INDEX

ある戦慄


ニューヨークの地下鉄に深夜ひとりで乗るのは、地下鉄で深夜にニューヨークに行くくらい危ないって言いますが! (秘技・順番入れ替え!)
電車!知らない人ばかりの出会い系・密室閉鎖空間! 何かあっても逃げ場もなければ警察も医者も飛んでこない! 都会の車両にはトイレすらない超デインジャラス・ゾーンですね! (ナゴヤドームのマウンドもデインジャラス・ゾーンです) (川上憲伸がおしっこを我慢したり山本昌がマウンドおりてトイレ休憩に行ったりします)

映画『ある戦慄』は、ニューヨークの地下鉄じゃないんですけど電車の中で、 いろいろ人が戦慄するって話なんですが、 これがまあ出てくる人出てくる人がダメな人たちなんです! 俺みたいに!

カミサンが疲れてタクシーで帰ろうって言ってるのに、 タクシー代がもったいないからって電車で帰ろうとするケチケチおやじ(俺のことかー!)、 子供夫婦にお金をせびりにいって断られて「最近の若い者は…」と愚痴をたれ流してるじじい(俺のことかー!)、 頭ん中はエロいことばっかりで、 女の前では格好つけてるけど中身はスカスカのダメなガキ(俺のことかー!)、 無駄にプライド高くて他人に対し上から目線で、 実はただのコンプレックスのかたまりの黒人兄ちゃん(俺のことかー!)、 普段は優等生ぶって友情に厚いふりをして、 肝心なときには何も出来ないチキン野郎(俺のことかー!)、 寂しくて自分の居場所を探し続けているひとりぽっちのゲイ(俺のことかー!)、 酒で失敗して何もかも失ったアル中男(俺のことかー!)、 電車ん中で大の字になって寝ている酔っ払い(間違いなく俺です!)。
もう電車ん中オレばっかり! もしも世界が100人のオレだったらの世界です! (ま、俺ゲイじゃないですけど) (ゲイと思って貰っても困ることはひとつもないのでそれでもいいです!) (いつかゲイになるかも知れないし!) (ゲイは身を助く!橋本将!)

電車内で傍若無人の限りを尽くす(ま、よく見るとそんな非道い事はやってないんですけどね) (非道いことをやりそうな仕草をしているだけで) (仕草っていえば江草はバレーの日本代表の人と結婚するらしいですね) (おめでとう江草!今度は離婚すんなよ!) チンピラ2人組に、 知らないふりをして何も出来ない乗客たち。 関わりたくない、巻き込まれたくない。面倒くさいことは見ないふりをして、 寝ているふりをして自分の降りる駅をじっと待つ。 自分も同じ電車の中にいるような感覚になって、何だか胸がとても苦しくなります。 (これはひょっとして…恋?)

電車の中で迷惑行為をする人を見かけたとき、 自分はどうするだろう? 「何が出来るか」は簡単です。注意することは「出来ること」です。 するかしないか!

ネットの書き込みでもよく目にしますよね!
「電車で化粧するバカ女むかつく!」
「前のやつのヘッドフォンから音漏れしてうるせーんだよ!」
「そこの座ってるやつ、妊婦さんに席譲ってやれよ!」
「うるせーよ学生!」
「リック邪魔だよ!」
「降りる人いるのにドア付近でがっしり仁王立ちしてんじゃねーよ!」
「ああムカつく!」

でもムカついても、注意はしないんです。 ネットではあんなに怒ってるのに! ネットで怒ったってしょうがねいじゃん! 本人に怒れよ!

でも、「わざわざ言うほど重要なことじゃないし…」 「考えてみればそれほど怒ってるわけじゃないし…」 と自分に言い訳して、本人には言わない。
出る杭になんかなりたくない、みんなと同じようにおとなしくして、 自分が先に降りるか、そいつが降りるのをポチのようにじっと待っている。 そして携帯のふたをあけて(うちはiPhoneじゃないんで)、 「電車なう。前で化粧している女いて超メーワク!」なんて打ち込んだりするのです。
電車で化粧する女に注意もできず、ネットで鬱憤晴らすネット・オンリーの口だけ番長! お前のことだよマザ・ファッカー!

…なんて書こうものなら 「ヨウゾウさん、それここで書かないで、本人に言えばいいじゃないですか」 って突っ込まれるので書きませんよ!

(2012.8.11)

原題The Incident
邦題ある戦慄
公開/製作1967年/アメリカ
出演 トニー・ムサンテ(ジョー)、マーティ・シーン(アーティ)
監督ラリー・ピアース

INDEX