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君のためなら千回でも


「君のためなら千回でも!」って言葉はこの国(アフガニスタン)独特の言い回しで、まあ

「お姉さん、一回やらしてくれよ」
「いいわよ、君のためなら千回でも!」

みたいな感じですかね! (とてもハートフルな感動映画なのに一瞬にしてアンダー半身トークに!) (謝れ!この映画を観て感動した数十億人に謝れ!) (ヒャッハー!メンゴメンゴ!)

子供の頃って、謝りたいのに謝れない、 どうしようか迷っているうちにタイミングを逸して、そのまま気まずくなって、 気まずいまま離れ離れになるってことがよくありますよね。 (いや大人でもありますけど!)(待て!それは大人として問題だろう!) (謝れないってのは自尊心とか虚栄心とか、本人の性格に問題があるんだから、 子供の頃から性格ひん曲がった人間は大人になってもひん曲がったままですよ) (何だと!俺の性格がひん曲がってるとでも言うのか!) (まるでナイル川のようにね!) (失礼な!謝れ!) (ヒャッハー!メンゴメンゴ!)

こういった「友達を傷つけてしまって、そのときに素直に謝る事が出来ず、 後悔の思いが心臓の近くに刺さった破片のように今でもチクチク痛んでいる」 ってことは僕もいっぱいありますよ! 心臓の周辺は破片だらけです!

映画『君のためなら千回でも』は、そういった少年時代の苦い経験を持つ男が、 大人になって過去の自分と向き合い、自分の犯した罪の償いをするって話なんですが、 僕も今のうちに謝っときます。
日下部君、太君、秀ニ君、阿部君、服部君、大渕君、前田さん、 あのときはいろいろごめんね。あ、あと誰だっけ、もう二人くらいたんだけど… 名前忘れました!(ヒャッハー!メンゴメンゴ!)

謝るって大事ですね。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」 って言いますけど、 プライドが邪魔して謝るべきところで謝らないと、一生後悔しますよ (その割に名前とか忘れてますけど!)(俺か!)。
「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えない人は、 人生を損します。そういうことをサラッと言えるようになると、 「ファック!軽いやつだな、言葉に重みが無えぜ!」って思いますけど! (どっちや!)(謝り方がムカつくくらい上手なヤツっていますよね!昔から!) (「あー、ごめんね」で終わっちゃうような世渡り上手!)

この映画の主人公のアミール君も僕みたいなヤツなんですよ。 無駄にプライドが高くて、謝り方がヘタなやつ。 謝るときに自分に体裁のいい言い訳、 「自分がいかに恥をかかないで事を済ますか」を考えすぎちゃって、 結局謝れないで。自分が傷つきたくないから他人の傷を放置している。
恥なんかかいていいんですよ! 「旅の恥はかき捨て」ですよ! 俺は天皇でもアイドル歌手でもないんだ! 恥なんてかいて当たり前、かっこ悪いのが当たり前の普通の人ですよ!

あ、一人思い出した。八鍬君、本当ごめんね。(もうひとりは最後まで思い出せませんでした!) (ヒャッハー!メンゴメンゴ!)

次回は「メンゴメンゴ」とか言ってるヤツは本当に謝る気があるのか、 という事について取り上げます!

(2013.01.22)

原題The Kite Runner
邦題君のためなら千回でも
公開/製作2007年/アメリカ
出演 ハリド・アブダビ(アミール青年)、ゼキリア・エブラヒミ(アミール少年)、アフマド・ハーン・マフムードザダ(ハッサン)、 アトッサ・レオーニ(ソラヤ)
監督マーク・フォースター

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