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○…勝利／●…敗北
五月三日(日) サンユニ、三連敗
中●０−４横○ 「サンユニを着ると勝てない」のジンクス通り、 先発ジャービスが直球・変化球ともに精細なく前半三失点でＫＯされれば、 中日打線は横浜・権藤監督の早め早めの継投策の前に九つのゼロを重ね完封負けを喫した。 ナゴヤドームの観客に不快感を与えただけの何の見所もないこの試合の数少ない収穫と言えば、 落合・正津・宣の中継ぎ陣にはいい休養になったのと、 前回の登板で好投し、勝ちゲームでの中継ぎを堂々宣言した遠藤を敗戦処理に使用する事で、 遠藤は所詮遠藤でしかない ことを本人及び観客にアピールした事くらいか。
五月四日(月) 野口、怪投で四勝目！
中○３−１横● ジャービスを人身御供にしてサンユニを回避しスライド登板した先発・野口だが、 六イニングで被安打十、与四球三と乱調。 しかしどういうわけか、これだけ打たれながら失点は鈴木尚（横）のソロホームランの一点と、 敵味方ともにキツネにつままれたような怪投で六回を一失点で切り抜け、 最後は落合・宣がピシャリとしめ今季四勝目をあげた。 横浜は度々訪れたチャンスをモノに出来ず、 五回には山崎のボテボテのショートゴロが何故か外野に抜け決勝点、 さらにはマホームズの信じられない暴投でダメ押しの一点を与えるなど、 悪魔に魅入られたようなツキの無さ。 野口のサンユニ回避効果が節々にあらわれていた。
五月五日(火) 山本昌、川上がＫＯ
神○４−３中● 中四日の登板となった山本昌が三回途中で早々とＫＯ。 それでも中盤は中継ぎ・日笠がきちんと抑え、八回にようやく三対三と追いつくと、 ここでセンイチ君は先発ローテで調整中のはずの川上をマウンドに。 スカポンと打たれた川上がこの乱戦ゲームの敗戦投手をゲットした。 誰もが予想しなかった山本昌の中四日登板、 川上の中継ぎといった不可解なセンイチ君の投手起用だが、その裏には、 予想以上に使えそうなサムソンを先発に組み込んだ場合、 現在のローテーションピッチャーの中から誰を中継ぎに回すかをテスト中 とのウワサも。
五月六日(水) 今中、メッタ打ち
神○７−１中● 先発・今中が二回に阪神打線につかまり六失点を浴びここで試合の行方は決したが、 センイチ君は見せしめとして今中続投の判断。 五回、セカンド南淵が内野の凡フライを何故か外野に任せようとして仁王立ちでポテンヒットにすれば、 続く討ち取った当たりの内野ゴロにも李が一塁悪送球でピッチャーの足を引っ張るなど、 今中を精神的にズタズタにしたところで ようやく今中はお役御免。 後々に尾を引きそうなＫＯ劇に、センイチ君の 「チェンジ・新旧ピッチャー入れ替え編」 プロジェクトもいよいよ佳境に入ったか。
五月七日(木) 新打線爆発で三タテを阻止
神●５−７中○ 開幕から打線ストッパーとして敗戦試合に大きく貢献していた事に センイチ君以外は誰もが気づいていた山崎がスタメン落ち。 二番立浪・三番愛甲・六番南渕という新オーダーで挑んだ中日だが、 この新打線が著しく機能し怒濤の七得点。 先発・門倉も大崩れのないピッチングで阪神打線を二点に抑えたが、九回、 接戦でもないのに投げさせられた落合の投げやりな投球が打ち込まれ 二点差まで詰め寄られるなど終盤はヒヤヒヤ。 終いには宣まで投げる羽目になり、かろうじて三タテを免れた。
五月九日(土) サムソン、不安のデビュー
読○３ー１中●（ナマ観戦）
