今週のドラゴンズ (4/03)



谷繁、これが自慢の
強気のリードだ!


中村さん帰って来て

 1点を先制しながら「1−0で逃げ切ろうなんてことは考えていなかった」 と山田監督が言うように、 リードしてる場面で山北→遠藤と継投、読売に「追いついてください」と強くアピール した7回読売の攻撃、2死二塁の場面。バッターはここまで「3の3」の清水という、 中村さんなら確実に逃げの配球で歩かす場面 だが、強気のリード・谷繁はこれが売り物の真っ向勝負。スカポンと同点タイムリー2ベースを浴びた。 さらにランナー二塁変わらずで、続くバッターは仁志。次打者が不調のウルフ高橋だけに、ここも 中村さんなら確実に逃げの配球で歩かす場面 だが、強気のリード・谷繁はやっぱり売りの真っ向勝負。スカキーンと二者連続のタイムリーを喰らい、 あっさりと逆転された。 その後、立浪選手会長の同点ソロが飛び出し、試合は2−2で延長に。 そして迎えた10回表、1死二塁でバッターは松井。もちろん 中村さんなら確実に逃げの配球で歩かす場面 であるのは言うまでもないが、強気のリード・谷繁は構わず真っ向勝負。 ボカスカドスンと決勝タイムリーを浴び読売が逆転。 原新監督の初勝利は中日がプレゼントする結果となった。

元ドラ、活躍!

神様による損失補填

 中日から追い出された選手たちが新天地で頑張っている。
 3月30日、福岡ダイエーと日本ハムの開幕戦では、鈴木平が3番手で投げ、勝利投手に。 その翌日、大阪近鉄とオリックスの試合では、 先発した小池が7イニングを2失点(自責1)で勝利投手。 そしてこの日の中日―読売戦では、 フロントの不手際で中日とケンカ別れとなった前田幸長が4番手で投げ、 原監督就任後、最初の勝利投手になったのだ。

日付対戦勝利投手
3/30○福岡―ハム●鈴木平
3/31○近鉄―オリ●小池
4/03○読売―中日●前田幸

 投手陣の故障が相次ぐ中日とあまりに対照的な、まるで 神様のいやがらせ ともいえる「中日追い出され組」の活躍だが、 海の向こうでは昨オフ解雇された中山が台湾リーグで初勝利を挙げたそうで、 開幕してまだ一週間も経たないうち、 中日を出されたピッチャーのうち武田を除く全員が初白星を挙げたことになる。 その武田も、 今週から桜花賞 ということで、初勝利は目前だ。