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ブロークバック・マウンテン


職場恋愛とかいいですよね!(したことないですけど!)

まあうちの会社とかたまに結婚する人みんな職場恋愛ばっかりで、 お前ら本当によそでモテないんだなと思いますが(言うな!そういうこと言うな!) (もっと外で恋愛しろよ!手近で間に合わせてんじゃねえよ!) (言うな!そういうこと言うな!)、 まーでもたまにしか会わないで恋愛どうのこうの言ってる関係よりは、 毎日顔あわせる関係の方がお互いいいとこもダメなとこも分かってる感じでいいじゃないですか! 職場恋愛ばんざい! 上司とか同僚とか周りの目があるから離婚しにくいしね!(普通にみんな離婚してますが!)

『ブロークバック・マウンテン』はシーズンオフに牧場のアルバイトで知り合った二人が、 なかば強姦気味なファースト・インパクトで恋に堕ち、 本当の幸せとは何か、を追求する職場恋愛の話です! (そんな話だったか!?)(そんな話です!)(←こういう注釈入れるときは絶対そんな話じゃない!)

でも二人の愛には障害があって、テキサスという古臭い因習に縛られた地域ではこんな純愛は許されず、 お互いに妻もいたりしてなかなかうまくいかないんですね。
いいじゃないか妻の存在くらい! 俺は二人を応援するよ!

つまり二人はゲイってことなんですけど。(男同士!イエーッ!)

こういうこと言うと誤解されそうですが、男が女に抱く感情と男が男に抱く感情はまったく別のものなんですよ! 女房がいるのに他の女に手を出したらそれは浮気ですが、 男に手を出すのは浮気じゃありません!

男同士の友情って特別なものじゃないですか! だって女はいくら好きな女でも一緒にトイレには行かないでしょう? 男は一緒にトイレに行くんです! それだけで男と女は違うって分かりませんか! 女同士で連れションしますか! しないでしょう! 男はするんです!

女の前では男はつい格好つけて、 酒も酩酊するほどは飲みすぎないように、 タバコも相手がいやがるなら吸わないし、 会話が途切れないように相手を楽しませようといろいろ頑張るじゃないですか。 嫌われないように気を遣うじゃないですか。

でも、男同士は違うんです! 泥酔してみっともない無様な自分を平気でさらすし、 タバコも(相手が嫌煙家でも)吸いたい放題吸うし、 話題がなくても関係ない! 相手に気をつかわない! 喋りたくないときは喋らないし、相手を楽しませようなんてしない! 全然気をつかわないで好き勝手にやりますよ! それが男の友情なんです! イエーーッ!

大抵の男は女の人には気を遣うのに、男には気を遣わない。 それって、「女にはクローズな心を男にはオープンにしてる」ってことなんですよね。 男は(好きな)女の前では本当の自分を出さない。 でも、男同士なら違う! 女の人にはしないようなちょっと恥ずかしい話でも男同士ならしますよね! (ゲラゲラ笑いながら)(いつ精通したとか!)(鶴光のオールナイトで抜いたとか!)
女の人の前では自分の格好悪い話はしたくない、嫌われたくない、 って自分をセーブしてますけど、男同士なら本音しか出さないじゃないですか!

男同士は 「相手に嫌われたくないから気をつかう」 てことが一切ないから、 それくらいでガタガタ言うファック野郎になんか嫌われてもいいよって思ってるから、 それで嫌われるくらいだったら最初から友達じゃないからいいよ! 俺は好きにやるし、お前も好きもやれ! それで仲が壊れるなら結構! って世界ですよ! 「思いやり」? ファック! どうでもいいよそんなの! 相手への思いやりとか、優しさとか、気遣いとか、 そういうのがなくても成立するのが男の友情なんです!

そういう意味で、男同士の友情ってのは男女の恋愛より全然絆が強いし (女って一回ケンカすると引きずるじゃないですか) (男のケンカは一回やったら終わり!次に引きずらない!)、 相手に嫌われたくないから気を使う、ってのが一切ないし、 もし男同士の友情が恋愛に発展したら、 釣り糸よりも強い絆で結ばれると思うんですよね! (なぜ釣り糸?)(釣り糸は硬いよ!切れないよ!) (フグとかスパッときりますが!)(切れるんじゃん!)

ということで『ブローク・バック・マウンテン』は男同士の恋愛を描いたホモ映画なんですが、 内容は自分で観て下さい!

(2012.9.25)

原題Brokeback Mountain
邦題ブロークバック・マウンテン
公開/製作2005年/アメリカ
出演 ヒース・レジャー(イニス)、ジェイク・ジレンホール(ジャック)、アン・ハサウェイ(ラリーン)、ミシェル・ウィリアムズ(アルマ)
監督アン・リー

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