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○…勝利/●…敗北

六月二日(火) ゴメス、復活弾!

中○6−2ヤ●


 ケガで戦線離脱していたゴメスがこの日から五番スタメンで復帰、 二対二と同点にした五回に決勝打となるスリーランホームランを放ち、 打率も念願の二割台 に上げ、復活をアピールした。 中日は六回にも中村の犠牲フライで追加点を上げ六対二としほぼ勝負を決めると、 センイチ君は七回から落合を一イニングだけ登板させ、八・九回を正津→日笠でしめるといった 落合が今後の酷使で壊れてしまった場合の継投シミュレーション までしてみる余裕を見せるなど、いよいよ六月攻勢へ向けスタートだ。

六月三日(水) 山本昌好投も

中●2−3ヤ○


 ホームランを打った翌日は必ず調子を崩す李 が今日も気分よく三タコとチャンスを作れず、一番から四番までがヤクルト先発・川崎の前にノーヒット。 川崎を打ち崩す唯一のチャンスは四回、 二死二塁で井上がライト前ヒットを放つも、 ランナーが山崎だという事も忘れ三塁コーチャーズボックスから島野ヘッドが暴走を指示 、 ホームへ突入したがもちろん楽々アウトでチャンスを気前よく潰した。 中日先発・山本昌は七イニング二失点と久々の好投だったものの打線の援護なく、 八回から替わった遠藤がホージーにタイムリーとヤクルト打線を強力に援護、 五敗目を喫した。

六月五日(金) 今中好投も

中●0−1読○


 緊迫した貧打戦で〇対一で読売リードのまま迎えた九回、 二死一塁で読売・池谷ピッチングコーチがマウンドに向かい、 マウンド上で槇原と 「交代ですか?」「いや、ちょっと間を取りに来ただけだ」 といった会話がなされる中、 中日が代打・愛甲を告げると、 しげお君はマウンドの二人には目もくれず即ピッチャー・野村をコール。 左打者には左投手といったお馴染みの敗戦呼び込みリレーでナゴヤドームは大いに盛り上がったが、 ここでセンイチ君は負けじとよせばいいのに まさかの代打・右の南渕を送り出し、スカっと三振。 試合後、センイチ君は「あんなオッチャン(槇原)に翻弄されちゃイカン」 と言い放ったが、 オッチャン(しげお君)采配に翻弄されてチャンスを潰した自分の采配 については全く反省する気はないようだ。

六月六日(土) サムソン、今日も大乱調

中●0−10読○


 二回に山崎が読売先発・趙に死球を食らうと、すかさず三回には中日先発・門倉が元木に報復の死球、 負けじと四回には趙が久慈の背筋を狙撃し、 それならと六回にはサムソンが高橋に死球を叩き込むなど 試合そっちのけで報復合戦 をやっていた両軍だが、 ゲームの方は門倉が五回四失点でKOされると、 これまでのストレート一本やりの投球から 入らないカーブと入らないスライダーをマスターしたサムソンがストライクが入らず、 決めに行ったド真ん中ストレートをいつも通り狙い打ちされ五失点と試合を破壊した。 中日の唯一の得点機は二回、 一死二塁の場面でゴメスのセンターフライに山崎がセカンドタッチアップ、 VTRでも見ても間違いなくセーフのプレーを 読売十人目の選手・田中塁審 がまたもアウトの判定、趙の完封をジャッジでサポートした。

六月七日(日) 野口、ハーラー独走の七勝目

中○4−2読●


 清水(読)が左を苦にしない事に開幕三ヶ月目にしてようやく気づいた しげお君は、中日先発が左の野口にも関わらず二番スタメンに左の清水を持ってきた。 初回、野口はさっそく清水に死球を与えるなど今日も そのままの意味での読売キラー振りを発揮したが、 この打席で仕留め切れなかった清水に六回にツーランホームランを浴びるなど二失点。 しかし今日は打線が野口を援護し、序盤に関川のタイムリーなどで二点をあげると、 中盤には中村武司のどう見てもアウトでしかない本塁突入が何故かセーフになるなど ナゴヤから生きて帰りたい田中主審の昨日の損失補填ジャッジ もあり、四対二のリードを落合→宣のリレーで守りきり、連敗をストップした。

