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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜


ところで英語には「セブン・ダーティ・ワード」ってのがあって (『コラムの花道』で町山さんが言ってた話の受け売りですが!) (豆知識が出てきたら大体は町山さんの受け売りと思って間違いないです!) (お前は町山村の住民か!)(そうです!)、 つまり言ってはいけない七つの言葉、 「Shit!(うんこ!)」「Piss!(ションベン!)」、 「Fuck!(ファック!)」「Cunt!(観音様や〜観音様やで〜)」「Cocksucer!(尺八野郎!)」 「Motherfucker!(マザファッカ・ジョーンズ!)」 「Tits!(おっぱい!おっぱい!)」ですね!

日本人も思い通りにならないとき「クソッ」ってつい言ってしまいますが (僕は言いませんが)(東北地方の方言で別の言葉を言います)、 そういうときアメリカ人は「shit!」っていうんですね (読み方はもちろん「シット」ですよ) (「シット・ダウン」とか言ったらうんこ投げられますからね!) (座ってちょんまげ(sit down)って言いたいときは「セダン!チョンマゲ!」 って言うのがいいらしいです)(チョンマゲは必須です!)

そして「ブーシット!(ブル・シット)」は牛のうんこ! 「ホーリーシット!」は聖なるうんこです! 何処の国でも排泄物の名称を口に出すのは世界共通なんですね! (きっとこの世界の共通言語は英語ではなくうんこだと思う!) (なんで昨日からうんこの話ばっかしてんだ俺は!)

さて、そんな風にうんこ真っ盛りの我がサイトですが (両親に申し訳なくて死にたくなって来ました)(死ぬな!俺!)(生きます!)、 「Mother Fucker!」を言わせたら全米一と言われるのがサミュエル・L・ジャクソンなら、 「Shit!」を言わせたら世界一なのが“ミニー”ことオクタヴィア・スペンサーです! この映画『ヘルプ』でミニーが放つ「Shit!」は最高です! (宅配業者に姿を代え女のマンションに忍び込む阿部慎之助ばりに最高です!)

ヘルプ、というのはヘルパー=家政婦さんの事なんですが、 ミニーは豪邸に住む金持ち白人に雇われてる黒人家政婦なんですね。 舞台はアメリカ南部・ミシシッピという黒人差別の激しい地域なんですが (ミシシッピアカミミガメで有名ですね!)(知らねえよ!) (ミドリガメの正式名称です!)、 そこでは白人と黒人でうんこも別! 黒人は家の外に仮設トイレを作られ外でうんこします!

しかし、出もの腫れもの所嫌わず。 我慢できずに白人用トイレでうんこをしてしまった家政婦のミニーが、 大変な目に会うというのがこの『ヘルプ』というお話です! (うんこ漏れそうなときとか思わず「ヘルプ!」って叫んでしまいますよね!) (そんなこと言われても通行人はどう助けたらいいか分かりませんが!) (コンビニとかで「トイレに入る前は店員に一声かけてください」とか張り紙あるとムカつく!) (そんなコンビニ二度と行かねえ!)(それどこじゃねえんだこっちは!)

そんな感じなので、基本コメディーとして作られてるライトでファンキーな青春映画なんですが そのテーマは「黒人差別」という重く深いものなんですよ。


ところで、この映画に出てくる仲良し白人四人娘ってのがいるんですが (本当は仲良いのは表面だけで、心の中ではお互い嫌ってるんですけどね!) (女四人グループで全員が仲いいなんてあるわけないです!) (女の友情は二人まで!) (あとは惰性か嫌われたくないからツルんでるだけ!) (知ってるんだから俺!)、 一人は黒人差別に疑問を持っていて、 二人はナチュラルな黒人差別主義者、 もう一人は 「友達が黒人を差別してるから自分も黒人を差別している。 本当はいけないことだと薄々感じているが、友達に嫌われたくないから流されてる」 という自分の意思のないファッキン・ビッチです! (いますよねこういう人!)

この映画は人種差別がテーマなんですが、 それは映画を観ればすぐ分かるのでそれは置いといて(本題について触れない映画テキスト登場!)、 このビッチ四人組の組み合わせが面白いんですよ! 特に四人目の優柔不断な「人に嫌われたくないから黒人差別をするビッチ」!
これって黒人差別に限らずいっぱいありますよ!

中日ファンでつるんで、仲間が誰か選手または監督の悪口を言うから(自分はそう思ってなくても) 追随するビッチ! ツイッターのフォロワが自分と正反対な考えを言ってるけど、 嫌われたくないから「そうですね」とか言ってしまうビッチ!

嫌われたくない、独りになりたくないから、 自分を捨てて他の人に合わせてしまう! お前それでいいのか! 他人に合わせて自分の主張ひとつ言えないチキン野郎! てめえが思ってるほどみんなてめえの言動なんか気にしてねえよバカ! 自意識過剰野郎が! 具体的に言うと俺ですが!(お前か!)(俺です!)

ま、やっぱ嫌われたくないですからね。 本当はやまさきの悪口言ってる連中とか全部ぶっ飛ばしてやりたいですが、 それ以上に不甲斐ないやまさきを俺がぶっ飛ばしたいので黙ってます! (まさかのやまさきバッシング)

(2012.12.12)

原題The Help
邦題ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜
公開/製作2011年/アメリカ
出演 エマ・ストーン(スキーター)、ヴィオラ・デイヴィス(エイビリーン)、オクタヴィア・スペンサー(ミニー)、ブライス・ダラス・ハワード(ヒリー)、ジェシカ・チャステイン(シーリア)
監督テイト・テイラー

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