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ミッション:8ミニッツ


芳本美代子が夫の金山一彦と河合美智子の不倫現場の八分前に行き、 夫の浮気を阻止しようとさまざまな妨害を企てる手に汗にぎるサスペンス・ミステリー! それがこの『みっちょん:8ミニッツ』です!(はい、これが言いたかっただけです!) (そんな映画ではありません!)(そんなタイトルでもありません!)

『ミッション:8ミニッツ』は(『みっちょん:8ミニッツ』ではありませんよ!) 主人公が他人の記憶の八分前に戻り、 八分後に死んでしまうその人の行動をやり直すというお話ですが (これで意味が分からない人はwikiでも見て下さい!) (俺がwiki見ながら分かりやすく書けばいいだけやないか!) (いやだ面倒くさい!)、 皆さんだったらもし誰かの死の記憶の八分前に行ってやり直すことが出来たとしたら、 誰になってどんな行動を起こしますか?

たとえば中岡慎太郎の死の八分前に行って「竜馬!おまん狙われちょるぞ、逃げろ!」 と坂本竜馬を逃げさすとか!(ま、中岡慎太郎死んだの襲撃の二日後だから、 死ぬ八分前に言っても病院のベッドで「痛い!苦しい!」ってもがいてるだけですけどね!) (「間違えた!」とか言って死ぬのも一興!)
まあ自殺志願者の人だったら首吊り、電気ショック、水死、墜落死など一通り体験してみて、 一番苦しまずに死ねる方法をチョイスするってのもありですかね! (そのために一通り死ぬ思いを経験しますが!)

そういえば『ベルサイユのばら』でおなじみの断頭台の露と消えるギロチン刑ですが、 実は「首を斬り落としてもその後数分間は意識がはっきりしている」って説があるみたいですよ! 首を斬り落とされて死ぬとき、 実際の「死」は頭部と心臓が切り離されたことにより血液の循環がなくなり、 脳に酸素が行かなくなったときに訪れるわけだから、 完全に脳の機能が停止するまで数分間のタイムラグがあるわけです (本当かどうか知りませんよ)(そんなの実験のしようがないですからね) (斬り落とされた首が「笑った」というホラーも現実かも知れないませんね!)。 そういうのも確認できますね!( 首だけ斬り落とされた断頭台の上からの眺めはどんなだろうか?) (誰が泣いていて、誰が笑っているだろうか?)

まあそういう映画が『ミッション:8ミニッツ』なわけですが (どういう映画か説明になってないですが!)、 最初は自分のために、任務として「8分間の繰り返し」をしていた主人公ですが、 経験を積むうちにやがて「他人のために」頑張ろうと気持ちが変化していきます。 それって、実際の人生のようじゃないですか!

僕も若い頃は(七歳くらいまでですが)、 それまでは自分の事ばっか考えてて、人生とは自分がいかに楽しむものだと思ってました! でも大人になって(八歳以降)、それは違うんだ、 他人を幸せにすることが自分の幸せにつながるんだよ! と自分の生きる意味を知りました!

この映画の主人公は時間を繰り返すことで自分の生き方を見つけましたが、 実際の人生では失敗したときに時間を巻き戻しすることは出来ません。 そんなとき、僕は杉良太郎の『明日の詩』を思い出すのです。

「人生が繰り返すことはないけど、やり直しならいつだって出来るだろう」

起こってしまったことはしょうがない。取り返しはつかない。 でも、でもやり直しは出来るんですよ!

みっちょんも浮気した金山一彦と仲直りして今は幸せに暮らしてるじゃないですか! (金山一彦にとんだとばっちりが!) (浮気はいけないよキンタ!) (誰だキンタって) (キンタ負けるな!)

(2012.9.22)

原題Source Code
邦題ミッション:8ミニッツ
公開/製作2011年/アメリカ
出演 ジェイク・ジレンホール(スティーブ)、ミシェル・モナハン(クリスティーナ)、ヴェラ・ファーミガ(コリーン)
監督ダンカン・ジョーンズ

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