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○…勝利/●…敗北

五月二日(土) ヤクルトに圧勝

読○12−0ヤ●


 序盤の三回、読売打線がヤクルト先発・川崎を捕らえ 七連続安打七得点の猛攻で試合を決めた。 それにしてもヤクルト、いかに投手不足が深刻とは言え、 マウンド上で針のムシロの川崎を全く替えようとせず次の四回まで引っ張ると、 次の野中が七回に五連続集中打を浴び火ダルマにされても見てみぬふり。 最後は高津が一イニング三失点も最後まで投げさせられるなど 監督として全く機能してない野村監督の頭の中は、 既にゲームの継投よりチームの継投の事で頭がいっぱいとか。

五月三日(日) 斎藤雅、完投で初勝利

読○6−1ヤ●


 「四番で打たない限り松井のスランプ脱出はあり得ない」 と言ってたしげお君の言葉は何処へやら、 五月から松井を三番に降格し清原を四番に据えた新オーダーがこの日も著しく機能し、 清原のホームランなどで巨人が完勝、投げては斎藤雅が気迫の投球でヤクルト打線を一点に抑え、 今季初勝利を完投でモノにした。 昨日の趙に続き二日連続の完投勝利に、 今まで負けていたのはやはり傷口を拡げるだけでしかない継投策のせいだった ことが明らかになりつつある読売、 「監督が何もしないのが一番の必勝法」 という事実をはからずも実証していた。

五月四日(月) ヤクルト、一矢報いる

読●2−9ヤ○


 読売のこの日訪れた唯一のチャンスは二回の無死満塁、バッター高橋の場面だが、 ヤクルト先発・石井一の強気のピッチングの前に三球三振。 以降これと言った見せ場も無く、 先発がKOされると出す投手が必ず打たれる読売の継投 をヤクルト打線が容赦なく打ち崩し、大量九点を奪い連敗脱出、 ヤクルトは対読売六戦目にしてようやくの初勝利をあげた。 読売は再び五割に。

五月五日(火) 槇原、百五十勝

読○3−7横●


 先発・槇原が七回を二失点に抑える好投。 八回二死で降板したあと、リリーフ野村が後を継ぐと お家芸の継投直後の失点 もわずか一点に抑え、槇原はメモリアル百五十勝。

五月六日(水) 松井、激走!

読●6−7横○


 継投策がいつも通り失敗し逆転された読売一点ビハインドの九回、 ハマの守護神・ササキ様から不調の三番・松井が対ササキ様プロ入り初ヒットで出塁。 ここで今シーズン打撃好調の四番・清原という絶好の場面を迎えたが、 松井が絶妙の盗塁失敗でゲームセット、 ライバル・清原のお立ち台を体を張って阻止していた。

五月七日(木) 五割対決は横浜が勝ち越し

読●1−5横○


 読売は先発・岡島を早々にあきらめた後、 その中途半端な使われ方で木田二世の呼び声高い西山 が本家真っ青の替わった途端の痛打で傷口を拡げ、 昨夜逆転打を浴びたばかりの横浜・進藤の猛打賞の活躍などで横浜が連勝した。 再び五割を切った読売、気がつけば背後に虎の足音が。

五月九日(土) 趙、完投勝利

読○3−1中●


→DRAGONS NEWS参照。

五月十日(日) 渡田主審の援護射撃で読売辛勝

読○3−2中●


→DRAGONS NEWS参照。

五月十二日(火) ガルベス完投で読売三連勝

横●1−4読○


 読売先発・ガルベスが九回に突然乱調。 明らかにやる気のないピッチングで自らピンチを招いたが、何とか切り抜け完投勝利。 最後のバッター・谷繁を中飛に打ち取ると、ガルベスは守備陣を待たずに一人だけそそくさとベンチに下がり、 慌てた堀内ヘッドコーチがフィールドに押し戻すというハプニング。 ガルベスは野手陣とのウイニング・タッチも終始ブスっとした表情で、 ヒーローインタビューも拒否。 試合後ガルベスは、九回決め球のスライダーがことごとくボールと判定された事について、 「アンパイアがヨコハマに点を取らせようとしている!」と怒りをあらわにし、 読売の味方であるはずの日本の審判、しかも今日の球審は谷なのに 何故自分のときは読売に有利な判定をしてくれないのか、納得できない様子だ。

