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Mr.インクレディブル


こないだテレビ地上波で『Mr.インクレディブル』やってたんで取り敢えず録画して、 そのうち観ようと思って今日まで放っといてたんですが(五ヶ月間)、 そろそろ観るか!と意を決してレンタルビデオ屋で『Mr.インクレディブル』借りて来ました! (待て!おかしいだろそれ!)(おかしくない!) (なんで録画したビデオあるのにわざわざレンタルビデオ屋で借りて来るんだ!) (録画はあとで見返すため用!本編はちゃんとノーカットDVDで観ます!)

で、観たんですが、レンタルビデオ屋のやつは傷だらけで途中再生できない箇所があって、 そこはストーリー上とても重要な部分だったので、 結局録画したビデオで観ました!(録っててよかった!) (待て!おかしいだろそれ!)

『Mr.インクレディブル』、 全然泣くストーリーじゃないのに泣きっぱなしでした! 「泣く場面じゃないのに涙が出る」ってありますよね! (玉ねぎ切ってるときとか!) (冷水につけてから切ると涙出ないそうですよ) (『天才バカボン』に書いてました!)(大事なことはみんな漫画から教わった!) (そんな「大事なこと」か?)(大事です!) (学校では教えてくれません!)

本当の自分を隠しながら生活しているインクレディブル一家。 世間体を気にして、やりたい事も出来ず、自分を偽って生きている。 そういうことあります! 自分に言い訳して自分のやりたい事をやらない! 嫌われたくない、だから本当の自分を隠して普通のふりをして、 世間に迎合するために自分を偽ってる!
僕も生きてくためにはお金を稼がないといけないので、 会社の仕事を頑張って、 そのために自分がやりたいことを犠牲にしているところが多々あります。 本当は一日二十四時間『ドラゴンクエスト9』をやりたいのに (ゲームか!)(お前のやりたい事はゲームか!)、 翌日に仕事があるからゲームは一日一時間にしようとか、 ゲームと仕事だったら仕事を優先するとか (普通だ!)(世間一般ではそれが普通だ!)。

『Mr.インクレディブル』では娘のヴァイオレットが象徴的で、 本当の自分を偽ってるために、 地味に、地味に、地味に地味に目立たないように過ごしてるんですね。 好きな男子がいても物陰から黙って見つめてるだけ。 「本当の自分を知られてはいけない」ってプレッシャーが 自分をどんどん内向的にさせて、それでいて家では内弁慶で。 (中学生か!)(いや確か中学生だ)

そんな地味で陰気で無口なヴァイオレットが、 プレッシャーから開放された途端、 明るくはしゃいでジョークまで言うような元気な娘に変わってしまうのです! これはいわゆるオタクのカミング・アウトですよ! オタクで何が悪い! あたしはあたしに正直に生きるんだ、

僕も自分をよくみせたい、嫌われたくない、 いい人と思われたいから「他人の目」を気にした言動しますからね。 本当の自分は絶対そんないいやつじゃないのに、 そういうネガティヴな部分は見せない、自分を偽って過ごしている。 僕が唯一本音を出してるのはこの 『時速100キロのマッチー』だけです! (お前このページでさんざんウソばっかり書いてるやないか!) (僕のやりたいことは「嘘テキストを書くこと」だから、いいのです!) (ウソツキで何が悪い!) (悪いよ!)

(2012.12.24)

原題The Incredibles
邦題Mr.インクレディブル
公開/製作2004年/アメリカ
出演 クレイグ・T・ネルソン(Mr.インクレディブル)、ホリー・ハンター(イラスティガール)、 ジェイソン・リー(シンドローム)、サミュエル・L・ジャクソン(フロゾン)、 ブラッド・バード(エドナ)
監督ブラッド・バード

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