六月十日(水) 山本昌、ようやく二勝

広●3−4中○


 中日先発・山本昌は四回に緒方にツーランこそ浴びたものの、 その後立ち直り八イニングをこの二失点だけにとどめた。 広島先発・ミンチーは六回、四球から崩れ、無死満塁から関川に犠牲フライを打たれ一点を失うと、 明らかに疲れの見える七回にはゴメスに逆転のスリーランホームランを浴び撃沈。 試合後、「もっと早く代えるべきだったのでは?」という質問に 「佐々岡がいない以上、七回までがんばってほしかった」と まるで佐々岡が中継ぎのエースであったかのような コメントを言い出すなど三村監督は錯乱状態で、 読売−阪神戦で二位読売が勝ったこの日、広島は三連敗でついに首位から陥落した。

六月十一日(木) 山崎、延長V弾!

広●5−7中○


 「今シーズンは佐々岡と心中する」 と明言した広島・三村監督によりこの日から先発に転向した佐々岡だが、 六イニングで竜打線をわずか三安打に抑える好投。 ところが三対〇と広島リードの七回、 広島は好投を続ける佐々岡をあっさりスイッチ、 代わった玉木重がボコボコに打ち込まれアッという間に五点を失い中日が逆転した。 その後、広島は緒方のホームランなどで一旦は追いついたものの、 佐々岡を先発、大野を抑えに回す事で負担を軽くするはずだった抑えのエース・ 小林幹英を同点の場面で繰り出し最後は山崎にトドメのツーランを浴びるなど、 佐々岡を先発に回した意味が全くないさんざんな結果で、 任期最後の三村監督の無理心中の巻き添え で選手が次々とつぶされていく広島は三位に転落、 かわって中日が二位に。

六月十二日(金) 中日、今季九度目の完封負け

中●0−2横○


 横浜は中根のホームランなどで中日先発・今中から二点を奪うと、 中日打線は横浜先発・野村の前に手も足も出ず八回まで無得点。 このまま野村完封かと思われた九回、 日本新記録の次は「二百セーブを獲る」 と言いだしたササキ様のご機嫌伺いに全力を尽くす権藤監督 が好投の野村をあっさり引かせ、「ピッチャー・ササキ様」をコール。 ところがササキ様にしては珍しくこの日は乱調、 九回一死一二塁とピンチを招き、 中根がファールフライを落とすなど流れの変わりそうな場面も見られたが、 最後はきっちり抑え中日を完封リレーで仕留めた。 試合後、ササキ様は 「(九回の中根のエラーに)先輩、イジメは勘弁してくださいよ」と ジョーク混じりに中根に最後通告するなど、 今日のヒーロー中根は一転して選手生命の危機に。

六月十三日(土) 立浪、猛爆!

中○9−4横●


 このところの打撃不振で三番から六番に降格、 今週発売の『アサヒ芸能』(徳間書店)には 夜のクリーンナップとして活躍中 と書かれるなど公私ともに穏やかでない立浪だが、 この日は二回にツーランホームラン、 続く三回には満塁ホームラン、 その後も打つわ打つわの五打数五安打の大活躍で横浜投手陣を粉砕した。 この日の試合前、立浪は志願の特打ちに加え、「特走り込み」を行うなど 夜の首位打者として疲労がたまっていた腰を強化 した成果が早速出たのかどうかは本人のみぞ知るところ。

六月十六日(火) ゴメス、九回逆転満塁弾!

読●2−6中○


 五日の同カードで 「左の愛甲の場面で左の野村を出せば、向こうが右の南渕を出すことは計算通りでしたよ」 と、しげお君に 両監督の選手起用が試合の勝敗を決めた ような言い方をされ、プライドがズタズタに傷ついたセンイチ君。 この日はガルベス・野口の投手戦となり二対一と一点を追う中日の九回表の攻撃、 一死満塁の場面でセンイチ君はいつの間にかマウンドに上がっていた右の三沢に対し、 好調の新三番・井上に代えて敢えて右の代打・山口を起用するといった、 ヒットよりもプライドを優先させた采配 で一旦は試合を捨てたと思われたが、 連日の酷使で弱っている三沢が山口に四球をプレゼントし押し出しにした直後、 ゴメスにはとどめの逆転満塁ホームランを打たれるといった 何もしなくても勝手に負けてくれる長嶋采配 の前にはセンイチ君の意地など小さな事だった。