五月十三日(水) 松井の場外弾などで読売四連勝

横●5−7読○


 今週発売の『週刊文春』の中で、しげお君について 「優秀な参謀さえいれば優勝出来る。 カンピューターやひらめきでは優勝が難しくなる、という自覚を持ってくれれば永久監督だ」 と、 采配は全てヘッドに任せて、監督は黙ってベンチに座ってろ といった本音があからさまに出てしまっている読売・渡辺恒雄オーナーだが、 そんなオーナーの思いが届いているのかいないのか。 この日は先発・槙原が四回途中でKO、 その後、平松→岡田→西山とつなぐ間に打線が松井のホームランなどで逆転、 最終回に西山が打ち込まれ一打同点という場面になったが、 鈴木尚・駒田と左が続く横浜クリーンナップにしげお君は、 継投失敗のエース・野村を左だという理由だけで投入しようとしたが、 野村の調子がよくない事からピッチングコーチに反対され、渋々右の三沢を投入、 三沢は難なくピンチを切り抜けた。

五月十四日(木) 読売、連勝ストップ

横○11−1読●


 四連勝と波に乗る読売だが、この日の先発は 連勝を止めて下さい と言わんばかりに二年目の小野。 いくら連敗中とはいえ猛打を誇る横浜打線、 連打・連打で大量十一点を挙げ快勝。 このところ松井の復調で上昇ムードの読売だが、松井の活躍の陰で 気がつけば四試合でヒット一本とスランプに陥ってた清原 が大事な場面で足を引っ張り、連勝は「四」でストップした。

五月十五日(金) 読売、完封負け

ヤ○2−0読●


 シーズン当初は「趙はスタミナが全然ない」といった堀内ヘッドお得意の 思い切りのいい決めつけで中継ぎを担っていたが、 投手陣の駒不足でやむを得ず先発に回したところ、 気がつけばローテーションの主軸となってる趙がこの日の先発。 安定感のあるピッチングでヤクルト打線を六回まで三安打に抑える快投を見せたが、 七回、二死一二塁からホージーにタイムリーを打たれ、これが決勝点となった。 試合後、趙はこの失点について、 「シンカーを投げたかったが、直球のサインが来た。首を振ればよかった」 と大事な場面で杉山のサインに従った自分を叱咤 するなど、反省は怠らなかった。

五月十六日(土) 延長十一回、広沢がV打

ヤ●5−6読○


 先発・中継ぎとフル回転で酷使されている読売・西山が、 明らかに使い方のマズさによる疲労で三イニングを四失点でKOされたが、 その後の岡田→川口→三沢の中継ぎ陣が四〜八回をパーフェクト・ピッチング。 九回に読売が松井のホームランで勝ち越すと、 一点リードの九回裏、しげお君は いつも通りピッチャーを野村に替え、いつも通りこれが失敗。 試合は延長戦にもつれ込んだが、十一回に広沢の逆転打が飛び出し、 最後は先発ローテの中で特に安定感がなく、もて余していた槇原 を抑えで繰り出し、四時間四十分の乱戦をものにした。

五月十七日(日) 斎藤雅、完投&一号

ヤ●2−8読○


 二対二で迎えた七回、ヤクルトは一死二塁でバッターは代打・ホージー。 ここでマウンドに向かった池谷ピッチング・コーチに読売先発・斎藤雅は 「勝負させて下さい!」と気を吐いたが、 しげお君にあっさり却下され、結局ホージーを敬遠、 後続を切って取りピンチを切り抜けた。 斎藤雅のエースとしての監督からの信頼度の薄さがはからずも明らかになってしまったこの場面、 堀内ヘッドが「(斎藤雅は)力勝負から技巧派への転身を模索中だ」とは言ってるものの、 技巧派のピッチャーなど育てたことのない読売だけに、 危機感一杯の斎藤雅、 八回には自らのバットでスリーランホームランを放つなど 打者転向への準備は着々 と進んでいるようだ。

