今週のドラゴンズ (4/01)



阪神、優勝!騒ぎ


 2002年ペナントレースが開幕した。 阪神ファンの期待、中日ファンの妬みを一身に背負う星野阪神は、 宿敵・読売相手に怒涛の開幕2連勝。オープン戦の勢いをそのままペナントに持ち込む、 最高のスタートを切った。この連勝に気の早い阪神ファンからは早くも「優勝」という 大それた2文字も聞かれ、 この勢いが最後まで続かないと知っているからこその乱痴気騒ぎ で関西方面は大いに盛り上がっており、 「オープン戦優勝」「対読売、開幕2連勝」という2つの大仕事を終え、 センイチの監督1年目の仕事は無事終了 した。 阪神への義理を果たした闘将の次なる目標は、やはり 「中日フロントへの復讐」という事になるが、 センイチが何かやる前から中日が勝手に崩壊している 現状は、これまで全て理想通りに進んでいたセンイチの「逆襲計画」の中でただ一つの誤算といえる。

中日、開幕連敗ダッシュ!

 オープン戦の勢いをそのまま持続しているのは阪神だけではない。 今までは「オープン戦は結果より内容だから」と、 内容も伴っていなかったのに 強がりを言って目線をそらし、自らの弱さを認めようとしなかった中日だが、 内容より結果が優先されるペナントで炎の開幕2連敗。 しかもヤクルトには昨年8月から通算8連敗と、 全くの無策振りを露呈しており、 鉄砲玉・波留の死のスライディングで古田を病院送りにするのが精一杯の抵抗で、 ひとまず 谷繁のオールスター枠だけは確保 した。

朝倉、もう聞き飽きた「合格点」

 しかし、そんな中日にも明るい希望が無いわけでは無い。 2戦目に先発した朝倉が5回までを無失点、 6回に崩れ負け投手となったものの、山田監督は 「(先発ローテとして)合格点だったな」とご満悦。 しかし、昨シーズン中盤から何度も先発として登板、 既にローテに入っていると思われた朝倉が、 いつの間に合格取り消しになっていたのか は山田監督の胸の中にだけしまってある様子で、 先発で好投→味方の援護なく負け投手、というお馴染みの 朝倉の“持ちネタ” に加え、そのたびに言われる「(ローテ入り)合格点」は、 朝倉登板日の新しい“名物コメント”になりそうだ。