六月十七日(水) 中日、一日天下

読○6−2中●


 昨夜五番セカンドでスタメン出場し、 空振りした拍子に腰痛発生 の読売・ダンカン(三十五歳)がこの日は欠場。 かわりに出場した ダンカン・後藤並みの扱いしかされてない石井(読) がその怒りを山本昌へのボディブローで憂さ晴らし するなど爆発、四番石井を中心とした「間に合わせ打線」が著しく機能し、 中日は一夜にして首位陥落、読売が再び首位にたった。 予定していた選手のアクシデントにより 間に合わせで作ったオーダーの方が勝率がいいとの噂も流れる読売打線攻略のため、 中日は ダンカン復帰へ向け腕のいいマッサージ師派遣 を検討してるとかしてないとか。

六月十八日(木) 中日、再び首位に

読●8−10中○


 今中・槇原の両先発が序盤から目の覚めるような崩壊ぶりで、 四回を終わり七対六と乱打戦となったこの試合、 読売一点リードながらも 継投勝負の気配に読売敗色濃厚の雰囲気を察したニ塁塁審・渡真利 は七回に李のレフト前ツーベースを得意の読売戦限定ジャッジでアウトにすると、 九回にはゴメスのきわどいとかそういう問題でないバックスクリーンへのホームランを フェア(非スタンドイン)と判定するなどやりたい放題。 センイチ二度目の猛抗議に青くなった 判定の辻褄合わせには定評のある田中責任審判六・七日の記事参照)がさすがにここは冷静な判断で、 審判団協議の上判定はホームランに覆った。 またもや中継ぎ陣が崩壊し逆転負けを喫した読売だが、 試合後には早速堀内ヘッドが一軍・二軍の投手入れ替えを示唆しており、 西山・三沢に続く次の犠牲者選び には昨年使い潰してリハビリ中の便利屋・入来の名が。

センイチに説教される渡真利塁審
(センイチに説教される渡真利塁審)


六月二十一日(日) 飯田、頭部死球!(ゴメン、飯田)

ヤ●1−3中○


 食中毒騒ぎの渦中にある北海道で遠征中の四チーム中三チームに「イクラ禁止令」の出る中、 ヤクルトの宣伝のために激励会と称して松園新オーナーにイクラを食わせられていた ヤクルトナイン。「ヤクルト飲めばO−157に当たらないよ」 といったナインの体調よりヤクルトの宣伝優先な新オーナーの方針に応えたのかどうか、 試合ではヤクルト・飯田が イクラに当たらずボールに当たる という体を張ったギャグを敢行、 北海道遠征でのヤクルト宣伝活動に大きく貢献したが、 試合の方は前回のセンイチ君による 渡真利への説教効果で職務遂行を忘れた審判 が、頭部危険球の川上に対し「退場」の一言が言えず、中日が勝利した。

六月二十三日(火) 李、戦線離脱!

中●5−7神○


未だに「よける」という日本語を覚えられない李 が、中日キラー・川尻の狙いすましたストレートを右肘に被弾、 骨折と診断されシーズン中盤の戦線離脱を余儀なくされた。 試合は中日打線が苦手の川尻を打ち込み五点をもぎ取ったものの、 野口→落合の黄金リレーがことごとく打ち込まれ、 宣に至っては「腰への違和感」を突如訴え途中降板と、 先頃の札幌遠征で ススキノの夜のマウンドで連続セーブポイント更新 をしていたツケがこんなところに回って来た形となったかどうかはともかく痛恨の逆転負け。 いずれにしても、三連戦の緒戦で李を破壊した阪神、 残り二戦はナゴヤドームが血の海に染まる ことは間違いなさそうだ。

六月二十四日(水) 立浪、大ブレーキ

中●0−2神○


 五番に昇格して以来六試合でわずか二安打と一割にも満たない打率で、 パの落合かセの立浪か と一部では囁かれている立浪がこの日も大ブレーキ。 三回の二死一三塁、五回の二死一二塁、七回の二死二三塁と 巡ってきた得点機をいずれもペシャンコと気持ちよく潰し、今季十度目の完封負けに大きく貢献した。 試合を振り返ったセンイチ君は「ゼロ行進?そんな珍しいもんやないやろ」 と打てない打線を皮肉ったが、 ゼロ更新は珍しくないにしても、 打点ゼロの選手をいつまでも五番で使い続けているセンイチ君の辛抱強さは相当珍しい との声がどこぞかしこから。

六月二十五日(木) 山本昌、完封勝利!