五月十九日(火) 読売、三連勝

読○9−5神●


 両軍お互いに投打がかみ合わずもつれにもつれたが、 終盤松井のホームランなどで終わってみれば九対五で読売の勝利。 八回から(打席が回らなかった事から)珍しく二イニングを投げた三沢は、 「後ろに野村さんが控えてるけど、 もちろん最後まで投げ切るつもりだった」とさすがに これまで幾度となくリリーバーとしての自分の好投を粉砕してきた野村 にだけはどうしても回したくなかったようで、気迫の投球で一安打無失点に抑えた。

五月二十日(水) 桑田、骨折登板もKO

読●8−10神○


 前回の登板で左手親指付け根骨折で全治三週間と診断された桑田だが、 堀内ヘッドの 「投げる方の手じゃないから大丈夫」 という冗談みたいな判断で中二週で無理矢理登板、 スカポンと打ち込まれ五回KOされた。 降板直後、読売広報から 「フォームのバランスが悪く、制球が定まらなかった。骨折の影響だと思う」 との桑田の真っ正直なコメントが発表されたが、 堀内批判は即一軍での投手機会終了につながる事を知っている桑田、 試合後に「試合に出た以上はそれ(骨折)を理由にしてはならない」と慌ててコメントを訂正していたが、 骨折している桑田の第一打席にはランナーもいないのに思い切り強振させるなど、これを機会に 読売ベンチによる桑田潰し は既に始まっているようで、九十九年堀内政権へ向けいよいよ動きはじめたか。

五月二十一日(木) 槇原、一安打完封

読○6−0神●


 読売先発・槇原の前に阪神打線がハンセンの一安打のみと完全に沈黙、 阪神は打者二十八人で終了と四球すら与えてもらえず完敗を喫した。 試合後、槇原は「完全試合も惜しかったし、 お客さんも期待していたとは思いますけども、 あんまりやると人生つまらないですからね」と これが今季二勝目 とは思えないほど余裕の口ぶりで福岡の阪神ファンを刺激し、 さらに今後の目標として、 「完投完封できる気持ちを持って、乗り遅れないようにしたいです」と 延長になってピッチャーがいなくなったときの継投要員といった便利屋としての自分の立場 への不満をポロリと漏らしていた。

五月二十三日(土) 読売、二位浮上

読○6−1広●


 ともに個性的な継投策で試合を意外な方向に展開させる事で評判の両監督だけに注目の好カードだったが、 三回、広島先発・紀藤が打者五人で五失点という分かりやすい崩れ振りで広島が先に終了してしまった。 紀藤KOのあとを受け、広島は高橋建→東瀬→山崎→富岡と繰り出すなど、 幹英・横竜以外にもベンチ入りピッチャーが実はいた ことが明らかになるなど各方面を騒然とさせているが、 一方、読売先発・趙は しげお君お得意の試合を面白くする継投を意地でもさせない気迫のピッチング で、被安打九ながらも失点を一に抑え完投。 読売は単独二位、首位広島とのゲーム差を「一」とした。

五月二十四日(日) 読売、三位転落

読●4−6広○


 七回裏読売の攻撃、一点ビハインドで二死二三塁という好機にしげお君は 相手ピッチャー(高橋建)が左だという理由ただそれのみ で好調の左の清水に代え代打・右の広沢を起用。広沢が簡単に三ゴロに倒れチャンスをペシャンコと潰すと八回表広島の攻撃、 読売は斎藤雅→平松とつないだ投手リレーから 相手バッター(緒方)が右だという理由ただそれのみ で右の岡田を投入、緒方にスカポンととどめの一撃をレフトスタンドに叩き込まれ試合を決められた。 選手を右か左かでしか判別してない読売の選手起用がまたも首を締めた格好のこの試合後、 しげお君は「ウチの打線は広島には負けてないよ、ミスは岡田の一球だけ」と、 打線で負けてない読売が何で負けていたのか全く分かってない 様子で、敗因を岡田に押しつけていた。

