今週のドラゴンズ (6/27)



山崎、茶パツに!?
まだ分からない自分の立場

 世を偲ぶ仮の姿でファームの4番に座り、 虎視眈々と“時”を待つ我らが覇王・山崎が、 2軍で茶パツに なっているという“仰天情報”を、本誌取材班が (よその掲示板から) キャッチした。

 ああっ、山崎よ!まだ自分の立場を分かってないのか!!

 今回、山崎が2軍に落ちているのは「敵を油断させるため」というのもあるが、 もっとも大きな課題は

「自分がいま置かれている立場を知る」

 ことであるのは、誰もが知るところ。
 これ以上ファンの反感を買ってどうする!山崎!!



山崎の狙いは?
しくまれた策略

 そもそもの山崎の2軍での目的。 それは「ボクに期待されてるのは、ホームランだから」 などと白昼夢のような事を言い出し、 状況も考えずブンブン振り回してみんなに迷惑をかける、 その思い違いを反省することだったはず。
 これがセンイチ政権時代なら 即ロッテ だったものを、 新政権のフロントが何を血迷ったか山崎と3年契約してしまい、 山崎が 「そうか、オレはこれでいいんだ!」 と勘違いしてしまったのが発端である。 その勘違いを修正するため、 山崎に自分の立場を分からせるための2軍生活だった。 それなのに。ああ、それなのに。
 山崎の思い違いはさらにエスカレート。 髪を茶パツにし、 サーファーの覇王 を目指しているとは、何事であるか!


 ----しかし、もしこれが「山崎完全復活プロジェクト」の一環だとしたら?



山田久志のシナリオ
“知将”がついにそのヴェールを脱ぐ!

 そして26日、中日球団から「リナレス獲得!」が発表され、 すべての疑問は氷解する。

 本紙6月11日付けトップニュース 『ヤマレス獲得!』 のスクープ記事、そして「山崎茶パツ事件」、 その後の「リナレス入団発表」。 これらを合わせて考えると、 ヤマレスの登録名がリナレス であることは疑いようがない。
 そう、つまり、 2軍に今いる22番の人は、髪を染めたのではなく、 山崎の替え玉として呼ばれた新外国人が、髪を黒く染め忘れた のだ。

 リナレス(本物)のキューバでのポジションはサード。 なるほど、本紙2月22日付け記事『山田狂った!』 で「山崎三塁コンバート!?」という仰天記事を報じたが、実は山崎が この時のためにサード練習 していたのだと考えれば、全て合点が行く。
 山崎の三塁守備練習は、来るべきヤマレス・デビューのための準備だったのだ。

 すべてはシナリオ通りだったのだ。
 すべては山田久志の策略だったのだ。
 おそるべし山田久志。 シーズン前に言っていた「あっと驚くような外国人選手」とはこのことだったのか。
 何しろ リナレスの名前に、 山崎のバッティング なのだ。日本中が「あっと驚く」のは間違いない。