今週のドラゴンズ (6/18)


立浪、リベンジ!

谷繁の勝利打点消す

 ここまで得点圏打率.190と、 開幕時と変わらぬ勢いでチャンスを潰し続けている谷繁 が2回裏の攻撃、 ランナー一二塁だというのに、 珍しく得点圏でタイムリーヒットを放ち先制。 すると6回表の守備で、 11日の試合で試合を決めるタイムリーを打ったにもかかわらず そのあとオマケで満塁タイムリーを打った谷繁に 1面を奪われた立浪選手会長 が、怒りの2点タイムリーエラー で先週の“リベンジ”、 谷繁の勝利打点を気持ちよくリセットした。



「あ、ゴメン!トンネルしちゃった!」


再び得点圏で谷繁

打率は正直

 立浪の“意地”はこれだけじゃ終わらない。
 自らの芸術的トンネルで3−3と同点にした立浪は、その裏、 先頭バッターでヒットで塁に出ると、井上の送りバントで二塁進塁。 バッターボックスに谷繁を迎えさえ、
  「さあ、こういう場面でタイムリーを、打てるものなら打ってみろ! オレはヒット打ったからさっきのエラーはチャラだ

 とばかりのお膳立てを整えた。 「さあ1死二塁、得点圏だぞシゲシゲ!」

 もちろん、谷繁三振。

 先制タイムリーを忘れさせるには十分な 「肝心な場面で役に立たないバッティング」 を披露させ、立浪を差し置いて谷繁ヨイショを続ける在名マスコミに “警告”を与えたのだった。


「敗因は投手」

分かってきた山田監督

 そして試合は、7回に古田のタイムリーでヤクルト勝利。

 山田監督は敗因について、



「ピッチャーの守りも乱れていたから」

 と、致命的なエラーをした立浪 ではなく 6回にピッチャーゴロを併殺に取れなかった正津を一撃。 立浪を怒らせるのはチームにとってよくない という事に、監督3ヶ月目にしてうっすらと気付き始めているようだ。


 そして今日も、谷繁の勝敗に関係のない打点だけが残った。