五月二十六日(火) ガルベス、またも援護無し

読●1−3ヤ○


 ヤクルトは七回のピンチに、ここまで被安打二と好投を見せる先発・田畑をあっさりスイッチ、 先発再転向したはずの伊藤智を緊急中継ぎとして起用するなど 野村監督の私怨による明らかな読売イジメ の投手リレーで、読売打線を三安打一失点に押さえ快勝した。 読売先発・ガルベスは今日も打線の援護無しで早くも五敗目を喫したことになるが、 試合後の選手のコメントは、 「まあ、いい時もあれば悪い時もありますよ」(松井)、 「あー疲れた。家に帰って寝るよ」(清原)、 「ボクは一試合目よりも二試合目の方がいいんで」(仁志) と、選手は全く敗戦を気にしてない様子で、 十二日の登板で野手をシカトし家に帰ろうとしたガルベスとの確執 は未だに尾をひいてるようで、今後もガルベス先発時には読売打線による 意識的な凡打 が多く見られそうだ。

五月二十七日(水) 読売、三連敗

読●1−9ヤ○


 前回、骨折してるにも関わらず投げさせられ調子を崩した桑田が今日も五回三分の〇でKO、 打線もヤクルト先発・川崎の前に手も足も出ず、読売は最下位ヤクルトにまさかの連敗を喫した。 桑田の不調について堀内ヘッドは 「走り込むとか投げ込むとか、本人も何か考えるだろう」と相変わらず 俺には関係ないから勝手にやってろといった桑田嫌いが如実にあらわれたコメントで責任回避。 桑田KOの後は岡田→西山→川口→榎と得意の ピッチングの出来不出来にこだわらない投手リレー で、負け試合にも関わらず中継ぎをサクサクと交代し続けたツケは九回、 ストライクの全く入らない榎が五失点でも最後まで投げさせられるといった形であらわれ観客の涙を誘っていた。

五月二十九日(金) 谷球審、謎の行動

広●1−2読○


 このところガルベスに「審判がヨコハマに勝たせようとしている」と言われるなど、 読売有利の判定をしてくれなくなったと評判の谷球審だが、 この日も四回、槇原のスクイズに対し、 トマピョンがオンラインでキャッチしホームへ送球した視覚的にも状況的にも明らかなフェアを 「ファール」とコール。 審判の読売贔屓疑惑を払拭しようと孤軍奮闘 だが、その後三振に倒れた槇原が 判定への不満で審判にバットを投げつけたにも関わらず、 それでも「退場」の言葉が出ない あたり、果たして谷は読売の敵なのか味方なのかと一部で話題騒然とか。

五月三十日(土) 趙、メッタ打ちで四回KO

広○13−5読●


 「趙はエースだから、ちょっとくらい打たれても替えるわけにはいかない」 というしげお君の言葉通り、 「ちょっと=八連打」されるまで投げ続けさせられた趙 が八失点でKO。 完全な負け試合となった読売はその後、 岡田→西山→川口→榎と どこかで見たような継投リレーで、 またも最後に榎が四失点で火だるま、やはり最後まで投げさせられるなど、 どこかで見たような結果 を引き起こし、今の読売に足りないのは中継ぎでも抑えでもなく、 「学習能力」の四文字である事をはからずも露呈していた。

五月三十一日(日) 斎藤雅、今季初完封

広●0−2読○


 読売先発・斎藤雅は広島打線を相手に八回まで二塁を踏ませないピッチング。 九回に一死一三塁のピンチを迎えたものの、最後のバッター野村をゲッツーに討ち取り、 今季初の完封勝利を決めた。 max140キロの直球にカーブ・シンカーを織り交ぜた変化球主体のピッチングでの完封に、 「新しい斎藤を見たよ」というのは堀内ヘッドだが、 最後のバッターを討ち取った瞬間、 斎藤は敵地・広島のマウンドの上でサルのようにピョンピョンと飛び跳ね、 ノーヒットノーランの川尻より激しいパフォーマンスで踊り狂うなど、 壊れてるのは肩だけじゃない「新しい斎藤」 がそこにいた。

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