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チャーリーとチョコレート工場


これアメリカでは文部省推薦の教育的ムービーみたいですね! (文部省はウソですけど!)(お前昨日からウソばっかりやな!) (ウソつくと閻魔様に舌を抜かれるぞ!) (…という話がウソだと知ったときの僕の衝撃と言ったら!)

大人が子供に見せたい映画、それが『チャーリーとチョコレート工場』で、 どういう事かというとこの物語に出てくるクソ生意気なガキどもが、 大人の言うことを聞かずどんどん痛い目にあってザマーミロ! っていうお話なんですよ! 「お前たちも大人の言うことをきかないとこうなるぞ!ファック!」 っていう躾けのためのおとぎ話なんですね!
子供たちをおびき出してイケナイ悪戯をするのはご存知マイケル・ジャクソン! …風に顔メイクしたジョニー・デップです! ポーゥ!

マイケル・ジャクソン似のジョニー・デップがチョコレート工場に集めた少年少女は五人!

一年中むしゃむしゃものを食べてるうちに、 お化けかぼちゃとなってしまった体重二百三十七キロの少年、 ヘイスタック=カルホーン! (足のついてるものなら何でも食べちゃうぞ!)

大金持ちの娘でわがまま放題、 パンダの毛皮にニホンカワウソのマフラーで身を包むネカチモ美少女、 イライザ=ラガン! (イライザだって アンソニーやテリィが邪険にしなかったら本当はいい娘だったんだよ!)

天才スポーツ少女、趣味は優勝トロフィーを集めること! なんでも一番にならないと気がすまないプライド高き女、 リュウザキ・レイカ! (口ぐせは「よくって?」です!)

超天才でゲームオタク! 周りの人間を見下し、大人までバカにするダイモンジ・サトル! (誰が知ってんだよ大文字さとるなんて!) (『ゲームセンターあらし』に出てくるIQ三百の天才少年ですよ!) (ライバルだったの最初の一話くらいだけだったけど!)

そして最後の一人は貧乏子供! 「拾ったものは俺のもの」、 貧乏生活に心まで卑しくなり道に落ちてた金をネコババして使い込み、 汚い金でこのレースに参加したチャーリー・バケットがこの物語の主人公です! (主人公なのに心が卑しいのかよ!) (チョコレートのためなら何でもやる子供です!)

この五人がマイケル・ジャクソン似の男の寵愛を受けるため、 さまざまな試練を乗り越えたり乗り越えられなかったりするわけですが、 果たしてどの少年がマイケル・ジャクソン似の男に見そめられるのか! どの少年がマイケルと友達になれるのか! いろんな意味でハラハラドキドキです!

で、この五人の少年少女にはそれぞれ付き添いの保護者がついてくるんですよね。 それがどいつもこいつも役立たずなんです! 子供がわがまま言っても何もしない、 子供がピンチになっても何も出来ない、 このクソガキにしてこのダメ大人ありですよ! スーパーやファミレスで走り回って金切り声出して騒いでる子供を止めないダメ大人と一緒ですよ!

このクソガキどもは揃いも揃って親をナメ切ってるんですけど、 スーパーやファミレスで走り回って金切り声出して騒いでも止めない大人も、 「これだけ騒いでも僕のパパとママは止めないからやりたい放題だぜ!」 って親をナメ切ってるんですよ! うるさいから静かにさせろ! バカ親!

…という父親嫌いのティム・バートンの気持ちが伝わってくる映画でしたね! (あ、僕は寛容な人間なんで子供が元気なのはいいと思いますよ!) (満面の笑顔で)

(2012.10.10)

原題Charlie and the Chocolate Factory
邦題チャーリーとチョコレート工場
公開/製作2005年/アメリカ
出演 フレディ・ハイモア(チャーリー)、ジョニー・デップ(ウォンカ)
監督ティム・バートン

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