読売二点リードで迎えた七回、リードされてるにも関わらず必勝リレーの中継ぎ・正津を出すなど 「勝ちに行く気配」は存分に感じられたが、 正津が危なげないピッチングで七回を切り抜けると、 八回には新外国人・サムソンがその単調なストレートで一度鎮火した読売打線を再点火、 元木の一発以外にも痛烈な当たりを何度か食らい不安なデビューを飾った。 中日投手陣を救うはずだったサムソンのメッタ打ちにセンイチ君は、 「元木の一発は交通事故。まだ調整段階のピッチャーだし、これからよくなる」と涼しげで、 調整段階のピッチャーを登板させゲームにとどめを刺した事については全く反省してない ようで、 今後もこういった明らかなベンチの過失による交通事故は多発しそうだ。
五月十日(日) 渡田主審の援護射撃で読売辛勝
読○３ー２中● 九回、中日一点ビハインドで神野のライト前のヒットに二塁走者・大西が同点のホームイン。 しかし、読売捕手・村田が既にベース上に置かれている大西の手に慌ててタッチすると、 読売十人目の選手・渡田主審 がすかさずアウトをコール。 怒ったセンイチ君はベンチから飛び出し渡田主審を追い込みにかかったが、 判定は覆らず、中日は対読売戦二連敗を喫した。 このＶＴＲでも明らかなミスジャッジに試合を中継していた日本テレビ解説者の掛布雅之は、 「村田の素晴らしいブロックでした」と解説するなど、 今年から 読売の試合に限りブロックさえしてればタッチが無くても走者はアウトになる 新ルールが暗黙の了解としてあるようで、 セ・リーグ他五球団に驚異を与えている。
 （渡田主審に追い込みをかけるセンイチ軍団）
五月十三日(水) 山本昌、九回痛恨！
中●２−３神○ 二対二の同点で迎えた九回、一死一三塁の場面で、阪神の代打は神様仏様・八木様。 マウンドに向かったセンイチ君に、ここまで力投の中日先発・山本昌は 「勝負させてください！」 と強気の直訴。 意気に感じたセンイチ君はヤマ続投、神様仏様・八木様勝負を承認したが、 カウントツースリーから放った甘く入ったスクリューを痛打、 スカポンと決勝タイムリを浴びた。 ヤマの九イニング三失点の粘投をいつも通りさっくり見殺しにした竜打線だが、 打てない打線の中で唯一見えた明るい兆しと言えば、 ゴメスがケガで途中退場した事で、 使えない外国人選手をはずす格好の理由付けが出来た 事くらいか。
五月十四日(木) 阪神の自滅で連敗脱出
中○３−２神● いつものように両軍自慢の貧打で決定打の出ないまま、二対二の同点で迎えた八回、 一死満塁で迎えたバッターは 昨日のケガを好機に待ってましたとばかりに登録抹消されたゴメス の替わりに四番に入った山崎武司。 もはや長距離砲には何の期待してない方針が明らかになってるセンイチ君の見守る中、 危機感たっぷりの山崎は気迫の見逃し で郭李のワイルドピッチを誘い、三塁ランナーが帰りこれが決勝点となった。 この後、さらに続くチャンスを得意の三振で台無しにするなど山崎らしさは遺憾なく発揮されたが、 それでも ゴメスなら郭李がワイルドピッチを投げる前に凡退していただろう事を考えれば、 四番としては上々の働きか。
五月十六日(土) 今中、二勝目！
中○５−１横● 中日先発・今中がmax144キロと全盛時を思わせる速球を交え五イニングを一失点に抑えると、 五回裏、同点で一死三塁の場面でバッター今中に替わり代打・山口と、 バテてるのを承知で九イニング投げさせた山本昌とは対照的に、 今中への信頼度の薄さをあからさまに表したセンイチ君の選手起用 が光ったこの場面、山口は絶妙の見逃し で野村のワイルドピッチを誘い、三塁ランナーが帰りこれが決勝点となった。 その後も中日は追加点を重ね、最終回には 単調な棒球に定評のあるサムソンまで出す余裕を見せ、 替わった途端に予想通り打たれるなど抑えとしては全く安心出来ない内容だったものの無失点に抑え、 二連勝を飾った。
