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2001年宇宙の旅


『ファイナル・ファンタジー』の一作目のAndroid移植版をやってみましたが!

これ、大昔のファミコン時代は十字キーとボタンで操作してたんだろうけど (知らねえけどそんな江戸時代の話!)、 タッチパネルでプレイするの超めんどくさいっス! つーか訳わかんね!

なんかいきなり草原の真ん中から始まるし、 何? どうしたらいいの? 大昔のゲームだけあって、不親切過ぎ! 今のゲームならみんなチュートリアルついてるよ! ソーシャルゲームだったらナビゲーション用のキャラクターが出てきて懇切丁寧に教えてくれるのに! 何をしていいか、何処に行ったらいいか分かんねーよ!

んでなんか知らねいけど怪しげな王様に 「さらわれた姫を取り戻して来てくれ!」 なんて言われちゃうしさ(知らねーよ)(なんで俺がお前の部下みたいになってんの?) (ま、やるけどさ!)。

つか、森に入ったら勝手に戦闘が始まっちゃったよ。イミフ! 敵あらわれたけどどうすりゃいいの? 操作法わかんねっつーの。 なんで姫探すのにモンスター倒さなきゃいけないの? 姫いないじゃん? 限界。意味わかんない。心が折れた。



…っていうようなゲーム批評がネットにアップされてて、 ツイッターでいっぱい公式RTされてますね!今!
「ファッキンゆとり世代はゲームの目的、 操作方法を手とり足とり教えてもらわないと何も出来ないのかよファックファック」 みたいな、ちょい見下した感じで! (あ、ちなみに僕はスマホとか持ってないんでタッチパネル式の ゲームはやったことありません)

でも「不親切」って言えばそうなんでしょうね。 確かにいきなり草原の真ん中に放り出されて、 何をするかも分からず、 自分が何者であるか、何故ここにいるのか、 町の人に聞いて回って自分探ししなくちゃいけないなんて! なんで自分が自分のこと知らないんですか! そんなこと現実には、な…

いや、ちょっと待ってください。

それって、人生そのものじゃないですか?

自分が何のために生まれたのか、 自分はこれから何をすべきなのか、 自分はいったい誰なのか、 聞いたって誰も教えてくれない。 歩き回って、人と出会って、さまざまな経験を経て自分が行くべき道を探す。 それって、人生じゃないですか!

行く道なんて誰も示してくれない! 自分で考えるんです! 自分で探すんです! 自分で決めるんです! 生きていくための説明書なんか何処にもない!

説明がないと言えば、『二〇〇一年宇宙の旅』 は説明がなければ分からない映画です (今から映画の話かよ!)(前置き長えよ!)。
最初の脚本段階ではナレーションがあったらしいのですが、 キューブリック監督が気まぐれで一切の説明を消し去ったらしいんですね。 だから話が全然わかりません! わからないように作ってあるのです!

でも、人生ってそういうものですからね。 世の中は分からないことばかりだけど、 自分で! 考えて! 歩いていくしかないんだ! 誰も解説なんてしてくれないんだ!

ま、僕は映画評論家の町山智浩さんの解説で教えてもらいましたけど。 >『二〇〇一年宇宙の旅』のストーリー (一人で悩んでたって解決しないこともあるよ!)

(2012.9.8)

原題2001: A Space Odyssey
邦題2001年宇宙の旅
公開/製作1968年/イギリス・アメリカ
出演 キア・デュリア(ボーマン船長)
監督スタンリー・キューブリック

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