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カンパニー・メン


サラリーマンやってる人ならそろそろ会社の上司に肩を叩かれ 「君がもし転職を考え、輝く未来へ一歩踏み出したいと思うなら、会社は全面支援するよ!」 みたいな言い方でリストラ宣告されてる頃だと思いますが!

まあ今そうでないにしてもそのうち絶対言われますから! リストラ・サラリーマンの戦いを描いた映画『カンパニー・メン』 は予習として観ておいて損はないと思います! (得もないですが!)

リストラのとき、会社は「全面的に再就職を支援」って言いますが、 言うと思いますが、 言うと友達に聞いたんですが(俺の友達もいっぱいリストラされました!)、 会社が「全面支援」って言ったときに具体的に何をしてくれるかというと、 ハローワークみたいな就職支援サービス会社にぶち込むだけですからね!

「就職支援サービス会社」ってどういうとこなのかというと、 『カンパニー・メン』に出てきますが、 オフィスに行くと、テーブルがあるんですね。それぞれ一人用で、 好きなところに座ります。 テーブルの上には電話があります。 そこでスタンバイします。 そして待ちます。
一時間…二時間…三時間… あ、昼飯はそれぞれ各自の判断でとってくださいね。 トイレ、休憩も自分のいい時間で行ってください。 四時間…五時間…ジリッ(ガチャッ!)
電話の着信音が鳴るやいなや全員が受話器を取る! 「ハイ!サトーです!このたびは求人ありがとうございます! はい!面接ですね!明後日ですね!分かりました!」

こんな感じで、 早いもの勝ちで企業からの求人を奪い合うんですよ! この世は弱肉強食! ぼーっとしても就職はもらえません! 力づくで奪い取るんです!

戦いに負けた人は、翌日も、その翌日も、朝から晩までずっとテーブルにすわり、 電話が鳴るのを待つのです。 面接の約束を取り付けるまで!何ヶ月でも!何年でも!
それが、「就職支援サービス」と呼ばれる会社の実態です! そんなゴミタメみたいなところに放り込むのが会社の言う「再就職の全面支援」の実態です!

ウソです。

ハッハッハ、早いもの勝ちの奪い合いだとか、 そんなテレクラみたいなことあるわけないじゃないですか!そんなテレクラみたいな… テレクラみたいに簡単だったら、よっぽどいいんですけどね…。 現実は、もっと厳しいです。

この不景気の中、僕もいつ就職支援サービス通いをする日がくるか分かりません! リストラ予備軍の僕だから、お金になる仕事なら何でもしますよ! 何なら高木監督のイメージアップのための「ジョイナス応援サイト」でも作りましょうか! >中日球団さま

(2012.9.4)

原題The Company Men
邦題カンパニー・メン
公開/製作2010年/アメリカ
出演 ベン・アフレック(ウォーカー)、ケビン・コスナー(ジャック)、クリス・クーパー(フィル)、トミー・リー・ジョーンズ(ジーン)、ローズマリー・デウィット(マギー)
監督ジョン・ウェルズ

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