五月十七日(日) 大逆転でサンユニ初勝利！
中○７−６横● 初回に先頭の李が塁に出て牽制死したのを皮切りに、 二・三・四回と連続して先頭打者を塁に出しいずれもゲッツーに切って取られるなど 横浜の公開守備練習にバッターランナー側として参加し大いに貢献していた ドラゴンズ攻撃陣だったが、 横浜五点リードで迎えた六回、 李のスリーランを含む怒濤の七得点をもぎ取り大逆転を決めた。 ところが七回、センイチ君はサンユニ初勝利に不満でもあるのか何故かサムソンを投入、 いつも通りの組み立てもへったくれもない一本調子の直球勝負 で一点を簡単に失うと、一死一三塁と傷口を広げるだけ広げたところで降板。 しかし代わった落合がこのピンチを切り抜け、最後は宣へのリレーでサンユニ初勝利。 中日は三連勝で首位広島とのゲーム差を「二」と縮めた。
五月十九日(火) 恐竜打線、爆発！
中○１０−１広● 二対〇で中日リードで迎えた七回表・広島の攻撃、一死満塁の場面で先発・野口が 昨年の野口を彷彿させるような押し出しの四球 で一点を失ったものの、気迫のピッチングでこのピンチを乗り切ったのがこの後の猛爆につながった。 七回裏、広島は先発ミンチーに代え接戦に断を打つ佐々岡投入、 山崎のツーランホームランなどで三点をもぎ取ると、 八回には愛甲のツーランなどでさらに五点を追加、十対一と勝負を決めた。 さすがにこの日は首位攻防戦だけに、 サムソンを出して試合を面白くしようといったセンイチ君お得意のファンサービスもなく、 落合→日笠→正津と万全のリレーで締めくくり、いよいよ首位・広島までのゲーム差は「一」、 鯉の尻尾が目の前に。
五月二十日(水) 山本昌、三回ＫＯ
中●３−９広○ 今季絶不調の山本昌だが、今日もピッチャーの加藤にタイムリー、 前田のホームランはまだしも、 松本典子の旦那にまでホームランを浴びるなど散々の内容。 ヤマ三回もたずにＫＯの後、続く遠藤も二失点で一対六になると、本日の興味は サムソンが得意の真ん中に入るストレートで何点取られるか のみ。六回から敗戦処理で堂々マウンドにあがったサムソンは、 立ち上がり二イニングを珍しく無難に過ごしたが、 八回に前田・江藤に連続ホームランを浴び、浜松のお客さんに これがサムソンだ と言わんばかりの投球を見せ付け、ほぼ皆の期待通り試合にとどめを刺した。
五月二十二日(金) 星野竜、五百勝！
ヤ●１−１０中○ このところプロ入り初の無四球完封試合をするなど、 「これがあの石井か？！」とヤクルトファンをいぶかしげていた あの石井が復活。 六回に二つの四球で自らピンチを招くと、 中日の四番山崎にスリーランを喰らい、四球から崩れるといった石井らしさを思う存分発揮し撃沈。 その後も中日は計五本のホームランで大量十点をあげ、 センイチ君の監督通算五百勝を圧勝で飾った。 ヤクルトは試合の行方が決した終盤、 キャッチャー古田にかえてカツノリを出し、 狙いすましたような手首への死球 で山口にダメージを与え 次のカードである読売戦へのシミュレーション・モードに入るなど、 転んでもただで起きないところを見せ息子カツノリのヒットマン振りをアピールするなど、 さすが智将・野村監督と評判になっている。
五月二十三日(土) 最下位ヤクルトに完封負け
ヤ○４−０中●（ナマ観戦）