中○1−0神●


 山本昌vsメイの息詰まる投手戦となったこの試合、 先に点が動いたのは中日。 七回、一塁に立浪を置いて中村のレフト線への当たりを、 一塁ランナーの 自分ならホームまで中継ふたつは入れる と判断した立浪が暴走気味に本塁突入。 クロスプレーで微妙なタイミングだったが判定はセーフ、中日は一点を先制し これが決勝点となった。 この判定に対し阪神キャッチャー・矢野輝が激昂、 センイチ君仕込みのタックルで森球審を突き飛ばすなど、 軍団復帰を中日ベンチに強烈にアピールし、 退場宣告を受けグランドを去るその姿にもナゴヤドームの中日ファンからは 「矢野、帰って来い!」 とあたたかい声援が送られていたとかいないとか。

六月二十六日(金) 広島、連敗ストップ

中●1−2広○


 中日先発・今中が七イニング二失点と好投を見せたものの、 竜打線は二番〜六番までわずか一安打といつものように気持ちよくピッチャーを見殺し。 得点は種田のソロホームランによる一点のみに終わり、 広島の連敗を「八」でストップした。 試合後、センイチ君は、 「(広島の連敗を止めた事にについて)困ったヤツを助ける、お人好しも返上せんといかん」 と皮肉たっぷりに言い放ったが、 その割には八回から負けている場面で疲労蓄積で弱っている落合を投入するといった、 困っている自軍の中継ぎ陣を助けようとする気が全くない投手起用 を見せるなど、一部からは早くも李の故障により優勝争い離脱を感じたセンイチ君が、 故障者大量生産モード突入による既成事実作りに乗り出したかとの声も。

六月二十七日(土) 種田、猛打賞の大活躍!

中○5−3広●


 昨年、東京スポーツなどゴシップ系スポーツ新聞に「中日の大物・T内野手」と紹介され 鳥越とどっちの事なのか大物争いの渦中にあった種田 が猛打賞の大活躍、 守りでは六回に金本のツーベース性の当たりに荒木のスーパージャンピングキャッチが飛び出し不調の川上を助けるなど、 二軍選手にやられる広島も広島だが、二軍選手しか活躍してない中日も中日 と共に状態下降中の両チームらしい泥仕合は、中継ぎ陣の厚さに勝る中日が勝利、 再び二位に浮上した。

六月二十八日(日) 前田、一軍に

中●0−8広○


 序盤四失点でKOされた中日先発・野口の後を継いだのは、中日ファンの間では 既に阪神に行った事になってるはずの前田幸長。 その前田が今日は珍しく好投を見せ六回まで無難に抑えたが、七回広島の攻撃、 打ち取ったファーストゴロを山崎が一塁悪送球でピンチを作ると、 広島は正田がカウントツースリーから糞ボールを空振りして三振ゲッツーでチャンスを潰し、 オットコ前田(広)のセカンドフライには内野が誰もボールを取りに行かず内野安打にするといった 草野球顔負けの拙攻・拙守合戦 を繰り広げ、とどめは得意の 勝負どころで必ず出てくる気の抜けた棒球 を江藤にスカポンとレフトスタンドに叩き込まれるといった、 最後にようやく「らしい」ピッチングを見せ終了した。

六月三十日(火) またも零封

神○0−2中●


 中日先発・サムソンがいつものように ランナーを塁に置いた場面でのど真ん中ストレートを大豊にタイムリーを浴びたものの、 五イニングを一失点と好投、 打ってはフレッシュオールスターへの出場が決定しているルーキー井端が三安打の大活躍、 最後はやはりフレッシュオールスター組の大塔が 持ち前の百五十キロのストレートで最終回を三者三振に抑え、阪神に三対一で快勝した。 といった既に一軍を見限った観客七千人の集まるナゴヤドームのウエスタン・ 中日−阪神戦の結果はともかく、二軍で熱い戦いが繰り広げられているこの日、 甲子園で行われたらしい自称一軍の同カードでは、中日が苦手の川尻にまたもや凡打の山を築き、 最後はリベラに抑えられ今季十二度目の完封負けを喫したそうだ。

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