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トイストーリー2


俺、ものを捨てられない子供で、いつも叱られてばっかりで、 最近ようやくものを捨てられる子供になったんですね。

きっかけは引越しで、 「今度の引越し先は部屋が狭いから、 持ってくものはダンボール一箱!」ってルールを決めたのです。
ダンボール一箱縛り!
これは相当キツい!
だってその前の引越しのときはダンボール二十箱あったんですよ! それを一箱に減らすんですよ! アメリカの自動車会社だってここまでリストラしませんよ!
僕は心を鬼にしました。

でも、エイヤでやってしまえば意外と出来るもので、 自分の中の 「今すぐいるもの」「そうでもないもの」 がはっきりし、思い切ってものを捨てられるようになりました! (「いるもの」「いらないもの」で分けてはダメなんです! 「いるもの」も捨てるんです!)

たとえば一年使ってないものなんて捨てちゃっていいんですよ! 「この先使うかも知れない」ものも捨てちゃっていいんですよ! 必要な機会が来たらそのとき考えればいいんです! 今すぐ必要なものだけ残し、あとは捨てる! あと片付けの途中に押入れから出て来た漫画を読みふけない! 捨てる!

というわけで、ものを捨てるコツは、

  • 一年以上使ってないものは捨てる!
  • 「いつか使うかも知れない」は捨てる!
  • そのへんで買い直せるものは捨てる!
  • 他人の結婚記念グッズとかどうでもいいものは捨てる!
  • 基本「これがないと生活できない」以外は捨てる!
  • 『トイストーリー2』は観ない!

特に最後! 『トイストーリー2』は観ない! これが一番重要です!

この映画観てしまったらもう何も捨てられなくなりますよ! 引越しの荷物が増える一方ですよ! 絶対この映画の製作サイドに引越し業者の回し者がいますよ! つか俺が引っ越し屋の社長だったらアリのマークとかゾウのマークより ダンボールの中から悲しそうに覗いているジェシーの絵をトラックに描きますよ! (そしてディズニーに訴えられて何百億の損害賠償)

僕達はものを捨てるとき「必要なもの」「必要でないもの」に分類する。 そういってものを捨ててくうちに、 目に見えない、大事な何かを捨ててしまってるんじゃないか。

ということで、引越しのときは一番最初に「人の心」を捨てましょう! (まさかの「だったら心を捨ててしまえ」という結論) (引越しの鬼になるためには人の心など無用!) (誰が引越しの鬼になりたいと言った!) (俺!)

(2012.9.18)

原題Toy Story 2
邦題トイストーリー2
公開/製作1999年/アメリカ
出演 トム・ハンクス(ウッディ)、ティム・アレン(バズ)、ジョーン・キューザック(ジェシー)
監督ジョン・ラセター

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