先発今中が「山本さんに続け！」とばかりに三イニング持たずにＫＯ。 三点を失った直後の四回中日の攻撃、 二死一二塁のチャンスに早くも代打の切り札・関川登場。 関川のファールチップを空振り三振と判定した谷球審に関川が猛抗議、 塁審協議の上ファールと訂正され、あらためて迎えたバッターボックスに立った関川は 今度こそ主審が見間違うことのないようなスカッと空を切る空振り で再び三振、神宮球場を笑いの渦に叩き込んでいた。 毎回のようにチャンスを潰す中日は、 プロ入り初先発のヤクルト北川→廣田→高津のリレーに九安打十二残塁の怒濤の拙攻で完封負け。 それでも七回からマウンドに立った ようやく「チェンジアップ」という言葉を覚えたサムソン が二イニングをノーヒットに抑える好投を見せたのは唯一の好材料か。
五月二十六日(火) 川尻、ノーヒットノーラン
神○２−０中● 阪神先発・川尻（前科一犯）ののらりくらりとしたピッチングに竜打線は手も足も出ず、 七十三年江夏（神）以来実に二十五年振りのノーヒットノーランの屈辱を喫し、 センイチ君の故郷・倉敷での凱旋試合を思い出深いものにした。 中日は二十三日に北川（ヤ）に完封リレーを決められたのに続き、 二試合続けておつとめ帰り のピッチャーに完全にやられた事になり、 脱税震源地として迷惑をかけた選手への社会復帰サポート に大きく貢献だ。
 おめでとう、川尻投手
五月二十七日(水) 中日、完封リレーでお返し
神●０−５中○ 前日、センイチ君の故郷・倉敷で監督に赤っ恥をかかせ 恐怖の一夜を過ごしたドラゴンズナインだが、 この日は各選手とも選手生命を賭けた必死のバッティング で猛打爆発。十五安打の猛攻で阪神投手陣をメッタ打ち、 投げては川上→落合→宣の完封リレーで快勝した。 しかし、先発メンバーがピッチャーの川上も含め一人を除き全員安打の中、 六番スタメンの南渕だけがノーヒット。 打っては序盤二死一二塁の場面でスカポンと凡退しチャンスを潰し、 守備では今岡の平凡なサードゴロを怠慢守備で後方にそらすなど一人カヤの外で、 試合中盤でそそくさとベンチに下げられた南渕、 仁村兄弟の元で再調教 か。
五月三十日(土) ササキ様に日本タイ記録をプレゼント
横○３−０中●（ナマ観戦）
三回裏横浜の攻撃、 二死三塁でバッター波留（前科一犯）の場面、このところ オツトメ帰りには立場上弱いドラゴンズ らしく門倉がワイルド・ピッチで先制を許すと、 四回表の中日攻撃では一死一三塁のチャンスに、またもや南渕が 仁村兄弟との再会をアピールする怒濤のゲッツー で凡退。 ランナーは出るが返せないといういつものパターンで、 最後はササキ様（横）にきっちり締められてセーブ日本タイ記録をプレゼントした。 試合後、センイチ君は 「（川尻のノーヒットノーランといい）祝い事ならウチに任せろ」 と拙攻の打撃陣を皮肉ったが、 実際四回表に立浪に送りバントをさせ失敗したのは横浜へのプレゼント以外の何物でもない とファンを頷かせている。
五月三十一日(日) 野口、ハーラートップの六勝目
横●３−４中○ 横浜先発・斎藤隆は三回、ヒット一本に三つのフォアボールで押し出しと セーブ日本新記録のかかる高校＆大学の先輩・ササキ様からの見えないプレッシャー に負け自滅。 中日先発は当初、山本昌か今中と予想されていたが、 目の前の勝利に目が眩んだセンイチ君は中四日で無理矢理野口 を登板させ、五回三分の二を一失点と好投、 さらに六回からは落合が三イニングも投げさせられるなどセンイチ君の勝利への執念が存分に伺えたが、 八回、落合が駒田にツーランホームランを打たれると 何故か日笠を投入するなど本当に勝つ気があるのかどうか分からない継投 でファンをヒヤヒヤさせたが、日笠が後続をきっちり抑え、最後は宣が締めくくり五月遠征の最後を勝利で飾った。 DAILY DRAGONS NEWS ! |