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シャイニング


皆さんは「ひょっとして俺、超能力者じゃないか?」 って思ったことありませんか!

まあ僕なんかはしょっちゅう思うわけですけど、 っていうか実は超能力者なんですが(ナイショですよ)、 主な能力は 「早起きすると出がけに家の鍵が見つからない能力」、 「餃子を買って帰ると家のラー油が空になってる能力」、 「足が痛いなと思ったら靴下の裏に穴が開いてる能力」、 「ダイエットを始めようとすると会社で出張から帰ってきた人にお菓子を貰う能力」、 「泥酔して朝起きるとメガネが壊れている能力」 があります!(超能力です!)

僕が超能力者だという事が世間にバレると大変なことになるんで周囲には秘密にしてるんですが、 世界各地には僕の他にも大勢の超能力者がいるようで、 ちょっとググってみただけでもこんなに出てきました。(ネットの匿名掲示板から引用) (やっぱ超能力者は匿名なんですね!)

  • 時を止める(自分も含む)
  • 確実に当たる予知夢を見れる(だが目覚めると何も覚えていない)
  • 蚊にモテる
  • 死んでも誰にも気付かれない
  • 現実に存在しない女の子と恋愛できる
  • 何もしてないのに女子に嫌がられる
  • 一か月、誰とも喋ってない(学校には毎日行っているのに)

彼らもまた、自分の能力のことはひた隠しにして世間に紛れ込んでいるのでしょう!

映画『シャイニング』に出てくる男の子も超能力者なんですが、 その能力は 「未来視」「過去視」「遠隔思念」 と、まあ僕よりちょっとだけすごい超能力を持ってるんですね。 (ちょっとだけですよ。僕だって未来視くらい出来ます) (「この牛乳は二週間後に腐る!」とか)

とはいえこの少年、 未来のことは分かるんですが未来を変えられるわけではなく、 過去のことが見えるんですがだからどうだという事もなく、 テレパシーがあるからってそれで敵を倒せるわけでもない! 超能力って持ってると他人から特別な目で見られがちですが、 案外と役に立ちません。

でもそういう事はままあるわけで、 超能力といえば「人並み外れたすごい能力」も超能力の一種だと思いますが、 相撲界では超絶能力の持ち主だった曙がK1世界でボブ・サップに瞬殺KOされたり、 名古屋では「地元財界に顏が利く」という能力をあてこんで高木守道を監督にしたのに、 実際はシーズンシートの売り上げも観客動員もからっきしだったり。

そういった「お前の自慢の能力など、いざというときは何の役にも立たないのだ!」 という恐怖を描いたホラー映画が『シャイニング』なわけですが、 序盤・中盤は全然頼りなかった少年の母親が、 実はいざという場面では一番強い! 最強の超能力者は「母親」だったんですね!
確かに、お母さんってのは「その気になれば」すごい能力を持っています!
その気になれば家族のメシを抜いて飢餓地獄を作り出すことも出来るし、 お父さんとしてケンカして家でも飛び出せば洗濯物がたまり家が臭くなる汚臭地獄まで作り出すことが出来る! (そこのお父さん!洗剤と柔軟剤の違い分かりますか!)(台所のゴミネットの交換できますか!)

ユリ・ゲラーのスプーンを曲げる能力もそれはそれで凄いと思いますが、 曲がったスプーンでもカレーは食べれます。 でももしお母さんが、カレーの日にスプーンではなく箸を出したら、 家族はみんな箸でカレーを食わないといけなくなるのです!(ギャ―――!)

ああ! お母さん、あなたはすごい! 母はユリ・ゲラーより強し!

(2013.01.10)

原題The Shining
邦題シャイニング
公開/製作1980年/アメリカ
出演 ジャック・ニコルソン(ジャック)、シェリー・デュヴァル(ウェンディ)、ダニー・ロイド(ダニー)、スキャットマン・クローザース (ハロラン)、 フィリップ・ストーン(グレイディ)、ジョー・ターケル(バーテン)
監督スタンリー・キューブリック

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