座に誘われなかった名もない2軍選手の群れが

朝焼けの中で

練習をしている地響きが聞こえてくる







思い切ることにしよう

ミスターDが獲った新外国人選手は

ただ数枚のハズレ馬券にすぎなかった



ミスターDが獲ったFA選手は

ただオフシーズンを盛り上げる思い出作りにすぎなかった



ミスターDが補強責任者をつとめていた頃のドラゴンズは

ただ2年間の連続ドラマにすぎなかった



ミスターDは

むなしかったあの日々の

代償にすぎなかったのだと




だが忘れようとしても

眼を閉じると

惨めだったあのシーズン

試合のひとつひとつが見えてくる

耳をふさぐと

あの日スタンドにこだました野次・罵声の音が

聞こえてくるのだ








児玉編成部長、本社更迭!


 毎年のように繰り返される補強失敗も、 責任を当時の球団社長に押し付けクビをすげ替えたり、 責任を当時の監督に押し付けクビをすげ替えたりと、 一部長の不始末の尻ぬぐいをトップに取らせる という驚きの球団経営を続けてきたわれらが中日ドラゴンズだが、 ついに悪代官が年貢をおさめるときが来た。

 このオフのミラー騒動。 「ミラーは(見せしめに)契約はそのままで2年間飼い殺しにする!」などと、 発言に責任を持たなければならないはずの球団幹部が公式の場で子供みたいな発言してしまったことが、 自らの首を絞め、日米野球の交流存続危機にまで発展してしまった(当たり前だ)。 ああ、何をやってるの!大人なのに!
 この「事件」の責任を取ることになったかどうかは知らないが、 事件の中心人物である交渉責任者・児玉代表補佐が開幕直前の25日、 チーム運営から撤退、 「ただの人」となって中日新聞社に戻されることが決定した。

 これまでの数々の補強失敗、無責任発言、フロントと現場の間に打ち込んだ二度と戻らない亀裂。

 しかし、覆水は盆には返らないが、再発を防ぐことは出来る。

 今まで同じ失敗を何度も繰り返してきた「ミスタートリ」 (オフに自分がやった補強失敗は開幕3日でニワトリのようにケロリと忘れ、 負けるとワンパターンの采配批判、選手批判をオウムのように繰り返す) こと元球団ナンバー2・児玉代表補佐の失脚は、 お騒がせ男・ミラーが残した唯一の“置き土産”となった。

 なお、後任の編成部長には井出編成担当が昇格する。


  
   ありがとう、ミラァァアア!!
 
  
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   ありがとう、ミラァーーー!!
 
  

  
   それにしても、開幕直前なのに急な話ね。また上の方で内紛でもあったのかしら?
 
  
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   (ファンにとってはどうでもいい)政権争いの醜さは12球団一だからね、中日は。
 最近本社でも上の方の人が収賄で捕まったりとか慌しかったし、 どういう勢力図になってるのかちょっと分からないよ。
 
  

  
   でも、これで中日はよくなるかなあ?(ワクワク)
 
  
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   うーん。今年に関しては、今まで児玉が築き上げてきた「負の遺産」があるから、ぼろぼろになるのは仕方がないよ。 料理を作り終わってからシェフが交代して、 今テーブルに出ている料理が美味しくなるわけじゃないからね。
 
  

  
   勝負は来年ね!
 
  
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   そう!来年こそは井出部長と 次の監督 の二人三脚で、目的意識のあるチーム作りを期待するよ!