今日、ツイッターの公式クライアントが 「五輪日本代表を応援しよう!」とか、 いきなり変な文字列を出して来たのです! その文字列バナーをクリックすると選手かスポンサーか知らないですが、 ツイッターアカウントのリストがズラリと出て来て、 「フォローして応援しましょう!」的な「おすすめフォロー」が出るんですね! (何でフォローすると応援したことになるかは知りませんが!) (もちろん僕は純粋な日本人であり愛国者ですから、 アメリカに本社があるツイッター社の指図なんか一切受けません!) (ヤンキーゴーホーム!) 一方で、偶然でしょうがツイッターをやっている或る有名芸能人の方が、 なんか九回くらいに分けて「フィギュアスケートがいかに素晴らしいか」 を得々と語り出したんですね。 なんか、自分は以前は野球やサッカーをスポーツと認識してた、 フィギュアは本当にスポーツなのかと勘繰ってた時期もあった、 しかしファンも含めて敵味方に真っ二つに分かれる野球やサッカーと違って、 敵味方なしに全員が感動できるフィギュアスケートは何と素晴らしいのだろう! 的な話を延々としてるのです。 わざわざ9ツイートも使って! おいおい、どうした乙武。 そんな長論文はブログでやれ。 なんでわざわざツイッターで何回にも分けて演説してるんだよ(乙武って言ってるやないか!) (ある有名芸能人です!)。 で、この人なんで急にこんなこと言い出したんだろ、と思って、じっくり読んでみると、 最後の締めが 『どうしてもメダルの獲得に一喜一憂してしまう毎日だが、 「応援」だけでなく「鑑賞」の視点も取り入れてみると、 今回のソチ五輪をより楽しめるのではないか」 ってまとめてたんですね! つまりこれ、「メダル逃した選手は税金泥棒」騒動のフォローですよ! ☆ ☆ ☆ ☆
最近、負けた選手(=メダルを取れなかった選手)に対し、 「税金泥棒だ!」と中傷する発言があったり、 それに対し同じくらい汚い言葉でそういう人を罵る言葉があったり、 ちょっとオリンピック関係のツイートに殺伐とした空気が流れてましたからね。 「スポーツは勝ち負けだけじゃないよ」 ってことを言いたかったんでしょう。 ツイッターで発信したのは、 税金泥棒騒動で盛り上がってるツイッター民に伝えたかったからだと思います。 メダルだけじゃないよ! どの国を応援するとかじゃなく、演技を楽しもうよ! すばらしい技術は敵味方関係なく盛り上がれるもんだよ! ま、いいんじゃないですか。「感動したいから」スポーツ観戦する。 「こういう風に見ると感動するよ!」と、 感動したい人たちに感動させたい人が教えてあげるのは、 きっと親切だと思います。 映画なんかでもありますね! 「この映画、感動するから絶対おすすめ!」 って薦めてくる人! 「感動するから!」って言われても、 僕の場合は別に感動したくて映画を観るわけじゃないから関係ないんですが (同じ理由でオリンピック中継もあんまり見ません) (きっと見れば感動するんだと思いますが!)、 中には感動したくて映画を観る人、 感動する映画を探してる人もいると思うので、 そういうのはきっと親切なんでしょう。 ☆ ☆ ☆ ☆
ただ、僕には感動には何種類かあると思うのです。 自分の人生に重ね合わせて感動するのと、そうでないものです。 登場人物に感情移入して、「ああ、これはまるで俺だ!」 「他人事とは思えないよ!」 「俺はあのときこう生きればよかったのか!」 と映画と一体化して、銀幕の中の出来事を自分の経験のように重ね合わせる、 それが僕に取っての「感動」です! 僕がオリンピックをそれほど積極的に見ないのは、 自分の人生と重ね合わせるにはあまりに違う「物語」には、 あまり感動しない性格だからです! 俺、「子供のころから英才教育を受けて、メダルを取ることを期待され、 幾度かの挫折を乗り越えてメダルを取った」経験がないもん! 感動ラブロマンスとして世界を泣かせた映画『タイタニック』の場合は、 そうですね、僕も若い頃は当時のディカプリオくらいのルックスでモテモテだったし、 偶然出会った金持ちで美人のお譲さんともヤリまくりだったので、 こんなイケメン&きれいなお嬢さんのラブロマンスは、 実に感情移入できて感動しました! まるで昔の自分を見ているようでした! 感動した! 感動をありがとう!
(2014.02.14)
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原題 | Titanic |
邦題 | タイタニック |
公開/製作 | 1997年/アメリカ |
出演 | レオナルド・ディカプリオ(ジャック)、ケイト・ウィンスレット(ローズ) |
監督 | ジェームズ・キャメロン |