-せんし紹介(2)-

よくわかる鈴木郁洋

黒人に襲われる鈴木郁
これが“世界のフミヒロ”だっ!

キーワード シドニー。

反・中日顔

 中日のせんしはよく「中日顔」という呼ばれ方をします。 「中日顔」というのは、下の写真のせんしのような顔のことを言います。


(49種田/99井上/22山崎(偽)/34山本昌/1福留/28落合)

 「中日顔」には
  • ゴツゴツしている
  • いかにも体育会系
  • 骨とか太そう
  • 脳味噌が筋肉で出来てそう
  • 黒い背広を着たらそのスジの人にしか見えない
 といった分かりやすい特徴があります。
 そりゃ他のチームのせんしにもそういう顔の人はいるんですが、 中日には特に多いです。 スカウトの人が そういう顔を集めている のか、 中日に入団してから(したから)こんな顔になった のかは定かではありません。

 鈴木郁せんしは、中日では数少ない「中日顔でないせんし」 として大変貴重な存在なのです。


(黒いスーツがオサレに似合いそうな鈴木郁せんし)


注意事項

 間違ってもダイエー顔とか言ってはいけません。







オリンピック日本代表

 シドニーオリンピック日本代表として出場したフミは、 3試合連続勝利打点を含む打率.291の大活躍。 ヒットで塁に出ると、公式戦ではまず見せることのないパフォーマンスを見せ、 「あの地味なフミヒロが!」と中日ファンを驚かせました。 しかし、それには理由(わけ)があったのです。

 それは日本を出発する前、フミが体の不自由な知り合いとしたひとつの約束でした。

 「オリンピックで必ずヒットを打って、テレビからメッセージを送るよ」

 そしてフミは約束通りヒットを打ち、ベース上で胸をトントン叩き、腕をかざすポーズをしました。

 「I love you」という意味の手話でした。

 その知り合いの人は、耳の不自由な人だったのです。



 そして。


熱いラブアタックを受ける鈴木郁
外人に下半身を押しつけられ顔をそむけるフミ


 間違って意味をとられたんでしょう。 以来、隙を見ては体格のいい外人せんしに熱いラブアタックを受けるようになったフミでした。 (世界でもモテモテだね!>フミ)


ひとり2ポジション制

 中日では「ひとり2ポジション制」という方針を取っています。

 たとえば同じポジションの人がどちらも調子がよくてどっちも使いたいときや、 レギュラーのせんしがケガをして試合に出れなかったときのため、 あらかじめ2つのポジションを練習しておこうというものです。

 フミは中学時代はピッチャー、高校に入ってからはショートとキャッチャーをやりました。 プロになってからはキャッチャー一本ですが、 中日では正キャッチャーの中村さんがいるので、めったに試合に出ることはありません。

 そんなフミの「2ポジション」は何処と何処かというと、 星野かんとくの隣と、星野かんとくの左ななめ前 です。
 どっちになるのかは球場によって変わるんですが、 どちらも危険と隣り合わせの、とても難しいポジションです。

フミと監督
一番危険なポジション・監督の隣に座るフミ



俊足・強肩、でも謙虚。

 フミは東北出身なので、どちらかといえば地味で控えめです。 あまり目立とうとしないし、陰で努力する、そんな雪国出身者らしい奥床しさをもってます。

 入団当初は「肩が強く、足が速い」という触れ込みで、 肩と足だけならすぐに1軍で通用する、といわれたものでした。

 でも、フミは 東北出身なので、 いくら肩が強くとも試合では盗塁を刺すなんて出過ぎた真似はしませんし(他人の邪魔をするのが嫌いだから)、 どんなに足が速かろうと、東北出身なので 自分から盗塁をしようなどと出過ぎた真似はめったにしません(目立つのが嫌いだからです)。

 謙虚ですね。



東北出身のフミは走塁も謙虚だ。アウトになるときも潔く。


フミヒロさんのミット?

 中日の正キャッチャーの中村さんは、ピッチャーの人に 「中村さんのミット目がけて投げただけです」 と言わせるほど、 本人よりもミットの方が有名 なせんしです

 さて、今後、フミがマスクをかぶって試合に出るときに 「フミヒロさんのミット目がけて投げただけです」といってもらるえでしょうか。

 答えは、難しいと思います。

 だって、 フミは自分のミットを使わない からです。


正津40センチ伝説

 98年オフ、1年目から中継ぎとして大活躍した正津とうしに、 キャンプで 「40センチは落ちましたよ!正津さん!」 と新球・シンカーを絶賛しました。

 それですっかり気分をよくした正津とうしは、2年目、 勝負どころで落ちないシンカーを放っては火だるま にされました。


フミを信じて落ちないシンカーを投げ続ける正津

 ところで今年のキャンプでは、 「野口とうしのボールはキャッチャーの構えたところから3センチもズレない」 という奇妙なうわさが飛び交ってます。_
 3センチなんて肉眼はもちろん、ビデオテープで見ても分かりません。 そんな適当なことを言ってるのはきっとフミだと思うんですが、どうなんでしょう。


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主宰:『SHINY SHADE』 (まろんさん)


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